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うんこ人間と猫

うんこ人間からの猫参戦

我に返った私は、うんこ人間を砂に埋めた。砂に埋まったその表情は読めない。しばらく脚をばたつかせたのち、しんと静かになった。

私はその様子にかすかに高揚した。普段は自らに亀甲縛りを施して楽しんでいるが、他人を緊縛するのも悪くない。深く息を吐く。無防備な尻の穴からうんこが出た。


うんこ人間の横にうんこを埋めていると、うんこ人間の頭から新たなうんこが生え、突然喋りだした。


「その美しい真っ赤な麻縄、見たことのない素材…さては貴殿が古より伝承されし異界より来たる救い人…血よりも赤き縄を司る者なのか!」


喋るうんこに驚いた私の無防備な尻の穴からうんこが出た。


真っ白な空を眺めながらふと昔のことを思い出す。 

口元を緩ませるたび身体に巻き付かせていた麻縄がきつくなる。ふと隣を見ると、おなじく口元が緩んでいる頭からうんこを生やした猫がいる。


そうここは彼の縄張りだったのだ。


慌てて立ち上がろうとした瞬間彼の緩んでいた口元が一気に開きうんこが溢れ出す。


私は麻縄をキツく締め直し後ろ足で砂をかける。

しかし嘲笑うかのように増え続けるうんこ。

私は麻縄をさらに締め上げ腹部を圧迫させる。縄が肉に食い込み代償として3日は痕が残るだろう。


迫り来るうんこに背を向け、脱力。


無防備な尻の穴からうんこが出た。


私の尻、そして口から溢れ出すうんこに砂をかける猫。


それから、私の身体に食い込む麻縄に触れてきた。


とても顔がデカい。


「…縛ってほしいのか?」


しかし、ここには私の身体を縛る麻縄が1本あるだけだ。


「すまない、縄が足りないのだ」


そう、首を振ると猫は頷き、尻からうんこを出した。

うんこ人間の運命やいかに…

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