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第0話 『プロローグ』

「将来の夢は何ですか?」


 小学生の頃、担任の先生にそんな質問をされたことがある。

 僕はそこで、迷わず「神様になって好き放題することです」と答えた。

 そしたら、教室からどっと笑いが起きた。

 先生はというと、顔をしかめて苦笑いしていた。


 僕は不満だった。

 別に、ふざけて言ったつもりはない。

 それは正真正銘、僕の心からの夢だったのだ。

 神様になる夢と、クラスのリーダーが言う「プロ野球選手になりたい」の、一体何が違うというのか。

 公務員にしても、ユーチューバーにしても同じだ。


 夢なんてものは、結局のところ、自らの欲望を表す鏡でしかない。

 求めるものが、富か、名声か、安定した生活かの違いだけだ。

 そこに規模の大小はあれ、貴賤(きせん)はないのだ。


 そして僕は、その全てが欲しい。

 富も、力も、名声も。

 夢も、希望も、安寧も。

 目に入るもの全て。

 考え得る可能性の全て。

 この世の全て、何もかもが欲しい。


 そんなことを言うと、人はみな、僕のことを欲深い愚か者だと嘲笑した。

 欲に溺れ、夢と妄想をはき違えた、愚か者だと。


 でも、僕はそうは思わない。

 僕からすれば、それは認識の違いだ。


 人生は一度きり。

 それなのに、多くの人は失敗を恐れ、

 妥協に妥協を重ねて、やりたいことを一つ、二つと諦めていく。

 そして、繰り返された妥協の結果、手を伸ばせば届く範囲に降りてきた目標を、

 自らの夢と信じ込むのだ。

 それこそ、愚か者のすることだ。


 妥協なんてしたくない。

 周りからサイコパスだの何だのと言われても、僕は自分の欲望に忠実に生きる。

 この世の全てを思うがままにしたい。

 その夢を実現するため、人生の全てを賭ける。


 でも、じゃあ、どうすれば夢を達成できるか。

 考えるべきことは多い。


 現時点で、僕は夢を実現することができていない。

 なぜか。

 思考の末、出てきた結論は「人間社会のルールが邪魔だから」だった。


 例えば、散歩中にお腹が空いて、たまたま目に入ったレストランに入ったとする。

 僕はそこで、好きなだけ料理を注文して、お腹いっぱいになって、満足して店を出たとする。

 そこまではいい。

 お金は持っていないので、もちろん無銭飲食だ。

 三十分後、僕は警察のお縄に付いていることだろう。


 あるいは、なんとなく気にくわないヤツがいて、そいつを金属バットでぶん殴ったとする。

 ざまぁみろ、どうだ見たかと、その時は晴れやかな気分になるに違いない。

 三十分後、僕は殺人未遂でお縄に付いていることだろう。


 そう。

 この人間社会では、欲望の限り生きていくことなど不可能に等しい。

 人間、大なり小なり、心の奥底には暗い欲望を抱えているものだ。


 でも、大半の人々はそれを押し殺して、日々を堪え忍んでいる。

 欲しいものがあっても、薄い財布を見て我慢し。

 嫌な人間がいても、必要ならヘコヘコと頭を下げて作り笑いを浮かべて。

 我慢に我慢に我慢を重ねて、日々を懸命に生きているのだろう。


 それは凄いことだと思う。

 簡単じゃないし、並大抵の精神力じゃ持たない。

 僕には真似できそうにないし、したいとも思わない。

 ましてや、そんな地獄のような世界で一生を終えるなんて、絶対にごめんだ。


 人間である以上、どうやっても人間社会のルールに束縛されてしまう。

 なら、人間を辞めるしかない。

 人間を辞めて、一段階上のステージへ。

 神様になれれば。


 そうすれば、人間社会のルールに縛られることはない。

 何もかもが自由。

 思うがままだ。


 欲しいモノは全て手に入れ、

 気が向いたら昼寝をして、

 美味しいモノを食べて、

 行きたいところに行って、

 見たい景色を見る。


 それだけじゃない。

 ホモ・サピエンスの殻から脱却し、新たな生物となれば、

 漫画や映画で見るような、超常的な力を使う夢も叶うかもしれない。


 のんびりほのぼのとした毎日もいいけれど、

 それだけではきっと飽きてしまうだろう。

 たまには、刺激あふれるバイオレンスな日常にも身を置いてみたい。


 人の姿を借りて、手に汗握るような戦いをしたり、

 少年漫画の主人公みたく、熱い青春を送ってみたい。

 アニメや漫画のように、口からビームを出して戦ったり、

 自由に空を飛んでみたり……。



 いや・・・・・・。

 わかっている。



 こんなものは、ただの願望。

 都合の良い妄想に過ぎない。


 世の中は簡単じゃない。

 神様なんて、なろうとしてなれるものではない。

 そもそも、この世界にいるかどうかさえ定かではないのだ。

 狂人の戯言と言われるのも仕方がない。


 僕は人間だ。

 二十万年の歴史を持つ、由緒正しきホモ・サピエンスで、

 それ以上でもそれ以下でもない。

 目からビームは出ないし、空も飛べない。

 人間である以上、どう頑張ったって、そこには限界がある。


 幼い頃はそれが分からなかったが、

 年を取るにつれ、世の中にはできること、できないことがあると分かった。

 この先、僕はきっと人並みに適当に生きて、

 人並みの山場と谷場を経験しながら、

 人並みに人生を送るのだろう。

 根拠はないが、そんな確信がある。



 いや。

 もしかすると、神様になれなくても、

 叶えたい願望のうち、一つや二つなら何とかなるかもしれない。

 たとえば、億万長者になって、山奥の別荘で悠々自適な毎日を送るとか。

 格闘技の世界チャンピオンになって、霊長類最強の称号を手に入れるとか。

 そんな未来も、可能性としてはあり得るのかもしれない。

 それまでの人生で血の滲むような努力をし、誰よりも多くの時間と熱意を費やし、

 類い稀な才能と幸運に恵まれれば、という注釈は付くが。


 でも、そんなふうに人間社会で成功しても、

 口からレーザー光線を出すことは出来ないし、

 熱い闘いに身を投じることも、華麗に空を飛ぶことも出来ない。

 そんなんじゃ、そんな中途半端な願いでは、僕はきっと満足できない。



 でも。

 できないからといって諦めるくらいなら、初めから夢など見ない。


 諦めきれない。

 諦められるわけがない。

 なぜなら、それが僕の夢だから。


 人の身体では、それは叶わない。

 でも、神様なら、それができる。

 だからこそ「神様になりたい」のだ。


 神様になる方法を模索するため、

 僕は青春時代の全てを捧げ、古今東西、ありとあらゆる古文書を読み漁った。

 現代では確立されていないが、

 太古の昔なら、あるいは存在したかもしれない、と思ったのだ。

 古代エジプトのヒエログリフから、古代インカの太陽神に関する言い伝えまで、

 少しでも関係ありそうな話はことごとく調べた。


 その傍らで、中世ヨーロッパの神学者の論文なんかも勉強した。

 フーゴ、カント、ヘルマン、ニコラオス・・・・・・。

 かの有名な神の存在証明なんて、考察ノートで本棚が埋まってしまったくらいだ。


 学校に行ってる間も、家に帰った後も。

 僕の頭の中は、神様になるための方法で一杯だった。


 いつからそんな生活を始めたかは分からない。

 気が付けば、僕の学生生活は終わっていた。


 まともに学校の勉強なんてしていなかったから、最終学歴は三流の無名大学。

 課外活動やボランティア、アルバイトの経験もなし。

 手元に残ったのは、何の役に立つのか分からないオカルトの知識のみ。


 そんな人間に良い就職先などあるはずなく、僕の就職活動は困難を極めた。

 ヒエログリフが読めたところで、社会では何の役にも立たないのだ。

 こんなことなら、大きな夢など抱かず、人並みの幸せを求めて頑張っていれば良かった。

 そう、後悔せずには居られなかった。


 結局、無理だった。

 不可能だった。

 神様になるだなんて、無理な話だったのだ。


 叶うわけがないと、諦めかけていた。


「あのゲーム」が発売されるまでは。



 ******



 オンラインVRゲーム「ANOTHER WORLD」。

 「自分好みの世界を創って神様になろう!」という謳い文句で売り出されたそのゲームは、

 世界中の人々に衝撃を与えた。


 ゲーム自体のクオリティの高さはもちろんのこと、

 まだ未完成のはずのオーバーテクノロジーが、大量に投入されていたからだ。


 人間と見分けがつかないレベルの自立型人工知能に、

 現実世界との区別が付かない完全没入型VRシステム。

 従来機種の一千万倍を超える記憶装置。

 脳波に干渉し、ゲーム内での体感時間を数百倍に引き延ばす時間加速機能。

 圧倒的な計算速度を持つ量子コンピュータなど、数え上げればきりがない。


 驚くべきは、従業員わずか数百人の中小企業が、それだけのものを作り上げたということだ。

 いや、それは正確ではない。

 より厳密には、その企業に所属する一個人が、その全てを開発したという。


 もし彼が科学者を志していたならば、今頃、世界中の科学技術賞を総取りしていたかもしれない。

 でも彼はそれらの技術を公開せず、自ら手掛けるゲームソフトにその全てをつぎ込んだ。

 世界中の科学者をして成し遂げられなかった偉業の数々を、ただのゲームにつぎ込んだのだ。


 世間は、瞬く間にそのゲームの話題で持ち切りになった。

 新聞やテレビでは、連日のように特集が組まれ、

 専用ハードを取り扱うゲームショップには長蛇の列ができた。


 そんな背景もあり、サービス開始からわずか1か月で、「ANOTHER WORLD」の販売台数は1億を突破。

 売り上げは200億ドルにも達した。



 さて、「ANOTHER WORLD」のゲーム内では、

 プレイヤーは神様になりきって、自分好みの世界を創ることができる。

 自然環境はもちろん、物理法則などの細かいパラメータまで調整することができるのだ。


 大半のプレイヤーは「中世ヨーロッパ風ファンタジー異世界」「1億2000千前の地球」「テラフォーミングされた火星」のように、最初から用意されている世界観で満足することが多いが、

 その気になれば、どんな世界でも創ることができる。

 創作物のファンが全力を出せば、「ドラゴン〇エストの世界」「スタ〇ウォーズの世界」の出来上がりだし、

 科学者が本気を出せば、「永久機関が成立する世界」「時間逆行可能な世界」の誕生だ。


 また、創り上げた世界に生息する生き物も、自由にカスタマイズ可能だ。

 デフォルトでは、現実世界に存在する微生物や昆虫、動物の他に、ドラゴンやユニコーンのような空想上の生物も用意されているが、

 自らの手で一から創り上げるのも良いだろう。


 もちろん、それだけではない。


 ゲーム内には、人間のように知能と感情を持った生物を出現させることができる。

 エルフやオークのようなファンタジー世界の住人はもちろん、

 オリジナル生物を登場させることもできる。

 ついでに物理法則の調整を行えば、魔法が使える亜人の完成だ。


 彼らは人間と同じように自我を持ち、実際にゲームの中で生きている。

 早送りモードで観察すると、彼らは独自の文明を発展させ、数を増やしたり減らしたりしながら生活を営んでいく。



 遊び方も様々だ。

 神様になって、世界を空から眺めるプレイヤーもいれば、登場人物になりきって第二の人生を謳歌するプレイヤーもいる。

 現在、プレイヤーたちの中でもっぱら流行っているのは、

 エルフや獣人のような自分好みの人型生物を生み出して、彼らに神様と崇めさせることだ。


 他にも、異世界ファンタジー風の世界で、いわゆる転移者になりきってチート付き異世界生活を謳歌したり、

 ほのぼの&まったりとした田舎生活を満喫したり、

 現実世界風の世界でスーパースターになりきって勝ち組人生を楽しむプレイヤーもいる。


 あまり公には言えないが、専用パッケージを使って倫理制限を外せば、R18なコトもできてしまうらしい。

 そうすれば、現実世界では晴らせない破滅的な願望を発散することもできる。

 例えば、ファンタジーな異世界に魔王として君臨し、人族を攻め滅ぼすとか。

 デフォルトで用意された現実世界そっくりの世界に、オリジナルのウイルスをばらまいて人類を滅ぼすタイムアタックを楽しんだりとか。


 むろん、あくまで非公式な使い方なので、調子に乗ってスクショをSNSにアップしたりすると、アカウント凍結処置を食らうらしいが。

 要はバレなきゃいいのである。


 とはいえ、「THE WORLD」の遊び方が多岐に渡ることは間違いない。

 プレイヤーの数だけ異なる楽しみ方があるのだ。

 クリエイト系のゲームが苦手で、自分で何かを作り上げるのが好きでない人には、

 はじめから用意されているセットの他に、インターネット上で公開されているものを使用することもできる。


 攻略サイトを中心に、インターネット上では職人と呼べれる人たちが、自身の創った世界や生物、物理法則のデータセットをアップしている。

 その中には、プロのクリエイター顔負けのハイクオリティなものもある。

 きっと、自分好みの素晴らしい世界観や設定が見つかることだろう。



 とはいえ、やはり自分の手で一から創り上げた世界を眺める楽しみは格別だ。

 かくいう僕も、つい一時間前まで、自分専用の世界を創っていたところだった。


 発売日に、運よくゲームを購入してから三年。

 僕は寝る間も惜しんで、自分だけの世界を作り上げた。


 同時期に始めた多くのプレイヤーが好奇心に負けて「創世」を中断し、ゲームに没頭する中、

 僕はただひたすら世界の製作に邁進した。


 デフォルトで用意されている世界も、ネットで高評価を受けている世界も、

 製作時間が短いせいか、ちゃんと作りこまれているフィールドは広くない。

 せいぜい東京都一個分くらいだ。


 物理法則や生態系が大雑把なため、ゲーム内の時間を加速したら生物が滅んでいました、という話や、

 何かのきっかけにパラメータが発散して世界が崩壊した、なんて結末もよく耳にする。

 デフォルトなら一万年。

 自作なら千年もったら良い方だろう。


 でも。

 そんなリアリティのない世界に君臨しても、僕はきっと満足できない。

 僕の欲望のすべてを叶えるためには、それじゃだめなのだ。


 それこそ、この現実世界に匹敵する規模、クオリティ、そしてリアリティがなければ。

 そのためには、自分の手で一から創り上げるしかなかった。


 物理、生物、化学、数学、天文学、歴史、オカルト…。

 創生に必要な知識は死に物狂いで学習し、足りない部分は試行錯誤で補った。

 生まれて初めて、死ぬ気で勉強した。

 すべては夢の実現のために。


 苦労して入社した会社は、ゲームを購入したその日に辞めた。

 安定した生活と、夢を実現するチャンスを天秤にかけた結果だ。

 思うところはあったが、迷いはなかった。

 時間が必要だったのだ。


 日常生活の憂いを断つため、勉強の過程で閃いたアイディアで特許を取得し、

 ライセンス料で生計を立てた。

 意外と何とかなった。


 一日一回の食事と三時間の睡眠以外は、全て「創生」につぎ込んだ。

 おかげで体重が20キロも痩せたが、そんなものは些細なことだ。


 結果的に、三年の歳月をかけて、僕の世界は完成した。


 フィールドも自作だし、そこに生きる生物の生態系から特性に至るまで、全て自分で作り上げた。

 マップの広さは地球とほぼ同じくらい。

 人間そっくりの「ヒューマン」の他に、亜人種も住んでいて、

 マップ内には様々な国家が乱立している。

 平和な地域もあれば、紛争地帯もある。

 極めてリアルである。


 度重なる試行錯誤の末、実装したいと思っていた魔法や超能力の再現にも成功した。

 ファンタジー風な地域もあれば、SFチックな地域もある。

 やってみたいシチュエーション、見てみたいシチュエーションを実現するための準備も整えた。

 既にゲーム内では2万年の時が経過したが、どこにも綻びは見られない。

 極めて順調だ。

 我ながら、中々の出来栄えだと思う。


 断言するが、出来上がったこの「世界」のことを、僕は誰よりも深く理解している。

 この世界において、僕に不可能なことはない。


 倫理規制は既に外してある。

 その気になれば、現実世界ではやりたくても出来なかった、あんなコトやこんなコトもできる。

 そして、それを咎める者もない。

 現実世界と違い、僕を縛る鎖はどこにも存在しない。


 僕はこの世界で神になるのだ。


「ふふ……ふふはははっ!」


 思わず笑みが漏れる。

 ようやくこの日がきた。


 僕は、万感の想いを胸に、ゲームを起動する。


「ククク……。手始めに何をしようか。

 秘密結社の総帥に、悲劇の悪役ごっこ!

 国を乗っ取って独裁者になるのもいぃい!

 世界を牛耳る悪役と、平凡なモブとの二重生活も捨てがたいぃ!

 バイオレンスな生活も良いけど、ほのぼのな日常も悪くない!


 いやしかし! まずはどちらから挑戦すべきか、迷うな・・・・・・。

 ん? いや、そうか!! 二重生活で両立すればいいんだ!


 夜は血みどろバイオレンスなサバイバルアクション!

 昼はほのぼの学園生活!

 あ、ついでに学園生活は、エンディング固定のギャルゲーハーレムルートにしたいな!


 おお!!

 いい! いいぞ!!


 あ、そうだ! 忘れていた!

 今流行の、異世界チーレム転生者風の冒険ライフもやらなくては!!



 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁー!

 夢が広がるぅぅぅぅぅううう!!!」




















「オホン…………。


 でもまずは、腹ペコの女の子にお腹一杯ご飯を食べさせてあげよう」



 ついにこの日が来たのだ。

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