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01-15 探索者ギルドの話し

 また前回、投稿が間に合わず抜けてしまいました(><;

 週二回は目標という感じが現状ですのでご容赦を(汗


※本日この後続けて、第一章半ばという事で、前半部登場設定まとめを投稿します。

 ニアに都の中を簡単に案内されつつ、探索者ギルドに着いた。

 建物自体は見た目、四階か五階くらいの高さはあると思う、石のブロックを積み重ねた様な造りの建物だった。ただ一階には窓がほとんど無く、大部分が倉庫みたいに使われているらしい。

 買取カウンターも一階にあって、探索者が持ち込む狩った魔物や、採集して来た素材等はそこで買い取りが行われるらしい。また裏側には、解体場も併設されているんだとか。


 正面には広めの階段が二階へと繋がり、その二階に入って直ぐの壁には幾つかの皮紙が貼られていた。貼ってあるのは常設依頼や、問題を起こしたりした探索者の手配書等、探索者に知らせる情報が書かれているんだそうだ。

 常設以外には、緊急依頼が出た時も貼られるらしいけど、それ以外の依頼書は貼られずに、基本的にはカウンターで見合った物を紹介して貰う形になるらしい。

 要は単純に、皮紙は安くないから、依頼毎に用意していられないって理由らしい。まあ皮紙は使い捨てでも無いし、当然の事ではあるんだろうけど、小説とかでの貼られた依頼書を早い者勝ち的に奪い合う、なんていうお約束が、見る事が出来ないっていうのは、一寸残念ではあるかも。


 正面にはカウンターで仕切られ、その奥にはギルドの事務所的な感じだろうか、机とかが並んでいて、書類仕事とかをしているのが見えた。

 ちなみにカウンターには、これもお約束な受付嬢って言える様な、美人な人も居たけども、むしろカウンターのこっち側じゃね? 的な筋肉質なおじさんとかも居た。

 まあ、カウンターのこっち側に居る、つまりは探索者なんだろう人達は、結構な率で見た目からして荒くれ者っぽいから、それなりに腕が立たないと、相対する業務なんか出来ないんだろうね。

 ・・・という事はだ、あの美人さんも、見た目に依らずそれなりの実力者って事になるのかね。

 ちなみに一階中央の買取カウンター入口を挟んで、階段は左右にあったけど、探索者は右側の方を使うらしい。左側は依頼者が使う用で、そっちから入ると依頼受け付けのカウンターがあるらしい。

 ありがちな酒場併設っていう造りでは無いけども、隣の建物が酒場兼食事処兼、治癒薬ポーションとかを売っている雑貨屋になっていて、ギルド直営らしい。右奥で渡り廊下みたいな感じで建物が繋がっていて、行き来出来るんだとか。


 ギルドの建物が一階独立みたいになっているのは、万一の緊急時には、このギルドの建物も避難場所みたいに使われるから、一階を強固な造り--窓もほとんど無いし--としていて、階段で出入りをある程度、態と不自由にしているっていう目的もあるんだとか。

 一階で防衛を固めて、二階以上が避難場所になるって訳だ。

 緊急時の内容は、当然それぞれの場所や状況によっても違うけど、ほとんどの場所で想定されているのがスタンピード、魔物の大氾濫と大発生だとか。

 大氾濫は、迷宮から魔物が溢れ出る現象だから、現在周辺に迷宮が無いこの都では関係無いらしいんだけど、大発生は支配種等に率いられて、魔物が群れを成して襲って来る現象で、この都の様に、周辺にゴブリンだとか草原狼グラスウルフの様な、危険度があまり高くない魔物しか居ない場所であっても、上位種が混ざったり、数が尋常では無かったりして、無視出来ない被害が出る事があるらしい。しかも突発的に起こるから、どこであっても安心出来ず、こうした避難場所の用意が必要になるんだとか。

 そうは言っても、町や都なんて外壁に囲まれてるから、そうそう進入される程の危険は無いと思うんだけどなあ。それとも、外壁も時間稼ぎくらいにしか役に立たないとか? なんて疑問を持ったら『魔物のランクにも因ります』と、カイに教えて貰った。

 外壁なんて通用しない魔物も居るから、何重にも安全策が必要って訳か。


 まあ、そんなギルドに入って、さて登録をと思う間も無く、僕とニアはギルド職員に、三階の部屋へと案内されたんだ。

 どうやらニアの顔を見て、職員の人は反応したらしい。

 考えてみればそうだよなあ。表向き正体は隠してるらしいけど、ニアは巫女であり、此の国の王女だもんなあ。なんて考えてたけども、どうやら違ったらしい。


「おはよう、エウジェーニアさん。

 こちらが勇者様でよろしいですね」


 案内された部屋に居た、妙にゴッツいおじさんに、部屋に入ってドアが閉められてから直ぐに、そう言われた訳だ。

 既に僕の情報が流れていたらしい。

 う~ん、昨日考えていた僕の情報については、思っていた以上に流れるのが早いのかも知れない。そうなると、色々考え直すべきなのかも。


「いやいや、昨日の内に勇者様召還が成った事、そして今日早朝には、王城から勇者様が探索者登録される事を聞かされていたので。

 エウジェーニアさんが一緒でなければ、分からなかったでしょうな」


 ニアは此処、索者ギルドのアランブル共和国王都支部で仮登録して、此処でしか未だ活動していないから、此の支部じゃ無ければ分からなかったって事らしい。

 しかも先行して情報を得ていれば、そりゃ分かるよね。


「無論勇者様の事は、現状では此の支部、しかも特定の者しか知り得ません。神々の事は必要最低限、っていうのは前提ですので。

 ああ失礼しました、俺・・・っと、私は此の支部で支部長を任されてる、ラルフ=コーウェンと言います」


 支部長だったのかあ。

 今この部屋に居るのは、僕とニア、支部長というゴッツいおじさん改めラルフさん、そして部屋まで案内してくれた職員のお姉さんの四人。

 此の部屋に居るって事は、このお姉さんも知ってるんだろうし、多分だけど僕達が来るのを待ってたんだろうなあ。


 ちなみにこの部屋と同じ様な部屋は、どこのギルドにも幾つか用意されているらしい。

 例えば指名依頼を受けたり報告したり、探索の結果得た情報のやり取りをしたり、依頼達成で報酬が大金に及んだ時とかの、要は他の探索者の目や耳が届くべきじゃ無い状況で使われる用らしいから、僕みたいなのが案内されても、それこそ情報のやり取りかな? 程度にしか思われずに済むっぽい。

 実際、登録して間も無い新人でも、使う事が少ないって訳でも無いらしいし。


 それにしても、ラルフさんの喋り方が見た目と違って丁寧だなあ、なんて思ったんだけど、所々おかしくなる。多分ムリして丁寧にしてるんじゃないかな。

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