プロローグ
全くの初心者!!
参上!!(`゜ω゜´)キリッ
どうか暖かい目で見てやって下さい...
《次はー〇〇駅次は〇〇です》
私は車内のアナウンスで目を覚ました
(そっか...私電車の中で寝ちゃってたんだ)
顔を上げて目をこすると何か冷たい物を感じた
(私、寝ながら泣いてたの?恥ずかしい...)
周りをそっと見ると皆こちらを見ていた
(やだ...恥ずかしい)
赤面しつつ涙を服の裾で慌てて拭いてやった
(あいつが悪いんだあいつが私を振ったから...)
そう、さっき私は2年間ずっと付き合ってた彼と別れたところだった...(ずっと一緒って言ったのに...)
別れた理由は彼に他に好きな人ができたからだった
私の心の中が空っぽになったようなそんな感じがした
(バカ...ばかばか...うぅ...ずびっ)
鼻をすすりながらポッケに手を入れて
テッシュを手探りで探したが見つからなかった
(て、テッシュがない...どれだけついてないんだ私は...)余計落ち込んで俯きになってため息をついた
「これ、使って」
急に自分の顔の前にポケットティッシュが
差し出された
「え、あ、え?」
急な事に私はぽかーんと口を開けてテッシュを
眺めていた
「腕つかれるから早く取って」
少し切れ気味に言われびくっとした
私は素早くテッシュを手に取った
「あ、ありがとうございます!」
テッシュを渡してくれた人は同い年くらいの男の子で
同じ学校の制服を着ていた
「あんた同じ学校の奴だよね?」
「え?あ、そうみたいですね?」
私は曖昧に返事をした
「なんで疑問形?まぁいいや...同じ制服だしそうだろ」《まもなく〇〇駅ー〇〇駅です》
「あ、俺この駅で降りるからじゃーね」
そういうと彼は電車から降りていった
(なんか凄い馴れ馴れしい人だったな...)
なんて私は思っていた
彼との出会いが私の新しい日々の始まりだなんて
この時の私にはまだ想像すらつかなかった