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2度目でも  作者: 爛々
1/1

プロローグ

全くの初心者!!

参上!!(`゜ω゜´)キリッ

どうか暖かい目で見てやって下さい...

《次はー〇〇駅次は〇〇です》

私は車内のアナウンスで目を覚ました

(そっか...私電車の中で寝ちゃってたんだ)

顔を上げて目をこすると何か冷たい物を感じた

(私、寝ながら泣いてたの?恥ずかしい...)

周りをそっと見ると皆こちらを見ていた


(やだ...恥ずかしい)


赤面しつつ涙を服の裾で慌てて拭いてやった

(あいつが悪いんだあいつが私を振ったから...)

そう、さっき私は2年間ずっと付き合ってた彼と別れたところだった...(ずっと一緒って言ったのに...)


別れた理由は彼に他に好きな人ができたからだった

私の心の中が空っぽになったようなそんな感じがした

(バカ...ばかばか...うぅ...ずびっ)

鼻をすすりながらポッケに手を入れて

テッシュを手探りで探したが見つからなかった

(て、テッシュがない...どれだけついてないんだ私は...)余計落ち込んで俯きになってため息をついた


「これ、使って」


急に自分の顔の前にポケットティッシュが

差し出された


「え、あ、え?」


急な事に私はぽかーんと口を開けてテッシュを

眺めていた


「腕つかれるから早く取って」


少し切れ気味に言われびくっとした

私は素早くテッシュを手に取った


「あ、ありがとうございます!」


テッシュを渡してくれた人は同い年くらいの男の子で

同じ学校の制服を着ていた


「あんた同じ学校の奴だよね?」

「え?あ、そうみたいですね?」


私は曖昧に返事をした

「なんで疑問形?まぁいいや...同じ制服だしそうだろ」《まもなく〇〇駅ー〇〇駅です》


「あ、俺この駅で降りるからじゃーね」


そういうと彼は電車から降りていった

(なんか凄い馴れ馴れしい人だったな...)

なんて私は思っていた




彼との出会いが私の新しい日々の始まりだなんて

この時の私にはまだ想像すらつかなかった

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