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リーナとの夜

アコー 「ふ…ふひっ♪いよいよですねっ!」



バシッ!!!



アコー 「っ!?!?」


モニカ 「アコー、何をしているのですか?この伝石…没収します。」


アコー 「え、ちょっ…だめよ~それはだめ!ね~おねがい!」


モニカ 「…。フッ!」



パキンッ



アコー 「あ、ああああぁ!!!そんなぁ~活力源がぁ!!!シクシク…。」


モニカ 「口でシクシクとか言わないでくださいよ。嘘泣きなのが…って、マジで泣いてる…。」


アコー 「ふええぇ~ん。私の新しいおかずが~!!!」


モニカ 「は?」




泣きながらアコーは去っていった。



残されたモニカは…


モニカ 「ふふっ、やはりそうでしたか。でも、違う伝石を砕いたとは気付かなかったようですね。今日の仕事は終わりなんで…ワタシが部屋で楽しませてもらいましょうかね。うふっ♪」



そんな妖しく笑うモニカの後姿を…



バルちゃん 「大人は怖いね…。」



白髪の少女が眺めていた。















 二回三回と軽めの口付けを交わす。


「タケル。脱がしてくれないかい?」


 リーナは回した腕を放すと、そう言いながら長袖のシャツをアピールする。


「なんだ?脱がしてほしいのか。子どもだな…。」


 俺は苦笑いしつつ、自分の勇者の剣をあまり意識しないようにしながらリーナのシャツのボタンを外していく。


 「む。その言い方はどうかと思うよ?ここは殿方がリードするべきだと考えたんだよ。」


 その表情にもドキリとしてしまう。うう、ヤバイヤバイ…


 『黒いキャミソール!』が現れた!


 黒がお好きなんですね!


 思わず目を逸らすが、逸らした先には床に放たれた黒の紐パンががが…


 黒がお好きですね…


「どうしたんだい、タケル?」

「いや、リーナは黒が好きなのかなーってな。」

「タケルは嫌いなのかい?でも、ボクたち黒ずくめ同士じゃないかな?」


 おっしゃる通りで。


 でも、一時的とはいえ白ずくめになったんだよな俺…


 リーナが白を纏った場合をイメージする。


 白衣とは別に、白いキャミソールに白い紐パン!


 黒っぽい肌にマッチする。実にイイ!!!


「うむ。白もアリだな。もちろん、黒でもアリだが…。」


 そう言ってリーナに向きなおる。


「そのようだね…。」


 おい!下を凝視しないでくれたまえ!


 今の白リーナのイメージで元気なんだ!


 もちろん目の前の黒のキャミソール姿のリーナのおかげで元気でもある!


 だが、ふと疑問に思う…。


 キャミソールがこの世界にあることを…


「その黒いの『キャミソール』であっているのか?」


 俺の質問にキョトンとする。


「え、ああ…女性用の下着だよ?名前はちょっと…他所の国で売られているらしいんだけどね。それを旅の行商人から買ったんだ。もちろん商人は女性だよ?さっき脱いだパンツとセットだったんだ!エンチャント付きで、着やすくてね♪なんと言っても上下セット価格だったからお得だったよ。色違いに白も購入しているんだ♪」


 そうか…白もあるんだな?


 先ほどの白リーナのイメージが鮮明に蘇る!


 ああ、イイっ!!!すばらしい!!!


「…っごく。タケル、白のほうがよかったのかい?でも、いたす時に白は…ちょっと。見せる分なら大歓迎だけどね?」


 ほう?俺のために一人ファッションショーをしてくれると?


 そう言いながらも視線が押し上げられている布に固定されているのが…


 俺は見られて喜ぶような…


 いや、止しておこう。事実だ。現実だ…


 初めてだもんな…


 男として歓喜しているのだ。俺の勇者の剣に悪気は無い!


 生理的現象です。













「ねえ、タケル。仮面。」


 そう言われたので、OFFする。


「ん。ふふっ…皆はタケルが仮面の男としかまだ認識してないんだよね。この素顔はボクたちを含めた数人だけが知っているんだよね…。不思議な気分だ。高揚してしまう。」


 そう言いながらソファーから立ち上がると床のパンツを回収する。


 み、見えた!


 見えてしまった…。


 わざとかね?


「流石に置きっぱなしはどうかと思うからね、かごに入れとくよ。それと、灯りも流石にこのままじゃボクが恥ずかしい。」


 見られたことには気づいていないようだな…わざとではなかったのか。


 部屋の隅に置かれたかごに黒の紐パンを入れると、次に机の引き出しを開けてランプのようなものを取り出す。


「このランプも城の灯りと似たようなつくりなんだけどね。これはボクと共に旅をしてくれた物なんだ。」


 懐かしむように抱える。


 そうか…昔話をしたからこそ、言ってしまったからこそ、今では普通にしていられるのだろう。


 そうでもなけりゃ、嫌なことを思い出してしまいそうな一品だ。


「この子も型式が古くてね…。ライトオン!って言ってもつかないんだよ。手動式ってヤツだね。何度も魔石を交換してこの地まで共にいてくれた数少ない友だよ。」


 かちゃかちゃといわせながらいじっている。


 ポッ!っと言う音と共に灯りがつく。オレンジに近く、温かみがある。


 照らされるリーナの顔が首が、その鎖骨が艶めかしい!


 おおう!雰囲気が凄いね!


「それじゃあライトオフ!」


 部屋の明かりは消え、リーナが持つランプの放つ光だけとなる。


 そのまま机の上に置くと…


「それじゃあ、ボクは今からタケルと…」


 俺に近づくと、そのまま肩に手を置き軽く俺を押す。


 俺はされるがままにソファーに横になる。


 ごそごそといわせながらリーナは靴を脱ぐとソファーに上がり、俺の上をまたぐ。


 そして、ゆっくりと腰を下ろした。


 おおう!焦ったぜ!


 だが、俺の腹の上に座っているリーナは俺を見下ろしながら…


「やっぱり怖いね…。痛いんだろうか…。」


 身じろぎする。すると、水音がした。


 腹が少し冷たい…だが、熱い。


 なんとも言えんな…


 大事なところはスカートで見えないのがなんとももどかしい!!!


「それじゃあ…タケルっ…覚悟ッ!!!」


 そう言って、後ろ手で俺の勇者の剣を隠していた布を奪い取った!


 スースーするね。


 そして、ちらりと開放された剣に目をやるリーナ。


「ん、ごくっ。大丈夫、今のボクなら…」


 そう言い聞かせて頷く。


 そして、布を投げ捨てると俺に向き直り、両手を俺の頬に添える。


 俺も、リーナのくびれた腰に手を添えた。


 リーナは気にせずそのまま俺に顔を近づけると熱く今までとは違う口づけを…


 おうい!舌が入ってきたぞ!


 お互いに絡め合う。


 初めての快楽に脳がしびれるような感覚が…


 そして、堪能しつつも名残惜しそうに離れていく…


 顔を俺から離したリーナは右手を後ろに回し俺の…


 ヤバイヤバイ!!!


 掴まれた刺激だけでも果ててしまいそうだよ!


 そして、そして…




































<勇者の力により隠匿されました。>


<え?わたしですか?もちろん REC しましたけど?>

<昨日の夜のもちゃっかり REC してましたよ?>

<え、観たいですか?えーどうしましょうかね…。>





















































 ああ、果てるのがお互い早かったとだけはここに記す。




 お互いに浅い息を繰り返す。


 リーナは凄い汗だな…


「ボクとしては…流石に…つか…れた…。」


 あら、初めての感想がそんなんでいいのか?って眠りそうだなおい。


「おいおい、風邪引くぞ?」

「ぶー。その時はタケルにお世話になるよ。だから、今はこの幸せな気持ちのまま眠らせてくれ。」


 そういわれたらね…。


 俺の上で果てるリーナの髪を優しく撫でながら…


「おやすみ、リーナ。」

「ん。おやすみ、タケル。」


 俺もこの心地よさに、彼女の温かさに…意識を手放した。








 

























ん?アルトさんが何か言っていたようですね。


「勇者の力で隠匿」と「魔王の力で削除」


どこまで書けるか分からないのでそういった処置をいたしました。


ノクターン…


いや、その…どうしようか考えてはいます。



そこまで文章力はないですがね…。





これまでブックマーク、評価してくださった皆様ありがとうございます。


ブックマークしていただけるだけで感激です。


※決して大げさではありません。


これからも尽力させていただきます。


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