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第8話(月夜祭)

 時は12年前。その頃は ちょうど、世界の あちこちでは海賊、山賊、強盗団といった集団が現れ、犯罪の溢れる時代で あった。今は警備が厳重にこそなったが。

 その混乱のさなか……セナ・ジュライ。年は5。

 両親は窃盗団の一味であった。

 幼いセナは両親と共に窃盗を しばしば行っていた。月の無い夜、迅速かつ あっさりと村一つ、村中の金品を盗みまくり、朝日が昇る前に姿を くらます。これの繰り返しであった。その窃盗団の名は『赤いバラ』で あったらしいが……さだかではない。

 隠れ家が一つあった。とても大きな家で、外から見ると ただの村の集会所か何かに見える。お金が無いホームレスなどは、ここに住み着いている事もあった。そしてオボロゲながら覚えているのは、そこで寝泊まりした際に聞いた、両親のヒソヒソ話で あった。

「ねえ あんた……お頭、次は何処へ行くって言ってた?」

「アサバ村だ。南の。ちょっと遠いがな」

 そんな会話を、寝たフリをしながら横で幼いセナは聞いていた。

 アサバ村かぁ……行った事無いなぁ……。

と、そんな事を考えながら。


 そして次の日の朝。目が覚めると、両親も仲間たちの姿も何処にも無かった。

 きっと、遠いからすぐに行ってしまったのだろうと思った。思った瞬間、両親の元へと走り出していた。隠れ家の秘密の倉庫に あった金を少し持ち出し、村への切符を手に入れて馬車に乗り込んだ。仲間たちは それぞれ一人一頭の馬を持っているので、こんな荷馬車じゃ追いつけないだろうとは思ったが。

 数日かかって。村に着いたのが朝方。朝日が少し顔を現した頃。正確に言うと、荷馬車は昨夕この村より もっと離れたタミダナの街に着いていた。そこから徒歩で、夜中いっぱいかかって子供の足で この村へ辿り着いたのだった。

 しかし。

 着いた時分には、村は襲われた後で。なんと警察員で いっぱいであった。一人の警察員がセナを見つけてしまう。セナは目が合った瞬間、逃げ出してしまった。

 それが不信感を抱かせてしまい、結局セナは捕まり、厳重な取り調べによりセナは窃盗団の一味だとバレ、監獄に放りこまれてしまった。

 小耳に挟んだが、今回アサバ村を襲った『赤いバラ』は、村の近くの海から現れたそうだ。

 大船を一隻買い、馬を乗せて。

 アサバ村へは陸路ほぼ一本道だったのに すれ違いにならなかったのは、そのためであった。

 運悪く、セナは捕まってしまった。隠れ家もバレてしまったが、警察が踏みこんだ時には宝も人も居ない、もぬけのカラだったという。

 窃盗団の お頭は、セナが捕まった事で隠れ家を早々に移転し、足がつかないようにしたのだろう。頭のキレる人だった。

 一方、ドジを踏んだセナは、監獄生活を送る事になった。窃盗団の一味……とは言ってもまだほんの子供だったセナは、5・6年で ここから出る事ができるのだった。

 セナは、親に見捨てられていた。子供が捕まったというのに、迎えにも来なかった。

 政府側として、このような子供は孤児として処理されている。とはいっても、設備も体制も何も無い時代だったから、放ったらかしの好きに生きろ状態で他には何もしてはくれない。

 運の良い者は養子として何処かに引き取られ育てられる。それ以外の者は……独力で生きるしか、ない。

 死ぬか生きるか2つに1つ。その結果が、窃盗団なんてものを生むのだが。政府が本格的に改革に乗り出すには、もう少し時間が経ってからであった。

 セナは監獄で、一室与えられた。ここは監獄とはいっても ある意味、学校や寮のような雰囲気で あった。少年収容所、という所にセナは居た。

 セナと同じような境遇である子供ばかりが集められ、食事などを規則正しく共にする。起床、朝礼、本日の仕事、入浴、就寝……といった事が全部決められている。本日の仕事とは、雑用など。草むしりや掃除などだ。

 自由時間は あっても、部屋から出てはいけなかった。また、集合時間に遅れたりすると厳しい罰が下される。食事抜き、一日反省室、ひどい看守などが居る時は隠れて拷問を受ける。

 さっき学校や寮のような雰囲気と言ったが……それは規則正しさなどを例えて言っただけで、そんなワイワイといったものでは無い。

 言葉などは あまり交わす事も無いのだ。


 監獄の周囲はおごそかに有刺鉄線が張られた高いフェンス。もっと昔、それでもそこを上り、外へ出ようとした子供が居たらしいが、高いフェンスの てっぺんには強い電流が流れており、知らずに焼死してしまったらしい。

 それ以来、ここを抜け出そうと思う者は居ても思わなくなってしまった。


 まさに地獄の収容所。セナは そんな所に放りこまれてしまったのだった。


 一室を与えられたのだが、実は2人部屋でセナよりも先に もう一人そこに子供が居た。

 レイ・シェアー・エイル……当時6歳で あった。2人は、ここで出会う。


 2つの勉強机と2段ベッドと、一つの窓が あるだけの部屋で、彼らは何年間かを過ごした。

 驚いた事に、セナとレイは仲良くなっていた。周りからは親友だろうと思われていたぐらいだった。セナがレイと仲良くなれた理由は特には……無い。ただ……レイの神秘的な強さを秘めた瞳にセナは魅せられた、とでも言っておこう。


 たった一歳の年の差なのに、レイは世界中の事をよく知っていた。レイの実親は普通の人だったらしいのだが、ある日 家に置き去りにされて、それから外を迷いながらも どうにか生き抜き、ツテで盗賊団のボスに気に入られたのだという。

 盗賊団に入り、世界中に渡る盗みをしまくった。せいぜい大陸一つか二つぐらいしか行った事の無いセナにとって、レイの話す世界の事は とても興味が いった。

 世界の真ん中あたりにある火の島は、島全体が消える事の無い炎に包まれているんだとか、東の方の大陸は民族間でトラブルが絶えないんだとか、北極の方では氷で出来た島が いくつもあるんだとか。

 そういった話の中で、『七神創話伝』の話も出てきた。四神獣……朱雀、白虎、玄武、青龍についての話が何章かあって一つにまとまったもので、名は売れているが実際に全部を知っているものは少ないらしい。

 レイは この話に出てくる青龍というものが特に好きで、一目見たいと漏らしていた事がある。四神獣の復活の意味……それはレイもよく知っていた。今から思えば、その頃から野望を抱いていたのかもしれない。

 レイは、天才とも言えるかもしれない頭脳を持っていた。普段の生活の中でも それはうかがえた。冷静で、やる事は徹底し、粗が無い。大人でさえも言葉巧みに言いくるめる。セナがミスをした時、レイは自分が やったと申し出た事が あった。

「俺が やりました。責任をとって、今日の夕食は抜きで お願いします」

と言い出し、看守は その通りレイに夕食抜きの罰を与えた。レイは後で こっそり、セナに、

「今日の夕食知ってるか? あのクソまずい さや菜のバター蒸しだぜ。あんなの食べさせられるくらいなら抜きの方がマシだぜ」

と舌をペロッと出した。おかげでセナは まずい食事を とる事が出来たが やはり申し訳なく、セナは こっそり夕食のパンを一つ隠し持ち、後で こっそりレイに あげた。

 レイは受け取って嬉しそうに食べてはいたが。後で考えると、それも策略の一つだったと思う。セナの性格を見抜き、夕食を少し残して持ってくるだろうと……。

 それを計算に入れ、行動をとったのではないかと。

 でも、セナは あえて探るような真似はしないでおこうという事にした。


 また、レイは魔法も少し知っていた。軽く、人をコカす程度ではあったが。

 その技は、窃盗団のボスに教えこまれたんだという。

 世界の事、伝説の事なども、全部そのボスから教えこまれたのだといい、セナが来る一年前、やはり5歳の時ドジを踏んで逃げ遅れて捕まってしまったらしい。

 セナと違って、レイは そのボスを尊敬し、実の親のように思っていた。セナが自分を捨てた親を激しく憎んでいるのに対し、レイは実親の事など頭からも感情からも まるで無視し、始めから居なかったという事にしていた。


 レイは ここから出たら、世界の何処かに居る天神あまがみという人を訪れてみると言っていた。そして2人が別れた日……即ち、この監獄から出所した時。簡単な挨拶だけをして、サッサと別れてしまって……それきり音沙汰無しであった。



「出所してから、6年になる。俺は17、あいつは18になった。別れたきり……レイの事は何一つわからない。あいつに何があったのか……それに……」

とセナは言葉を詰まらせた。

「少なくとも、別れる時までは普通の人間だったわけね」

「どうして……? どうしてなんだろう」

とマフィアと私は悩んだ。

 セナの話は、私にとって衝撃であった。まさかセナが窃盗団の一味だったとは。それに、囚人生活も経験済みだとは。そしてそんな所でレイと出会うとは。

 セナは苦しんでいる。

 今の表情から わかる。

 胸が、その顔を見ているとチクチクしていた。とにかく何か、励ましの言葉をかけようとした時。背後で呼ばれた声がしたので見ると、楓ちゃんが居た。

 楓ちゃんは私たちに外へ来いと言った。

 言う通り ここ『幸福亭』を出ると。店の前で村長及び5・6人の村人がズラリと横に並んで待ち構えていた。びっくりして見ると、村長は いきなりペコリと頭を下げた。

「わしらが馬鹿だったのだ。楓の言う通り、泉一つで あーだこーだと……。それに、操られていたとはいえ、あんたらに危害を加えて……すまんかった」

 村人たちも後に続いて頭を下げた。私はセナとマフィアと顔を見合わせ、村長に言った。

「ううん。もういいんです。そんなに謝らないで下さい」

 さっきは有頂天だったけど、今は そんな気に ならない。だいたいレイが この村を襲ったのも、きっと私を殺すためだし。村長さんが私に疫病神と言った、あれは正解だと思う。

 だから、本当なら謝るのは こっちの方なんだよね。

 でも あえて言わない。卑怯かなと思うけど……。

「村人を助けてくだすった お礼に、祭を開こうと思います。毎年、一年に一回 月夜祭というものをするんですよ。満月はもう過ぎましたがね。遅いですが、歓迎も込めての祭です」


 村中で、祭が開かれた。

 灯りが蛍のように灯され、神秘的な感じを出している。ドンドンと村の広場では、いくつもの太鼓が叩かれ、出店も出回っていた。人は ごったがえしていて、気を抜くとフラッと迷子になりそうだった。私の居た世界と同じ。カラオケ大会もあるし、夜店もあるし。ヤグラもあって、何やら楽しく懐かしい感じだ。

 わたあめ、イカ焼き、たこ焼き、射的、輪投げ……に似たようなものが たくさんあった。私たちは顔を知られているので、全部タダであった!(やりー!)

 私ったら大はしゃぎで店をまわり、カラオケでは飛び入り参加で『おぼろ月夜』を歌った。なのはーな ばたけぇーーに、いぃりーひ うすれーー……♪

 割と評判で。こんな歌は聞いた事が無いと言われまくった。そりゃそうでしょう、私の世界の歌なんだから。ハイになっていた私は、アンコール、と言われ今度は『○ーンライト伝説』も付けて熱唱しまくった。

 ごめんねぇー素直じゃーなくーてー……♪



 カラオケで大喝采を受けた後、マフィアとセナの所へ戻るとセナの姿だけ無かった。

「あれ? セナは?」

と、スルメ……のようなものを食べながらマフィアに聞くが、マフィアは知らない、と答えた。

 捜してくるよと言い残し、私は人ごみに紛れながら歩いた。途中、村人たちに名を呼ばれながら。出店の主人から食べ物をもらいながら。

 村の外れの、人気ひとけの無い所。巨大な岩が いくつか重なり高く積んであり、置いてあった。その一番大きな岩の てっぺんに、セナが ちょこんと座っていた。

 セナを見つけて、私は岩を登る。割とゴツゴツと足場が あったから、すぐに登れた。でも出店の主人たちに もらいまくった食べ物などは持ちきれない分、下に置いてきた。

 そうやってセナの居る所に辿り着くと、セナが振り向いた。

「何してるの?」

と私がハアハアと息を整えながら聞くと、セナは「いや、考え事」と言って顔を背けた。

「ふーん……」

と私は、セナの横に座った。足は放り出しブラブラと空に浮かし、岩の上に2人並んで座っていた。高いので、森が上からよく見える。ポツポツとした、明かりも見える。風は そよ風。すごく気持ちいい。何より、少し欠けた月が すごく近くて明るいのに驚く。

 ちょっと重い空気の中、私は持っていた たこ焼きもどきを「食べる?」と言って差し出す。だがセナは「いや。いい」と言って断った。昼食も ろくに食べてないし。店の食べ物も全然 手をつけなかった。これじゃ、体の方が心配だ。

 ふいに、セナが口を開いた。

「俺……まだ信じらんねーんだよな。レイが、あんな風に なっちまった事」

 前髪を手で上げ、頭を抱えた。そして足に ひじをつき、片手で あごをついた。

「昔から やる事なす事 完璧な奴で、頭も良くて……ほんっと、すげー仲良かったんだぜ、俺ら……それが、何で あんな……」

 下を向いて、一人言のように呟いた。

 泣いているのかと思ったが、よく見えない。いや、泣いては いないようだけど……。

 私は、たまらずセナに叫んだ。

「きっと何か理由があったに決まっているよ! 昔が どーとかより、今これからの事を考えようよ! ね!?」

と一生懸命 訴えた。

 思いつきで言った割には結構 良い事を言ってると思ったんだけど。セナに どうかしら? という顔をしてみた。セナはフッと笑い、「……そうだな」と私を見た。

 月の光に さらされたセナの顔は、いっそう綺麗さが増した。ドキドキした。

「お前も不思議な人間だよなぁ」

と、セナは急に変な事を言い出した。え? と顔をしかめると、セナは さも面白そうに私を見た。

「こんなトコいきなり来て、帰りたいなんて言わねーじゃん。今まで一言も」

「あ……」

 そう言えば、言った事が無いねー。

「お前は救世主が どうとかより、元々普通じゃないんだろ」

 一瞬、はあ? と思ったが、すぐにピンときた。つまり何? 私が変人って事?

「うるっさあい! セナだって男には見えないもん!」

と、その場でスックと立ち上がり、セナを指さした。

 セナは思いっっっきり傷ついたようで。カチンときて同じように立ち上がり、私よりも上から罵声を浴びせる。

「余計な お世話だ! 俺は女顔だって言われんのが嫌いなんだよ! そっちこそ女に見えねーー!」

「何ですってぇ!? 放っといてよ! 男女! オカマのカメさん!」

「うるさい! 子供ガキ! まなイタ! 短足! 馬鹿! マヌケ! ドジ! トンマのトンちゃん!」


 ト……!

 ……はーはーと、息をつく2人。


 何よ何よぉ、あんた ちょっと口が悪いんじゃないのぉ!?

 ……って、こんな所でケンカして どうするんだか!? せっかくセナを励ましに来たってのに、これじゃ逆効果じゃない!

 でも、セナの馬鹿! 何も「まなイタ」は無いでしょ、「まなイタ」は!

 それに「短足」って! 何よ、自分が ちょーーっとスタイルいいからって……くそぉ、言い返せない自分が すっっごく情けないったら。

 しばらく睨み合っていたら、セナの方が先にプッと吹き出した。

 そしてアハハハ……と しばらく笑っていた。拍子抜けした私の顔を見て、また笑い出す。……やだなぁ、私の顔、そんなに面白い?

 プーと顔を膨らませていると、セナがポンポンと私の頭を叩いた。

「はっはっはっ。普通じゃないっていうのは、褒めてんだぜ。一応」

 嘘つけ! と私は ますますムーッとした。

「普通の女なら、いや人間なら、逃げ出すぜ、救世主なんて使命。お前は偉いよ。前向きで。俺も見習わないとな」

と、少し真剣な顔をした。そして叩いていた手を私から離すと、その手で右手の中指から一つ、指輪を抜いた。そして、私に それを渡す。

 私が え? としてセナを見上げると、セナは優しく微笑みかけた。

「お前に、コレやるよ。お前は魔法も使えねーし。ヒヨヒヨだしな!」

「うっ……」

と、私はタジタジ。

 ごめんねー、役立たずで……という意味で私は受け取った。

「でも……コレ、確か七神鏡でしょ? 大事なものなんじゃないの?」

「まあいいじゃん」

「だって……そうよ。もし、失くしたら。私ドジだし。やっぱり もらえない!」

と、つっかえそうとしたが、セナは それを拒んだ。

「失くしたっていいよ。これは ほんの お守りだから」

と、また笑った。

「でも……」

「いいって。俺がやるって言うんだから。俺だって、格好つけたいんだよ」

と、少し照れてる。私も少し顔が熱くなってしまった。

 思いがけないセナからのプレゼント。しかも、こんな大事なもの。私は極上の笑顔で言った。

「ありがとう!」

と。

 セナは満足そうだった。



 その夜。村の宿で、ゆっくり休んだ。マフィアとの2人部屋。隣のベッドでマフィアは ぐっすりと眠っている。よっぽど疲れているんだろうな。

 私はというと。私も よっぽど疲れているはずなのに、なかなか寝つけないでいた。それもこれもこの指輪のせい。右手の中指に、セナのくれた指輪が輝いている。

 指輪を見るたび、エヘへ……とつい顔がニヤけてしまう。

 この部屋の隣で寝ている、セナからのプレゼント……あー、もう。興奮しちゃって眠れないよー。


(何か守られているみたいだよね)


 前にマフィアから もらった人形も、窓の側に置いて飾っている。

 マフィアもセナも、すっごく優しくしてくれる。だから、幸せ。

 指輪をつけたまま、私は そのままようやく深い眠りへと陥っていった。


 その一方。

 隣の部屋で身支度を終え、セナは物音立てずに部屋を出た。立ち止まって、勇気とマフィアの居る部屋をチラリと見る。

 そして、


「じゃあな。マフィア、勇気」


と擦れたような声で言い残し、彼は一人で宿を出た。


 そんな事は全然知りもしないで、勇気もマフィアも ぐっすりと眠っていた。

 夢の中で、さっきのセナの微笑がまた出てきた。そして、指輪を渡す……そんな甘い夢を見ながら、またニヤける勇気。


 だが、その後……トンマのトンちゃん=豚が勇気に短足、まなイタ、ずん胴もつけて悪口を言うという、悪夢へと変わってしまっていた。



《第9話へ続く》





【あとがき】

 昨日は満月で、月の周りに薄っすらとリングが見えました。月のそばに明るく光っているのは火星だって? だとしたら……ひじょーに見られてラッキー。

 ……でした。


※ブログ第8話(挿絵入り)

 http://ayumanjyuu.blog116.fc2.com/blog-entry-41.html


 ありがとうございました。



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