涙とわたし
本当にノンフィクションはほんの少しです。
どこからどこまでがノンフィクションなのかはご想像にお任せします。
でもノンフィクションがちょびっとだけあるよって、アピールしてみたかったんです。
自分の中に止めておくのか苦手でして…。
いっそのこと物語にしてしまえば恥ずかしくないかな、なんて。
誰か気づいてくれるかなぁとか思ったりして。
という感じのことに関係なくも、ひとつの物語としてお楽しみいただけたら幸いです。
では、よろしくお願いいたします!
それは突然やってくる。
酷い焦燥感。
鳩尾の辺りがじんじんと痺れるような感覚。
それは拡がって胸が締め付けられる。
心臓が、身体中が痺れる。
息はできているはずなのに、鼓動は聞こえてくるのに形容し難いほど苦しい。
なんで、どうしてなの?
くるしい
くるしいよ
なんで、わたし、いま、しあわせなのに
しあわせ、だから?
あぁ、わかんないよ
教えて
だれかおしえて
たすけて
だれか、たすけて!
「泪?どした?」
涙が、零れた。
「ぁ、……ゅずぅっ……」
柚の綺麗な指先が私の前髪をすくいあげる。
優しくすくい上げられた前髪から差し込んだ光が私の瞳に光を宿した。
つられるようにして顔を上げると柚と目があった。
ほろ、ほろ、ほろ
あふれてく
「あらら」
すぐに理解してくれた柚が優しく笑いかけてくれる。
柚がそうしてくれるから私はその後ろの怪訝な、迷惑そうな表情を視なくて済む。
「ありが、と。ごめんね…」
ありふれた言葉しか私は知らないけれど、それ以上の想いをのせて呟いて目を閉じた。
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読んでくださりありがとうございます。
ゆっくり気ままに投稿していこうと思っています。
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2014/3/18 前書き編集しました。