1.大英雄の旅立ち
ちょこっと難しい話が多く含まれるかも?
莫大な魔力が蔓延り、美しく鮮やかな世界で、少年が紅茶を味わって居た。
「ふふ、やはりこれが良い。」
少年は青銀色の目と髪を持ち、白いワンピースの様な寝巻きの様な服装で椅子に座って居り、
少年に日光が注ぎ込み光を反射するとその姿は女神と錯覚してしまう程美しくしかった、
彼は4000年前。世界を救った八英雄が1人、大賢者アリス。
この世の全ての知を貪り食う知の化身、星を終焉に招くものだ。
そんな彼にも悩みの種があった、
「ふむ、魔王の予言か。」
魔王の予言、それはつい200年程前に魔王と名乗る男がアリスに齎した予言だ。
『この世は疲弊し過ぎた、貴様は自身が生み出した発展エネルギーが膨大かつ消費量が多い事に気付き放置されたエントロピーのグラフ独占が起こってエネルギー総数にエントロピーによって熱死したエネルギー総数が打ち勝つ事によって強制的な熱的死をこの世界が迎えると考え身を隠した、それのお陰でエントロピー総数の増大速度自体は抑えられたがそれと同時に発展エネルギーの供給がなくなりエントロピーの増大の関係性だけが残った。母数のエネルギーが巨大だったとしたらエントロピーの増大速度は因果性を持つ、だが限界値も因果関係にありその分使用エネルギー量が増えると貴様は考えたがエントロピーの乱雑さへの選択肢と不可逆変化の難易度の問題でエントロピーの増大速度が本来の速度定数を越えた、本来なら起こり得ない可能性が高いがお前の持つ発展エネルギーの特異さによって起きたと考えられる、この状態では外部からの供給無しには本来予定されていた年数より早く起こる。つまりエントロピーによって熱死したエネルギーの使用方法が見つかる前にこの世界が死ぬ。だから貴様が発展エネルギーを生み出す事によって熱死を抑えろ。我の死と共にこの世界はエネルギー総数の最大値を膨大に拡張する。そしてまたエネルギー総数とエントロピー総数の合計数が最大値に達する時次代の我が現れ拡張する。だから安心して発展エネルギーを生み出せ。猶予は1000年も残って居らんぞ。』
予言、と言うには余りに学術的過ぎるその予言は実際に真実だった。
「そもそも熱死状態のエネルギーを動力にするのは原理不可能だろう⋯」
2000年程前ソフィアとどうにかしようと話し合ったがそれが正直な話だ。
「まだマイナスエネルギーならどうにか出来たが0エネルギーだ、不可能だ不可能!正確に言えばエネルギーその物が無いわけじゃないから利用可能なエネルギー質を保ってないエネルギーだが、だからこそ邪魔!せめて0エネルギーだったなら合計数を占めたりしないのに!!」
どうしようか、とりあえず旅の準備は出来たから発展エネルギーは振り撒けるが⋯
そもそも発展エネルギーと言う物は僕の持つ無限の虚数的エネルギーを人類の発展に使う事によって世界に実数エネルギーとして供給する事を認めさせ注入したエネルギーだ。
簡単に言えば虚数エネルギーと言う名の汚水を人類の発展と言う浄水器によって実数エネルギーと言う飲料水に変化させた実数エネルギーの事を発展エネルギーと名付けて居る。
何故虚数エネルギーのまま使えないかと言うと2つ理由がある、1つ目は僕が大賢者と言う世界から認められた称号によって得られたのが虚数エネルギーであり、それを発展によって実数エネルギーに変換するのが僕の大賢者としての力だから。
2つ目は虚数エネルギーと言うのは実数を持たないため実数への変換をする時莫大な熱死エネルギーを放出する、これによって世界の熱的死が早まるのだ。
「はぁ、思考を巡らせて無いで行くか。」
僕の悪い癖だ。
頭の中だと言うのに解説口調で思考を巡らせてしまう、あぁこれもまた⋯なんかイラつくなぁ。
「解除」
僕が居た場所は虚数エネルギーで構成された別次元にある虚数空間だ。
本来実数である僕が虚数空間に潜り込むのは難しいが実数を虚数に転換する事でそれを可能にした。
「さて、出発だ!」
殆ど独自解釈だったり独自設定です




