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文豪たちの功績

麦茶を歌った俳句

作者: 太陽
掲載日:2026/07/15

 夏本番! 

昔の日本の景色といえば吊るされた風鈴の音色 畳に寝転がって、スイカを食べ、水分補給にはキンキンに冷えた麦茶 これこそ日本の夏です!


そんな 夏の風物詩といえる「麦茶」を歌った俳句が浴びます。



厨西日くりや にしびあすの麦湯むぎゆの麦を煎る


西日が差しこむ台所で、あした飲むための麦湯の麦を煎っている・・・

香ばしい匂いまで伝わってくるような、夏の暮らしのひとコマです。


作者は、明治生まれの俳人・高浜虚子たかはま・きょしさん


麦茶がまだ、麦湯と呼ばれていた時代の句です。


平安時代にはすでに、貴族の間で飲まれていたという麦湯。

戦国武将も好んで飲んだといわれ、江戸時代になると庶民の口にも入るようになりました。

夏の夕暮れ、江戸のまちに麦湯の屋台が店開きをすると、そこはたちまち憩いの場になったそうです。


屋台の縁台えんだいに腰掛けて、麦湯を飲みながらおしゃべりに花を咲かせる夕涼み。

平仮名で「むぎゆ」と書いた行燈あんどんの灯りが、夕闇の路地に浮かびあがり、夜遅くまで賑わったとか。

まるで江戸っ子が集うオープンカフェのようですね。


上野や浅草などの下町では、明治時代になってからも、麦湯の店が通りに立ち並んでいたそうです。



昭和30年代になると、麦茶という呼び名が広まり、一般家庭に普及した冷蔵庫で、冷やして飲むようになりました。

香ばしい匂いに、懐かしさを感じる方もいらっしゃるでしょう。


自然の恵みがカラダを潤してくれる、麦茶でこの夏も元気にお過ごしくださいね。

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