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早起きは三文の得? 厩務員は森に見た! -欧州・馬術学校ものがたり-  作者: 雀のお宿


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22/22

めざせ競馬大国? にっぽん競馬場草創ものがたり!

江戸の新しい港である、東京港・竹芝桟橋なる港に入る、痴女皇国国土局海事部・フランス海運事業支部所属の大型巡洋艦である、ルイ16世号。


(比丘尼国に供与された華厳号も含めて、ルイ16世級は何隻か就役させたけどさ…もともとの原型は連邦世界のフランス共和国海軍・機雷敷設巡洋艦エミール・ベルタン級というのは内緒で…)


などというマリアリーゼ陛下の心話が参りましたが、実のところこのルイ16世号、延々と地中海からインド洋を突っ切って航海して来たわけではないのです。


れんぽう世界のフランス共和国海軍艦艇である航空宇宙母艦とかいう艦種のリシュリューなる灰色のでけぇおふね、付き添ってくれてます。


そして、このふねの能力で、ダンケルクを出港したルイ16世号、途中の痴女島…痴女皇国の本宮が存在します…こそ経由しましたが、痴女島の聖院埠頭を出たあとは一気に東京湾の入り口であるヨコスカの沖に現れとるのです。


ほんまであれば、何週間かの航海を経てはるばると東の果てまで海を進んで来る話ですが、フランス共和国の計らいによって、わしらは楽をさしてもらえたのです。


そして、あたかも自分らでインド洋から黄海の波を乗り越えて進みといった顔で、とうきょうの港に現れたのです…。


(まぁ、急ぐ航海ではありましたし…)


で、このルイ16世号。


お船の中央に、貨物船倉という蔵と、荷捌きのための鉄の腕がついとります。


この、クレーンとかいう鉄の腕を備えたのがマリアリーゼ陛下のおすすめどころらしいのです。


なんでか。


とうきょうの港へと向かう前にこのルイ16世号、横濱(よこはめ)租界すぐそばの横濱港に入港して、まもなく開設の運びとなるフランス大使館向けの荷物類を降ろしました。


その後、わしとてれこは親善外交のために竹芝桟橋という、このとうきょう…江戸と改名した比丘尼国の新たなる京都の城も目と鼻の先にある船着場から、上陸したのです。


で、わしらを歓待するのって、普通はその江戸のお城でやるはずだと思うのです。


または、フランス王国のマリニー宮のような迎賓館めいた場所で。


しかし、なんともあれれなことに、わしらを乗せたダンケ号という鉄の箱の車で、聖母教会1つにつき1台はこれがあるような代物の豪華版で運ばれた先ですが、元々の黒火山芋侍国…薩摩のお屋敷があった辺りの芝とかいう土地を潰して建てたという、三田御前競馬場なる馬場に着いてしもうたのですっ。


なんでやねんと思いましたよ、ええ。


しかし、到着して謎は解けたのです。


この、薩摩のお屋敷跡ですが、割に広い敷地と庭園の中に細長い競馬場が建設されておりまして。


で、比丘尼国を構成する各領国の国主という地方領主が、その領内で生まれた自慢の馬を持ち合って自慢大会を開いたりするという、一種の社交場となっておったのです。


つまり、そうした偉いさんたちが集う、一種の社交サロン。


そして、当代の比丘尼国の名目上の頂点である若い皇帝と、少年将軍イエツナくん…わしやてれことは面識、ありますよ…が並んで、自慢の馬と一緒に出迎えてくれたのです。


なるほど。


つまり、今回の比丘尼国来訪については、単なる国賓の扱いではなく、いわばお馬さんの飼い主だの競馬の普及に尽力した人間同士の親睦会みたいなもん。


それならば、皇帝や将軍の住居に直接に案内されるのではなく、馬持ち込みの社交場であるこの競馬場へと案内されたことの納得がいくのです。


しかし、歓待の儀式や、大使館設立についての外交上の談話を進める中で、わしが気にしておるのはタケイチ…西竹一について、なのです。


でまあ、アカサカという場所に建設中の迎賓館の完成もまだと聞かされたわしとてれこ、どこにお泊まりすることになったのか。


ぬぁんと、江戸の城内でも将軍の一家とメカケたちが住まう大奥なる後宮の中のでかい部屋を案内されたのです。


これは、わしとてれこが、痴女皇国の幹部でもあります件…特にわしが黒薔薇騎士団員資格持ちということを考慮した、いわば身内の扱いを示したものなのだそうです。


で、比丘尼国担当者でもあるジョスリーヌ分団長が無理やり引っ張って来られて泣き叫んでいたとか、色々とはありましたが、将軍イエツナ君と同じものを同じ席で食べるという、ある意味では家族団欒の場に招かれたのですよ。


これ、公的な国家元首同士の歓待の形式はともかく、痴女皇国幹部同士という内情も考慮すると、非常な高待遇であるとわしは認識しました。


慣れないタタミの上ではありましたけど、出てくる高級な日本食のお膳の上の料理を褒めながら、マダム・オマツやイエツナ君と「痴女皇国幹部の立場も加味したごちょごちょとした内輪の話」も進めておったのですが。


「そういえば、イエミツ殿はいずこに」


「あのーフラメンシア殿下、父上は…その」


「破壊、いえ破戒僧侶の徳田滋光様はですねぇっ」


と、一瞬で困った顔になるイエツナ君と、ハンニャゆうんですか、女の鬼の形相に変貌する、イエツナ君のお母様であり痴女皇国・日本行政支局長の立場でもあるマダム・オマツ。


で、トクダ様が今、どこで何やってんのか。


やりたくはありませんでしたが、わしならば調べはつけられます。


「やらん方がええんちゃうか、ふらこ…」


「ただ、シゲミツ・トクダは先代のショウグンやろ…公務放り出してナニやってんねんとマダム・オマツがお怒りなのにも配慮させてもろてやな…」


ええ。


一瞬で、見つかりました。


吉原で、お酒飲んでますね。


それも、ユウカクとかいう高級売春宿じゃあなくて、その門前町らしい露天の店で、鳥や牛を焼いて串に刺したもんとかをつまみに。


あの…日本の僧侶って、建前では獣や鶏の肉、食うたらあかんかったんじゃ…。


「だから破戒坊主なのですっ。で、吉原におるのも理由は察するところ。あそこの神社の中に、春を売る偽女種…陰間の寮がございまして、そっちの趣味のある客の座敷に行かせたり、太夫と偽女種が乳繰りあったりさんぴーとかもごごごごご」


「母上、いえ芳春院様、それ以上はいけませぬ…」


ええ、イエツナ君が制止したことで、惨劇は回避されました。


そして、私とてれこは改めて、江戸…いえ、比丘尼国特有の偽女種事情である陰間についての話を聞かされるハメになったのです。


ただ、この制度はタケイチの父親の出身である薩摩にも存在しており、男色や女装男色の習慣があったことも併せてお聞きすることにもなりました。


つまり、男子皆兵で軍人を育成する方針だった薩摩では、女々しかったり女好きでは精強な軍人になれんと、厳しく躾けられていた過去があったようです。


ですが…痴女皇国と積極的に交流している比丘尼国の頂点からすれば、薩摩の独自方針とは真っ向衝突する話でもあります。


そこで、女体化雨作戦を実施したついでに、こちらでも制度を整えた偽女種の扱いの件を薩摩においても広める方向らしいのです。


「そもそも連中には見た目を少しいじって化粧服装を整えれば、少女のごとき姿になる可憐な元服前の小僧を珍重してですね、まりやさまいわくの「さーくるのおひめさま」扱いする慣わしがあるようなのですわ…」


はぁ。


おなご役になるわけですか、見た目が華奢なお子は。


「もちろん、年頃の若きおのこ。へそから下もみなぎる年頃の上に、あの、あの、あの薩摩の若いもんでしょ…」


「ええと、マダム・オマツも現地に行かれてるんでしたわな、サツマへの雨作戦の時…」


「そうですわよ、無理やりに女扱いされて衆道(あつーっ)を強要されたとか色々聞かされましては…」


んなわけで、さすがの薩摩といえども、そんな精気収入に関わるけったいな風習はやめーやという話、本国でも出てたようなのです。


「いやはや全くもって、家綱や朕のような年少の者は尻を狙われかねぬと聞かされては…のう、おまつ殿」


ええと、その、比丘尼国の新しく若い皇帝も、この場で食事しとるのです。


なんでも、今の時点ではこの東京に留学しておる立場であり、大奥の一角に皇帝住居区画を増築してそこで寝泊まりしている状態なのだとか。


で、皇帝も将軍家族と食膳を同じくすることで、京都の実家から単身でここに来ている無聊を慰め、同じくらいの年齢のイエツナ君と仲良くすることが企画されておるが故に、食卓を囲むことになっとるのだそうです。


「それとフラメンシア殿下、テレーズ殿下…西竹一ですが、せっかく、そちらへ遣って馬術教育を受けさせておったのにも関わらず、誠に無理を申しまして…」


「いえいえ、なんかサツマには色々ややこしい事情もあるとは聞いとりましたからな…」


と、申し訳なさそうな顔で申されるマダム・オマツですが、こちらもあまりお気になさらずとお答えしておきましょう。


でまぁ、マダムとわしは痴女皇国の幹部として支部長会議でも同席する立場、思考や知識共有も使えます。


Matu Maeda 芳春院 Thousand Suction. (Limit variables) 千人卒-可変能力制限者 Slut Visual 痴女外観 Kunoichi knights, Imperial of Japan court. 八百比丘尼国女性忍者騎士団 Governor, Imperial of Japan administrative bureau.Imperial of Temptress. 痴女皇国日本行政支局長


Flamencia Bataille de Valois フラメンシア Hundred thousand Suction (Limited million) 十万卒(限定百万) Slut Visual. 痴女外観 Purple Rosy knights. (Black Rosy Knights)紫薔薇騎士団 South-Euro Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国南欧支部 Asesor administrativo de la familia real borbónica フランス支部行政顧問


(ちな、わしの紫薔薇扱いはマダム田中…タナカ内務局長直通心話のためなのと、偽装らしいです。ほんまはここに黒薔薇騎士団扱いの記述が入りますので…)


まぁともかく、マダムからは明日、タケイチの去就に関するお話をさせても頂けるであろうとの回答を頂きます。


で、大奥とかいう施設が、いったいぜんたい、どういう場所なのか。


それは、わしよりもお読みの皆様の方が詳しいんじゃないかと思うのです。


それに、新しい皇帝陛下も、イエツナ君と同じで指導偽女種になってました…。


ですが、ここでは語れません。


語ることはできん、できんのです…。


それに、そういうことはどっちかというと苦手な部類のてれこを巻き込むと、あんま良くないのです。


そればかりか、てれこに無理強いさせると、わしが怒られますんでね…。


で、松平信綱という大臣のお兄さんが来てくれました。


この人物も、わしと面識があります。


そして、偽女種12号とかいうありがたくない偽名をもらっていることでもお分かりの通り、指導偽女種です。


しかし、助平ではないのです。


で、リンドリアーネという元・痴女宮本宮に所属していて今はジョスリーヌ分団長の直属の部下でもある女官と2人して、てれこを夜の街に誘うてくれたのです。


いわば、夜の江戸観光。


で、その隙にわしとマダム・オマツたちは「高度な政治的会話」を終えることができました。


ただ、どういう談話内容なのか。


どういう密談を交わしたのか。


内緒です。


しかし、ですね。


日枝神社ってオヤシロがですね、このエドのお城の大奥の建物とは秘密の地下通路で繋がっていて、あまり他人に見せたくない聞かせたくないことをするための地下室、そのジンジャの地下にあるのです…げっほげほげほ。


でまぁ、翌朝。


朝食までもを家族同然に頂くという歓待の後で、私らはあるところに市内電車とかいう、馬がいらない鉄道馬車で連れて行かれます。


(これも、強力な馬を育てた暁には、あえて一部の路線を鉄道馬車に戻す話もございまして…)


(まぁ、電線から電気取って動いとるわけやないのはマダム室見からも聞きましたしな)


んで、この馬なし鉄道馬車に乗ったのは、比丘尼国の東京の交通事情を参考にさせて頂こうという意味合いもございます。


そして、馬が牽く馬車に戻すのを、とうきょう市内のどこにするのかという検討、わしらもパリ市内の交通手段の整備の参考にさせて頂こうと思うのです。


「途中で差し回しの馬車に乗り換えます件はご容赦を…」


つまり、これから向かう場所、でんしゃではその近くまで寄ってくれないそうです。


もしくは、ちょっと歩くと。


そして、乗り換え地点に来ると、これはわしら欧州のもんには馴染みの華美な装いの馬車、待っておったのです。


この馬車に、乗り込まされるわしとてれこ。


で、わしらと向かい合う前の席にはイエツナ君と新皇帝陛下という2人の少年に両脇を挟まれたマダム・オマツの姿が。


わしらの乗車を見届けた侍従が扉を閉めますと、馬車は先導のサムライが乗る馬の群れの後をしずしずと進みます。


雑にも思える木造平屋建てや2階建ての建築に混ざり、石造りの3階4階建ての英国様式やフランス様式の建築もそこかしこに見える中を進む馬車。


で、公園らしい場所に入ると、結構でかい池の前で降ろされるのです。


そして…そこには、池の周囲に作られた、馬のための走路が見えます。


すぐ近くには、観覧のための客席台のヒナダンまでもが。


ええ、この池の周囲に競馬場、作ったみたいなのですよ…。


(マリアだけど。連邦世界にかつて存在した、不忍池競馬場をある程度再現したんだよ…今は跡形もほとんど残ってないけどさ、連邦世界の明治時代にはその不忍池競馬場が旧・武士階級の貴族の社交場でもあったんだ…)


なるほど。


マリアリーゼ陛下によれば、比丘尼国での乗馬や競馬を促進するための一環として、昨日案内されたのが旧貴族や皇帝を中心とした乗馬社交の場である芝競馬場を作るのに合わせて、軍人階級者を主体とした利用をこの不忍池競馬場に振り分けたようなのです。


そして、わしやてれこの訪問に合わせて、若い皇帝が臨席する御前競馬とやらを企画した模様。


なるほど、それで少年皇帝が…って、いないじゃないですか、当の皇帝。


(ああ、あの新しい天皇陛下でしょ。あの陛下はね…)


とりあえず、わしとてれこはイエツナ君とマダム・オマツに付き添われて池のほとりにある観覧席の、貴賓座席らしい場所に座ります。


そして、洋風音楽による開会の合図の後で、競馬開催者の口上を聞くことになったのです。


なったのですが。


「では、はるかふらんすの国からの王女殿下ご臨席の上でのこの不忍池競馬場の場所開きということで、陛下のご乗馬に付き添う形での試走会を開催したく存じます。皆様、陛下のご来臨をお迎え下さいまし!」


ええええええ。


なんと、白馬に跨った少年皇帝の姿が。


それも、こっちの乗馬服の装いですよ。


そして、随伴の馬と騎手を見て、わしは二度驚いたのです。


ムッシュ・トクダがなぜか馬に騎乗しとるのはまだしも。


なんと、エリニュス号とタケイチ、その皇帝と馬に随伴して走るようなのです。


ええんかいな。


しかし、出走枠とかいう檻が用意され、3頭の馬はその中に。


銅鑼とかいう鐘の音が鳴らされると、いよいよと3頭の馬、走り出しますけどね。


結構、真剣に走ってませんか。


あ、この競馬場の走路は芝生ではなく土、ですよ。


これは、まだ比丘尼国における芝生地の整備技術が未発達なこともあって、当面は土の走路で行くことを受けたのだそうですね。


しかし、それではパリの芝コースに慣れたエリニュスには不利なのでは…と思っとりますとですね。


なんと、エリニュスとタケイチ、出遅れたもののムッシュ・トクダの駆る馬はもちろん、皇帝の乗馬すら追い抜こうとするではありませんか。


普通、こういう場面では例えほんまは速くとも、皇帝に遠慮するもんでは。


しかし、観客たちの反応を見るだに、わし同様においおいと不安そうに見る者もあれば、面白い、不敬になるかは別としてこれは勝負だと煽る者も少なくはありません。


で、実際に走ってる3名の心理を読んでみても、真剣に走っています。


(あ…なるほど、少なくとも競馬が真剣勝負だというのを、この出走で印象づけておけば、競馬にも真剣にかねを賭けますわな…)


(そういうこと。だから多少の不敬は勘弁してくれって、京都朝廷には大江山から連絡してもらってるよ…もっとも、京都も大江も、このレースにはそれぞれの場所でこっそり握ってるみたいだけどね…あたしゃ痴女皇国の上皇であって比丘尼国の神様や貴族じゃないから)


と、しらばっくれた心話、マリアリーゼ陛下から返ってきましたけどね。


(まりや…わしのよそうとちゃうやないけ…たけいちゆうのが勝ってもうたら、わしは大江のれんちゅうにおごりやねんぞ!)


(おかみ様…だから真剣勝負だって言ったじゃないですか…)


(ちなみに江戸城の中でも握ってますわよ)


ぶ。


ええんですか…。


しかし、猛然たる追い上げの結果、見事にタケイチとエリニュスが一着を決めたのです。


次点は、惜しくも新しい皇帝陛下。


(父上…これに懲りたら馬術の鍛錬も欠かさずに…)


(家綱が走ってくれたら良かったんだよ…)


(だめですわよ滋光様。だいたい、今の公方様である家綱が負けてしまっては将軍家の面子がまるつぶれ。そこで名目上はどっかの馬の骨である滋光様が走ることで徳川家のめんつには影響がないように計らったまででしてよっ)


(おまつさまぁああああああ!)


ええ、賭けに負けたもん、結構多かったようなのです。


しかし、がちの真剣勝負だったってことは、伝わりました。


あとは、比丘尼国でも競馬が流行るかどうか、ですねぇ。


(この不忍池競馬場は、いわば仮設の場。年内には江戸湾岸の大井に、まずは本格的な馬場が開かれますの…)


つまり、タケイチの活躍の場ができるか、整備される話は進んでいるようです。


で、勝ったタケイチは負けた2人に讃えられる…ええと、何か、フランスの酒、ぶっかけられてますけど。


(シャンパンで祝うようにした。これはフランス王国とフランス支部への支援のためと思って欲しい)


そんな風習が競馬にあったのかはともかく、表彰台の3人の少年…見た目だけ少年も含みますが、とにかく仲は良さそうです。


そして、馬小僧も近々、招待の形であの中に加わることとなるのでしょう。


ええ、きっと。


(それまでに鍛えておいてくれと伝言を頂きとう…ふらめんしあ様にも、てれーず様にも、あの時はお世話になり申しました…)


(かめへんかめへん。それよりはお父上も再婚されたようやけど、タケイチに嫁の話はないんか…ま、困っとんねやったらいつでもわしに連絡くれ。ええのん紹介したるからな)


ええと、タケイチ、相変わらず女にはいまいち食指が伸びないようですね。


しかし、本人がその気かは別にして、とりあえずモテる人生は送れると思います。


そして、皆様。


実際に皆様が馬に乗られるときは、こんなに簡単にいかないかも知れません。


しかし、わしも競馬を担当して理解しましたけど、馬というのは相応に賢い生き物です。


それゆえに、人間が馬を競争させるという指示に付き合ってくれるのです。


ですから、生き物を相手にして乗せてもらう姿勢さえあれば、それなりの成果が残るとは言えるでしょう。


ええそうです、もし機会があれば、恐れずに馬と付き合ってやって欲しいのです。


ただ、一方であれは繊細な生き物です。


そして、連邦世界では伝染病だの競争中の傷病だので、競走馬としての余生を全うできなかった馬も結構いると伺っております。


しかし…だからと言って、単純に虐待だのと言って騒いでおれば、馬は人の保護を離れて野生で生きるのみ。


その数を増やすか減らすかは、まさに天が決める話となってしまうことでしょう。


ですので、わたくしフラメンシア、敢えてこう申し上げます。


人が庇うてやるのも、道ではないかと。


そして、タケイチがこの先、優秀な騎手となって、馬小僧とあいまみえる事もご期待頂きたいのです。


痴女皇国世界の地球、この先どうなるかは見通し不明ですが、少なくとも競馬を流行らせるまでは死ぬに死ねないとかマリアリーゼ陛下が申されてますから、当面は大丈夫でしょう。


では…私たちの本来のお話の流れで、またお会いしましょう。


そうそう…忘れておりました。


競馬で家建てた人の話を聞かない限りは、競馬に入れ込みすぎないように、と忠告、申し上げます!


わし、マリアリーゼ陛下の予想に従って流しで買ったら、大損しましたからね!


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ふらこ「あれは、まさにてんのう賞のとき…」


マリア「あたしと雅美さんとフラメンシアちゃん、見事に府中の駅までオケラ街道をだね…」


べらこ「だからねーさん、バクチ禁止なのでは…」


マリア「痴女皇国世界の競馬のための視察調査名目だってば…」


まさみ「うう、色々悲しい記憶が蘇るのよ…」


ふらこ「まぁともかく、これでウマの関係の話はひと段落だそうですねん」


てれこ「つまり、次はまたいつもの」


べらこ「黄薔薇騎士団の話…つまり、大人の話に行きそうなのですよねぇ…」


ふらこ「まぁともかく、引き続き聖院世界しりーずの本編でよろしくということらしいのです」


他全員「また、お会いしましょう!」

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