学業は自由への道? 馬術も体育ですよっ!
「でさぁマリアちゃん…そういう連中への対策はあるにはあるわよ」
言い切る田中雅美・痴女皇国内務局長。
「で、大学のサークルって、あたしやマリアちゃんが出たような赤門大学でも存在することはするけど、私立に比べるとあまり派手に活動はしてないわよね…」
「そして、私立でボンボンが集まるような学校ほどそういうのが増えるよね…」
(お嬢様学校じゃなしに共学・ボンボンってのがミソ。天の声の偏見だと今は高級和牛で有名な山奥にキャンパスが移ったけど、かつては高級住宅街の至近の高台に校舎があってナントカが原牧場って言われてたような草食系生産大学がいい例らしいけど、あそこはそんなに派手にやらかす生徒集まったっけ?)
(むしろ神戸以外の学校の方がなんか色々問題起こしてる気がしたわねぇ)
このマリアリーゼ陛下の発言を私ども、連邦世界の歴史分類用語で申しますと中世時代のはずの人間にも理解しやすく翻訳しますとですね。
(要は学業をおろそかにして趣味や娯楽に耽るばかりか、海や山に出かけて男が優勢となる遊びをしておなごにきゃあきゃあ言われるような男がおるようやな…連邦世界の大学、特にジャポン…)
(とらんぷゆうのか、札ばくちで強いとか、手で投げる矢を的に投げたり、玉突きをしたり云々。そういう遊びで強いところを見せておなごにキャアキャアいわすようななんぱおとこいうのか…確かにフランスの貴族連中でも若い男には類似の傾向があったけどのぅ…)
で、男尊女卑かつ、強い男がモテる図式が存在した我がイスパニアですがね。
(貴族が幅利かしとった当時のイスパニアならまだしも、今のスペイン支部でそれは無理むりむりかたつむりっちゅうやつやな)
(それはヴァロワ朝からわしの曾祖父様、更には太陽王ルイ陛下の時代のフランスかてそんなもんやったようやぞ。要はいくさに強い騎士がまずもてたけど、今のフランスはのぅ…痴女種女官になったわしらが言うのもなんやけど、男よりおなごが強うなってもうたしのぅ…)
(せやから男の価値を積み上げるためにも学業に運動に邁進して欲しいわけやんけ…女にウケる遊びの達人を追求する暇あったら馬乗るか偽女種になってサン・ドニで芸人やってついでにゲイ人になってくれと)
(誰が上手いことゆえ言うた)
(まぁ実際、そういう遊び人のきんさんとかちんさんとかいう、イスパニアで言うところのドン・ファンやな。そんな連中をふるいにかけるためにもイスパニアでは軍人か学生の二択やねん…)
で、てれこに現状のスペイン支部での教育体制、特に成人する前後の高等教育について教えておきましょう。
(高等教育校に入って学業成績が振るわんかったら留年退学待った無しやから、そうなる前に進路相談が入るし…で、行き着く先は農業荘園行くか神学部行くか、はたまた軍学校に入って闘牛騎士を目指してもらうかやのぅ…ほれほれてれこ、映画の「タンゴ・アルヘンティーナ」でも助演のフアレス本人がまさに、球蹴りの道に入った結果、ふとましいボンボンが体格も筋骨隆々で人も羨むモテ男に変わる話でもあったわけやんけ…)
ええ、あのフアレス、かんぽ公園にいた黒ん坊娼婦だったワイゼラを、今や実質的な妻としております。
そしてワイゼラも奥様業の傍、マドリードのオリエンテ宮殿の事務職ぱーとに来てもらう名目でクララ姉様やカタリナ姉様にアウグスティーナ団長付きの侍従として、作法や所作を鍛えて貰えるように計らっておきましたから、上流社会の夜会に出しても恥ずかしくない女に育っております。
(これも女官への教育能力の賜物ゆうやつやで…)
(そうゆうたら、フランスちーむとイスパニアちーむの親善さっかー試合の後の親睦会、ベルサイユの庭で開催してやったときにあの二人も来とったのぅ…)
(あの時にワイゼラのいでんしももろうておいたからな…ふふふふふ、すーぱーもでる並の見た目のあのワイゼラのいでんしやで…)
(ふらこ、それはチビのわしに対する嫌味か…)
(体型いじったるから泣くな泣くな…)
そう、あの時はワイゼラに対する嫉妬光線が壮絶だったんですよ…。
ぶっちゃけワイゼラの身体の見栄えときたひには、痴女皇国でも「体型矯正を施して貰えるんならあんな風に」という希望を言われる筆頭格たる、アルト閣下とダリア統括騎士団長の中間くらいの肉付きとなりますかね…。
とにかく男受けする身体のワイゼラに対して、フランス側の連中が黒んぼうへの差別意識とワイゼラの色気の間でものっすごく複雑な感情を抱いてたの、わしは余さず読心して知ってました…いえ、てれこやソフィーちゃんも知ってましたよ。
(せやけどふらこ、あの映画ではヴィータゆうんか、欧州河原族の娘さんが主演みたいなもんやんけ…)
(いやいや、ヴィータはヴィータで欧州河原の出身やぞ…いわゆる白人という分類とは明らかに違う見た目やんけ…)
そうです、このヴィータ、じぷしーとか、あるいはろまぞくとか言うそうですけどね。
要は、欧州各地を彷徨う中で、様々な国の血が混ざって生まれたこじき芸人の一座の子なのです。
Vita ヴィータ Thousand Suction. (Limited Ten thousand)千人卒(限定万卒) Slut Visual. 痴女外観 Holy Order knights, Imperial of Temptress. 聖隷騎士団 Argentina branch, South-America Americas Regional Headquarters, Imperial of Temptress. 痴女皇国米大陸統括本部・南米行政局アルゼンチン支部 Obispo de la Iglesia de Nuestra Señora de Junín. フニン聖母教会司教
(そらそうやで。あのえいが、言うなればアルトリーゼ閣下の発言を恋愛劇にしたらこないなりますわゆう証明でもあるし、痴女皇国の勧める道を歩めばわしらみたいな白肌金髪碧眼以外のもんでも身を立てられるぞっちゅう宣伝えいがやからな…)
ええ、ご自身も初代様が遥か昔に神様をやっていた一帯の生まれであるアルトリーゼ閣下、明らかに私やてれことは見た目が違います。
特徴的な銀髪を元の髪の毛の黒さに戻されたお姿も拝見してはおりますが、それ以前に肌、少しばかり地黒なのです。
Altliese Takagi(Sarelfil Shahbandar, سرفيل شهبندر )高木アルトリーゼ Ten Billion Suction 百億卒 Slut Visual(ogre mode). 痴女外観 General, Holy Temple. 聖院金衣将軍 Police Department Manager. Holy Temple. 聖院警備局長 Imperial lineage of holy temple. 金衣皇統
Altliese Takagi(Sarelfil Shahbandar, سرفيل شهبندر )高木アルトリーゼ Billion Suction(Limited Ten Billion) 十億卒(限定百億) Slut Visual(ogre mode). 痴女外観 General, Imperial of Temptress. 痴女皇国将軍 Police Department Manager. Imperial of Temptress. 警務局長 Imperial lineage of holy temple. 金衣皇統
で、暗黒大陸の黒んぼうが肌の色で差別されているという連邦世界の話を聞きつけた閣下いわく。
「はだの色でさべつされるなら、さべつされないようにしてあげるべき」
そして、肌の色や顔立ちなど、いわゆる人種というものの特徴、女官なら変えられるのです。
更には苗床の制御技術が発達した今では、やろうと思えばワイゼラやアルト閣下と同郷の女を苗床に入れてちょっと待てば、わしやてれこのような白人に変えて吐き出させることも可能です。
(ジョスリンのようなへんそう能力をもっている黒ばら騎士だけでなくて、ふつうの女官でもからだをいじってもらえますよ…ダリアがそのたつじんです…)
(ただ、割と完全な別人に変わるんを嫌がる女官も多いゆうのん、アルトさんも知ってますやろ…ほら、理恵さんがそれ)
(まぁ、おやごさんのいるかたは、むすめだとわからないくらいに顔をいじられるとこまるものですから仕方はないでしょう…)
で、男はそういうの、やってもらえないのかと思うでしょう。
結論から先に申し上げますと、できます。
ただし、条件がつくそうです。
痴女皇国本国の罪人寮に罪人として入寮するか、同等の措置を受け入れること。
つまりは、罪人扱いです。
(ほなフアレスは、と思われますやろ…あれは東方聖母様のお勧めを受け入れて、有全珍に玉蹴りを学ぶために留学しております。この時点で玉蹴りの技術を学ぶために日夜修練と鍛錬を強要される生活に合意した言うことで、罪人と同じ扱いになるそうですねん…)
(ただ、あの子の場合は文化振興に協力したということで事情罪人…よんどころない事情で強制労働の枠組みに入って生活することを余儀なくされた人物扱いで、罪人等級を示す罪環色が黄銅あたりから始まってるはずよ、フラメンシアちゃん…)
(さいでございますな、マダム田中…)
(それとね、ダーツやスケボーやサーフィンやスキーといったナンパ系のスポーツがあるでしょ…それにポーカーやルーレットにウノにチェスや将棋といった賭け事にできるゲームも、片端から痴女皇国世界だと通用しないって言ってあげて…)
(確かに、マリアリーゼ陛下が嘆いておられましたな…聖院規範で禁じる以前におよそ、ばくちという博打、片端から痴女皇国だと成立しないと…)
(相手の手札を透かして読めるのはもちろん、向こうの頭の中を読めるからね…さいころやルーレットでも、不可視障壁を出せる騎士資格者なら手を触れずに結果を操作できかねないし…)
(だから外部から遮断した完全確率方式のスロットマシン以外は無理なんだよ…フランスでもスペインでも富くじは認めたけど、あれって借金抱えて首が回らない人の救済手段の一環だしさ…)
つまり、痴女皇国世界で男が女にもてるための最短距離。
指導偽女種を目指しとくれやす。
まず、これに尽きます。
(身も蓋もない、身も蓋もないわ、フラメンシアちゃん…)
(でも実際そうですやん…事務方として実績上げたら司祭や司教かて絶対に下に置きませんし、ましてや罰姦の場合は男を教皇にすべしという聖典記述…男性を担ぐ方がええという罰姦向けの聖父預言がありますやろ…)
で、実際に聖父様は駄洒落菌のような目に見えぬ生き物の扱いについての学者の位をいくつもお持ちだそうですけど、東方聖母教会の職員男性が最終的に指導偽女種を目指させられるのは、まさに聖父様を見習えという教義に準じた扱いをしておるからと、東方総主教位と罰姦枢機卿位をお持ちの乳上にお伺いしたことも。
いえ、東方聖母教典と罰姦聖典双方の執筆に携わったマダム田中もいらっしゃいますね。
これ、指導偽女種になると見た目は聖父様のように小柄なおなごと間違うようなお方でも、体力では普通の男を簡単に叩きのめせてしまうこともあります。
(正直クリスくんがベラちゃんをひぃひぃ泣かせるように体力設定してるっていうかさ、指導偽女種が相手の時、基本的に痴女種女官にも身体出力制限がかかるのよね、マリアちゃん…)
(でないと父さんが倒れる。あと父さんの女装はまだしも、完全体痴女種モードは絶対に封印させる必要があるし…ほら、父さんを偽女種状態に変えてもスクルドさんに怒られるからさ…)
(マリア。運命の女神のスクルドさんの神託を重視するのは理解するけど、それ以前に僕を偽女種に変えようとするベラちゃんに対して、僕の意志を尊重すべきだということを姉として妹さんに教えて欲しいんだけど)
(父さん。あたしが出るまでもないよそれ。父さんが偽女種に変わったのを検知した時点でスクルドさんが運命のはさみを持ってベラ子の散髪に来るから)
(クリス・ワーズワース。安心なさい。私の手元には今、マリアリーゼから預かった黒バリカンがあります。そして黒ブラジリアンテープとかいう糊付きの黒い帯も。この辺の懲罰具の使い道、君ならわかるでしょ?)
(それ以前にスクルドさんから運命のはさみを取り上げようとして触った時点で、スクルドさんの仕事を代わりにやらされるジゴクが待っているわけだけど)
(というわけでクリス・ワーズワースの尊厳はぎりっぎりで守られていると思うのよ)
で、ここで疑問に思うことがございます。
なじぇ、小柄な聖父様を筋骨隆々にするか、あるいは美男公ことラドゥ3世殿下や、はたまた存命中のチェーザレ・ボルジア猊下や配下のスペイン団の幹部男子連中のようないけめんの外観にしないのか。
(フラメンシア・ヴァロイス。その必要があると思う?醜い顔でもなければ極端な肥満や極端な痩身でもないわけだし、あとは身長でしょう。そりゃ、仮に私がクリス・ワーズワースに手を出していいなら体型をいじる依頼をマリアリーゼか、本人に伝えるけど…)
(スクルドさん、クリスおじさまに手を出す欲望があるのですか!)
(マリアヴェッラ、話は最後まで聞きなさいよ…そもそも私は戦乙女時代にヴァルハラで戦士を歓待してた経験もあるんだけど、まぁ普通は人間の戦士というものは見た目からして強そうでしょう)
(確かに北欧海蛮国の人を見ると強さは正義という気もします。あと神話半島人やローマ人も)
(でもさぁ、その戦士の体が絶対価値だった時代…そうね、ぶっ壊されるまでウプサラ神殿に生贄を捧げさせていたフレイヤの全盛期の時代だったら、クリス・ワーズワースのようなか弱い男は成人するまで生き延びていられたかすら怪しいわよねぇ。しかし彼は心臓の病の治療に預かる機会も得ているし、更には聖院と関わることで見た目に左右されない健康かつ強力強靭な肉体を手に入れました。これ、あんたたち聖院女官系譜者がよく言ってる言葉があるでしょう。人の見かけなんてどうにでもなるっていう件とは矛盾しないかしら?)
(うぐぐ…言われてみれば…)
(それとマリアリーゼ。人を賭博に走らせるのは全面的には賛成しないけどね、娯楽として人を馬に乗せて競争させる件について言っておくと、馬と意思疎通が交わせるなら、振り落とされない程度の体力さえ確保できるなら、馬のためにも小柄で軽い人間の方が有利に働くわよねぇ?)
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マリア「おっしゃる通りでございます…」
べらこ「で、聖院規範の不殺の掟と真っ向ぶつかる生贄よこせ主義だった北欧神話神種族の出身のはずのスクルドさんに、マリアねーさんがへこへこしている件」
マリア「スクルドさんはもはや単純な北欧神種族じゃないから。あたしら聖院女官系譜者はまだしも普通の人類の未来を決める立場…運命選定種って存在になってるのはベラ子も知ってるだろ…」
Eileen Yoshimura Dulles. (Skuld) エイリーン・ヨシムラ・ダレス Ten Million Suction. (Limit variables.) 千万卒-可変能力制限者- Slut Visual. 痴女外観 George Bush Center for Intelligence - United Galaxtica of humanity. (McLean, VA 22101 U.S.A.) ジョージ・ブッシュ記念連邦政府統合情報センター Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団
Skuld. 未来策定神 Ten Million Suction. (Limit variables.) 千万卒-可変能力制限者- Slut Visual. 痴女外観 Special Advisor, Ian Lancaster Fleming Memorial Research Institute, New-British. イアン・フレミング記念情報研究センター特命顧問 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Norse mythology Goddess. 北欧神種族 فَاطِمة 運命付与種
すくるど「ええとね、単純に私とマリアヴェッラが戦うと私が負けます」
ふらこ「えええええ」
すくるど「但し、それは戦乙女としての私の戦闘力であって、運命選定種のくびきを外してもらえるならば、マリアヴェッラのごときはどうとでもできます(運命のはさみちょきちょき)」
べらこ(怒)
すくるど「ただし、ここからが重要なところ。普通の神種族はだいたい、信者である人の信仰心が人の食事のように扱われます。アマテラ…あんたたちがオカミサマとか言ってるのや、その妹のナンムがそうでしょ」
てるこ「あたくしも姉もいけにえをとっておったこともしきり」
すくるど「で、ナンムもオカミも、実は転生めいたことをしていて、地球の各地の神話ごとに別な名前で呼ばれていた存在です。私は戦乙女から運命選定種に昇格して以来ずーーーーーーーーーーっと延々、運命選定種だけど」
まさみ「確かスクルドさん…そして北欧神話だけじゃないけど、運命の三女神の方々のお食事って、運命を決める対象の高知能生物の数が多ければ多いほどいいとお聞きしたことがありますけど」
すくるど「田中雅美の言う通り。そして世の中の人間が美男美女ばかり、いわゆる白人ばかりになったら今度はどうなるかしら」
ふらこ「ええと、そうなりますと男にもおなごにも、見た目以外で相手を選ぶものさしを作ろうとするのでは」
すくるど「はいフラメンシア正解。で、フラメンシアにもう一つ聞いてみましょう。ジョルジュ・アルベール・モリス・ヴィクトール・バタイユって美男子だったかしら」
ふらこ「思い出したくもないあの父親ですけど、身長は高く肥満者ではございません。あとふらんけんしゅたいんとかおからとかいう単語も思い浮かぶ独特な顔ですが、醜男でもございませんな。最初の妻のシルヴィアもいちおーは女優でしたし」
すくるど「で、あんたたちの世界ではシモーヌ・エドワルダの悪事の片棒担ぎに選ばれる程度には優柔不断または欲に流される部類だったわけでしょう」
ふらこ「さいでございますね…あああああ!女神様、それって、うちの親父、シモーヌとくっついてなかったらまさにカルチェ・ラタンに入り浸って文学論とか思想論にかぶれて変態の道を目指してた部類ですわ…」
まさみ「ちなみに連邦世界のジョルジュ・バタイユはグランゼコールを出て国立図書館で働いてたから、平民出身かつ結構なエリートではあったわね」
すくるど「で、その父親の血を継いでいるフラメンシアはもともと身長、決して低くはないでしょう」
ふらこ「まぁ、素のアルト閣下くらいはございますな」
すくるど「ですがマリー・テレーズ・シャルロット。あんたの身長は父母譲り…」
てれこ「150ちょいだそうです…バレエでの見栄えを考慮して伸ばしはしてもらいましたが、それでもふらこよりは低く、聖父様よりちょい下…」
すくるど「しかし、胸は元来のフラメンシアの姿より、もともと大きいわね」
ふらこ(むかつくけど事実なんですわ…ただ、わしはバレエなどで男受けする必要もあって黒薔薇特権で身体矯正してますから、そこそこばいんばいんですよ今)
まさみ(スクルドさんが痴女種能力などで体をいじってる以前の本来の姿を見ているのにも注意してくださいね…)
すくるど「で、テレーズ。あんた、夜の集まりでもてないのかしら」
てれこ「私の王女という立場もありますけど、少なくとも誰一人寄って来ないということはあり得ません。フランス王女にごまを擦るさもしい考えの持ち主が少なくないのは困ったものですが、ぼーっとしておろうものなら、すかさずにあれこれの話に誘われる立場ですわね」
ふらこ(あわよくば、てれこを口説いてこましてやろうという下心の持ち主も多いのですが、全くの不美人であれば夜会の人気はわしやソフィーちゃんに流れておるでしょう。つまり、てれこを口説く奴は結構おりますよ)
すくるど「すなわち、人の見た目は絶対的なつがいの条件でもないのよ。で、下半身だけで思考することが許されない立場の人間…特に男はある程度は我慢はすると思うわ(ベラ子の方をちらちら見ながら)」
べらこ「スクルドさんの視線に悪意を強う感じるのです…」
すくるど「ただ、圧倒的に男の下半身に訴求しない不幸な女もある程度は世間に必要と言えば必要。これはあんたら人間の学問で証明してください」
べらこ「結論ぶん投げてるひどい神様にお仕置きが必要と思うのです(怒)」
すくるど「ほほほ、で、歩く生殖器のごとき見た目のマリアヴェッラほどではないにしても、フラメンシアも男に囲まれなくもないでしょう」
ふらこ「それが、わしは武闘派王女として婦人騎士団でも名前が轟いておりまして…立身出世のを助けるために部下として面倒を見てやった男は多いのですけど(泣)」
すくるど「可哀想にとは思うけど、逆にさ、小柄な男って女から見て外観だけだとなかなか生殖の相手の選択肢に選ばれづらいところはあるわよね…マリアヴェッラのような男並みのでかい女からすると、特に」
べらこ「喧嘩売ってませんか(びきびき)」
すくるど「さて、ここでクリス・ワーズワースの身長があんたたちの単位で言う160cmだってのを思い出してみましょう。180cmのマリアヴェッラからすると非常な小柄よねぇ」
まさみ「クリスくんの持ち味とはいえ、仮にアメリカのプロムなら確実にナードの扱いよね…」
くりす「実際に僕のパブリックスクール時代、親の七光りで注目されていた一面は否定しません…あと、ファインテック社の業績もあって個人資産も会社資産もそれなりに蓄えてましたし…」
マリア「父さんがNBにいたままだと絶対にATM扱いしようと企む女に囲まれてたと思うよ。これは娘のあたしも断言する」
べらこ(おじさまは見た目で判断しない方がいいと思うのです…絶対にATM扱いを許さない人ですよ…)
マリア「アグネスさんの教育の成果もあって、言うことはきっちり言う人になったしね…」
くりす「つまりですね、僕のような人間でも女性に不自由しない条件が揃えばそれなりに孤独ではなくなります。あとさぁマリア…君のギャンブル好きはわかるけど、競馬はあくまでも文化やスポーツとして考えるべきだと思うよ。僕もNBの第2アスコット競馬場に招かれたことはあったけど…」
マリア「父さん…ブックメーカーは必要悪だと思うんだ(泣)」
まさみ(あとマリアちゃんは絶対に府中や中山のオケラ街道再現を狙ってると思うのよね…」
マリア「いいじゃんか!学のない者が馬単に全財産突っ込むとか、馬連や流し買いのような日和った馬券買うやつはギャンブラーじゃないとか!倍プッシュや東風戦半荘でご無礼して背中を煤けさせる男の競馬版が見たいんだよあたし!」
くりす(雅美さん…とりあえず、マリアはほっといてスポーツとしての馬術の進行を優先してください…もし競馬がどうしてもやりたいなら、アスコット競馬場を整備してそっちでやれって言って構いません…)
マリア「ごめん父さん。すでにこの時点で王立英国競馬協会主催レースを始められる段階に」
他全員「もう手をつけてるんかい!」




