マイティア 主要人物紹介&用語解説
話を読む際に必要な情報をまとめました。
主要キャラクター
サクラ(??)
本編の主人公で記憶喪失。
外見年齢は20代。
ガデン島で倒れていた所をフィナに拾われ、以降彼女と行動を共にしている。
鉱山で謎の老婆から不思議なナイフを授かり、その力で狼のような鎧姿に変身できる能力を手に入れた。
フィナ(11)
本編のヒロイン。
年齢は幼いが、かなり大人びいている。
ライフルを手に屍達を1人で撃ち倒す腕前があり、屍に関する知識も豊富。
記憶を失って倒れていたサクラを保護し、彼にサクラと仮の名前を付けた。
幼さを感じさせないクールな性格で、叔父であるツキミとは協力関係を築いているものの人間関係はドライ。
死者を甦らせる無魂の鏡の欠片を集めるため、鏡屍を探して討伐し回っている。
鏡の欠片を気配として感じ取る能力を秘めている。
ツキミ(67)
元騎士団で現在はすでに引退している。
外見は人間のままだが、半分屍と化している。
年齢を感じさせないほどの若々しい見た目をしており、素手で何体もの屍を楽々と退けるほどの体術も兼ね備えている。
凄腕の弓使いだが雑魚戦では矢をケチって、基本的に素手で屍を倒している。
弓使い故に、気配を感じ取る能力はずば抜けている。
常に無気力で口癖のように「しんどい」と口にする。
フィナは姪にあたり、現在行動を共にしている。
飢餓状態を抑えるために屍の肉を定期的に食す必要があり、それ以外のものを食すと飢餓状態に陥ってしまう。
(本人によると屍の肉は見かけ通りひどくまずいらしい)
ただし、飲み物は自由に飲める。
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用語解説
心界
人の心でできた世界で、本編の舞台となる異世界。
かつては魔法で文明を栄えていたが、大昔に起きた戦争での出来事で魔法の源となる魔素が失われてしまったことで、魔法も失われている。
屍
動く死体……いわゆるゾンビ。
首を落とすか頭をつぶさない限り活動を止めることはできない。
皮膚がひどく腐っており、肌が灰色に変色している。
常に極度の飢餓状態で、生きた人間や動物の肉を求めてさまよっている。
年々その数は増加しつつある。
無魂の鏡
本作のキーアイテム。
鏡に生きた人間が映ればその命を奪われ、死んだ人間が映れば再び命を吹き込む伝説の鏡。
とある理由で砕け散り、欠片が各地へ飛び去ったことで無造作に屍達が世に出るきっかけを作ってしまった。
欠片を全て元通りに戻すことで屍達を全て土の還すことができる。
それがフィナの最終的な行動目的である。
鏡屍
無魂の鏡の欠片を体内に宿している特別な屍。
普通の屍とは違って、魔法のような特殊な能力を持っている。
基礎的な身体能力等も屍よりはるかに強い。
ある程度の慣れが必要だが、人間との意思疎通も可能。
ただ肉を貪るだけの屍とは違い、鏡屍はこの世に残した強い未練(ほとんどが復讐)を晴らすという明確な目的で動いている。
その強い未練によって自分の意思を保ち、飢餓状態にも陥っていないため、無差別に人間を襲わない。
そのあまりの強さゆえに、屍からは天敵として見られている。
体内の欠片が体外に出ない限り、首を落としても頭を潰しても死なない。
欠片が体外に出てしまったら、灰となって消滅する。
再度体に欠片を埋め直したとしても灰になる運命は変わらない。
ウェーム
サクラが謎の老婆から授かった花の装飾が施されているナイフ。
柄にある球体の目のように開くことで、サクラを変身させる能力も持っている。
サクラ以外の人間が触れると痛みと共に拒むため、実質サクラしか使用することができない。
ウェーム【鎧】
ウェームによって変身したサクラの姿。
全身を鎧のような装甲で覆われている狼男のような姿。
手の甲からは3本の鋭い爪が飛び出し、それが主なメインウェポンとなる。
爪からは死者にしか効かない毒が流れており、屍ならば即死……鏡屍ならば死にはせずとも体が麻痺を起こす効果を持つ。
ミスト
魔素と人間の欲望でできた未知のエネルギー。
人間の身体能力や知力を大幅に上げる力を持つが、非常に攻撃的な人格へ変貌する副作用がある。
鏡屍が使う能力の源でもある。