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静かなる復活  作者: maria
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001



あなたは、彼が再びヒーローとして立ち上がる姿を目撃する準備ができていますか?かつての仲間たちとの再会、彼の心の葛藤、そして真のヒーローとは何かを問い直す旅が始まります。




俺の名前は桐生晃。一応この物語の主人公だ

他にも仲間が出てくるんだけど………

先に紹介しておこうかな


天野楓………

椎名龍一………

河合葵………

佐藤健二………

山田結菜……… 


こいつらは俺の仲間だ…いや元仲間と

言ったほうが正しいかな………今は


これから先はじまるのは俺達の

物語なんだけど………


まぁ、是非読んでくれたら嬉しいかな、なんて…




・・・・・1年前

俺達は中学生だった

困っている人達をこの世界から救うために

大切な人を守るためにヒーローとして戦ってきた


その一方で学校にも行って、秘密基地作ったり

カラオケやゲーセンなどで遊んで

中学生らしく過ごしてもいた


いや、今時の中学生は秘密基地作ったりなんか

しねぇかな…

くだらねぇって笑われるかな…


でも、そんなくだらねぇと思われるようなことでも

ヒーローやってる俺達にとって

とても大切な時間だったりもしたんだ…


だけど…………

「俺、ヒーロー辞める」


俺のその一言で仲間と離れ離れに

なってしまった


「は?なんで?」 「そうだよ!何で辞めるの?」

「困っている人達を救うんじゃなかったのか?」

「この世界を見捨てるのか?」

「お前から初めたことだろ?」



そうだ…「たくさんの人を救うんだ!…」って

言い出しっぺはこの俺で

皆で輪になって同盟結んじゃったりして

この俺にみんな賛成してついてきてくれて

今まで一緒に戦ってきた


なのに…なのに……この俺ときたら

「もう限界なんだよ!!!

 俺達は今までたくさんの人を救ってきた!

 あと何人救えば終わりなんだよ…

 戦っても戦っても悪は消えねぇじゃねぇか…

 だいたい他人を助けるために自分の命を

 犠牲にまでしなきゃいけねぇなんて…

 俺もう怖いんだよ…俺はそんなに強くない…」


次から次へと言葉がでてきて、膝をついて

項垂れる俺にみんなは何も言わなかった


ただ、ふと顔を上げたときのみんなの俺を見る目が

悲しさや怒りも混ざってったけな…

そんな表情をしていてその顔を俺は

今でも覚えている



いや、きっとたぶん一生忘れることはないだろう…

そして俺は……ヒーローを辞めた


















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