表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/22

泡姫のソープ


 俺はキマイラの触手を使い一度城に戻る。

 向かうのは北西にある町。伝説の吟遊詩人『ダライ・ラマ』が作り、その『ダライ・ラマ』の墓には『泡姫のソープ』という楽器があるらしい。

 ちょっと前に死にかけながら見つけた祠で、雨雲の振動杖が貰えると聞いたのだが、『ダライ・ラマ』にある、『泡姫のソープ』を持ってこないと渡さないと言われたのだ。

 仕方なしにダライ・ラマの町へ。

 墓を探しながら人々に話しかけると、ラーブ姫の居場所がわかった。

 イラマの村から南に運ばれた、とのこと。その後リムルテンペストの町には来てないことから、あの洞窟内にいる可能性が高い。

 そして、あの洞窟で感じた圧倒的な力。

 もしかしたら姫を守る守護者のような魔物なのかもしれない。

 気を引き締めなければ。

 まずは目の前のダライ・ラマの墓攻略に全力を傾けよう。


 土壁。苔。湿気。獣臭。

 さまざまな匂いが立ち込める洞窟を慎重に歩いて行く。

 階層を追うごとに魔物も強くなっていく。

 苦戦を強いられながらも、進んだ先に、泡姫のソープはあった。

 その音色は様々なモンスターを呼び集めるという。

 ただここに安置されているだけで墓に魔物が蔓延るのも、そのせいだろう。

 その魔物たち地上を襲わないで、洞窟でのみ生息しているのもこの泡姫のソープの力なのかもしれない。

 俺はそれを手に取り、早速追い出された祠にいった。


「お、おおぉぉぉ……。これが泡姫のソープ!

 よくぞ、難題を打ち破った!そなたにならこの雨雲の震動棒を渡そう!世界に再び光をもたらしてくれ!」

 なんだろう、この疎外感。

 勝手に話しが続いてるな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ