1-16-2 最終回っぽい
「皆と会話できる様になってきたのは楽しいな」
思い返すと、この数週間はあっという間に感じた。
「もっと早くにお前達と会いたかったよ」
「……」
ゲム子がコクっと頷いた。
「折角だし、色々と分かった事をまとめてみるか」
「……?」
「部活の事、先生の事、お前達の事」
「……チガウ」
「ん? ゲム子どうした?」
「……惣藏、君が、入って、ない」
本子の言葉にケー子とゲム子も頷く。
「あ、あぁ。そうか」
いつも忘れてしまう、自分の事。
誰かを思った結果、自分を忘れてしまっては意味が無いのだ。
「ありがとうな」
「いやはや、青春だねー」
「先生だってまだ若いですよ」
「お、ケンカ売ってるのか?」
「褒めたのに!?」
俺はホワイトボードに書き出していく。
俺達が会った人たちや、行った活動を。
「これ何か最終回っぽくない?」
「……っぽい」
ケー子に言われた!?
「止めとく!? まだ終わりたくないよ!!?」
「……ダイジョウブ」
「そう? ゲム子が言うなら……?」
割と信用に値しない気もするが。
俺はタタンタンっと、ホワイトボードを書き進めた。
☆
待機部
俺
喧しい× 騒々しい◎
本子
正統派美少女。実は腹黒い。
ゲム子
ピンボケ系美少女。ゲームがとても上手い!!
ケー子
手が早い! 美女系ギャル。
ルビ子
天才肌。マスコット系美少女!
葉月ちゃん
可愛い!!
「こら惣藏、そういうの止めろよ……」
照れてる葉月先生、チョロ可愛い!!
「あ、ケー子さん。拳を握るのは止めてね!?」
装填完了が早い!
「……ピンボケ」
「一人でボケてる人の事だぞ!」
「……」
黙って俺を指さすゲム子。
「一緒だな!!」
「……チガウ」
違った。
一緒がいいって言ってたのに!?
「……はら、ぐろ、い?」
「本子も気にしてた!? 女の子ならあれぐらい普通だよねー!?」
「……うん、そう」
物を言わせぬ圧力を感じる、これが普通なら女子って……。
「…………」
「うぉ、ルビ子」
急に抱き着いてくるルビ子。
「仕方ない撫でてやるか」
「……」
「段々マスコット感が出てきたな」
猫かな?
☆
ボランティア部
行ったら終わってた!
「……クスクス」
本子とゲム子が思い出して笑っていた。
☆
ゲー研
ゲム子と二橋キャノンの白熱の戦い!!
筒梨ちゃん
ゲームうま子。ゲム子にべた惚れ!!
部長
ギャグみたいな名前!
「ここでゲム子に惚れたんだよなぁ」
「……?!?!」
「あぁ、ゲームの腕にな!」
「……バカ」
☆
野球部
ムキムキで最高の高!!
兄貴達
尊敬しかない、神に近い男達!
「もう一人何か居た気がするが、気のせいか……」
「……キノセイ」
ゲム子にも忘れられていた。
☆
調理部
クッキングバトル!
ケー子の秘められた能力が解放された!
鈴ちゃん
ツッコミ担当!! 切れてたりキレてたりする!
カミルさん
おっとり系で癒し系、一家に一台欲しい。
「鈴ちゃんとケー子が仲良くなったのも嬉しい誤算だね」
「……んっ」
ケー子が嬉しそうに笑った。
「……ウドン?」
「それは忘れよう!!」
「……」
ルビ子も忘れて!?
☆
職員室
お茶ばっかり飲みやがって!
強面先生
野球部の怖い先生!
おばあちゃん先生
高性能!!
「高性能は止めとけ!?」
「てへへー」
☆
ファッション部
ゲム子が大変身!
奇抜会のカリスマ!!
法木ちゃん
たぐいまれなるセンス! 意外とメンタルよわこ!
「ゲム子の宿敵だな、次は一発かましてやれ!!」
「……!」
☆
奇術研究会
爆竹! トリックって言ってたよね!?
半蔵さん
天才! 師匠!
「実はルビ子に見せたマジックは、半蔵さんに習ったんだ」
「……!」
ルビ子が目を輝かせている、流石半蔵さんだ!!
☆
アニ研
田屋ハーレム! ヤバい!!
田屋さん
アニメ好き。たまにぶっこんで来る。
三銃士
ヤバい!
「どうヤバいんだよ?」
「いやもう、ヤバい!!」
先生は首を傾げていた。
「……!」
拳を握るケー子。
「そういう意味でもない!?」
☆
忠っち
社長! ツンデレ!!
「……ふっ」
またも鼻で笑うケー子。
どんだけ嫌われてるんだよ、あの親父さん。
「社長……」
「先生?」
「忠っちって社長!」
「急にどうした!?」
「紹介してよ」
「……!!?」
「いやいや、ケー子の父親だから!? 気を使う奴だからぁ!?」
「そなの? 残念」
まさかの玉の輿を狙っていたとは。
いつものチョロさに騙される所だったぜ。
「取り合えずこんなもんか……」
長かった様な短かった様な。
「色々あったけど、まだまだ遊び足りないな」
「……」
「……」
「……」
「……」
誰も何も言わない。
でも、皆の顔を見れば分かる。
この想いは俺だけのものじゃないと、そう思えた。
「……ウン」
だから、遅れて漏れたゲム子の同意は、皆の言葉を代弁する様な言葉で。
笑みで。
俺は嬉しくなってしまうのだ。
「いや、部活は遊びじゃないぞ?」
「こら葉月ちゃん! おもむきないよ!?」
「おもむきない!?」
「この響き面白いな、使っていこう」
「私で練習してんじゃねぇ!?」
「ふふ。おもむきねぇーな」
「ヘッドロック!!」
「ぎゃー!? 目覚めるから止めてー!?」
「……メザメテ」
「古代兵器でも呼び覚ましそうな言い方!?」
「……オモムキネーナ」
「ここで使うの!?」
「……(くすくす)」
「本子も笑ってないで助けてくれ!?」
「……にまー」
「声に出して笑った!?」
俺達の部活は、まだ始まったばかりで。
やっと一つの形になってきた所だ。
これからどうなるのかは分からないけれど。
この日々が、笑顔に満ちたものである事を。
心から願っている。
ご愛読ありがとうございました!
明日からは活動報告でも書いていた通り、お休みをいただく事になります。
申し訳ありません。
まだ五万文字しか書けて無いので、ちょっとお時間下さいませ。
予定では3/29(月)再開となっております。
その日にはまだ完成してなくても投稿を開始するので、暫しお待ちください。
次回投稿が10日も離れたら忘れちゃうよーって人に朗報があります。
実は小説家になろうには新規投稿があった時に、お知らせしてくれる機能があるのです!
「わーすごいー」
「誘導が下手すぎる……」
「お前は、もう一人の僕!?」
「……おもむきねぇな」
なかった。
レティセンスガールズはまだまだ続きますので、宜しくお願いします。
また打ち上げ的なのと予定などは、改めて活動報告に書く予定ですので合わせてお願いします。
長々となりましたが、本当にありがとうございました。




