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どうだ!これが世界だ!!  作者: 山崎 ホワイト
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さぁ初クエだぜ


さて漸く(ようやく)冒険者登録ができるよ


カマーちゃんに着いて行くと部屋に案内された。カマーちゃんは部屋に入るとソファーに座り書類やらを机の上に起くとクレンとコウタに座るように告げた



「それじゃあ早速冒険者登録よ。登録する前に冒険者が何をする仕事か知っているかしら?」


「当然よ!魔王を倒すことよ!」


「なるほどよく分かったわ。坊やどうかしら?」


クレンの答えにカマーは軽く流す


おそらくクレンの答えは間違っているんだろうな

冒険者が何するかなんて知らんわ。まぁ冒険者と言えば、ゲームや小説でよく見る事を言えばいいのか


「えーと。モンスターの討伐や色々な採取、あとは調査とか?まぁ依頼があればその依頼をこなす何でも屋みたいな感じかな?」


「少し違うけど大体その通りよ。冒険者は冒険者ギルドに所属し、ギルドを通して依頼を受ける。依頼を達成したらお金、デルが貰えるわ。

依頼人から直接依頼を受ける事は禁止してないけど・・・オススメはしないわ特に新人の子はね。

個人で受けた依頼で何があってもギルドは一切の責任を負わないわ。まぁ言わなくてと分かると思うけどギルドを通してないからよ。ギルドを通せば完全じゃないけど、ある程度信頼のできる依頼になるけど。ギルドを通さない依頼は大体が闇の依頼よ。気を付ける事ね」


闇の依頼とはギルドがブラックリストに入れている

人物からの依頼や非合法の依頼、又は国が禁止している場所での依頼などリスクが大きいのが多いが報酬はギルドを通すよりも遥かに高額であるため、受ける冒険者も少なくない。


「あと依頼を失敗したら罰金もあるわ。あと10回連続で失敗したらランクの降格もあるから依頼の難易度はよく考えて選ぶ事ね。

ランクは7階級あるわ上からレジェンド級、プラチナ級、金級(ゴールド)銀級(シルバー)銅級(カッパー)黒級(ブラック)白級(ホワイト)があるわ。大体の冒険者は銀級と銅級になるわ

あと依頼は自分のランクの一つ下までしか受けれないわ、黒級(ブラック)なら黒級(ブラック)白級(ホワイト)の依頼しか受けれないわ。あなたは白級(ホワイト)だから(しばら)くは白級(ホワイト)の依頼だけよ、これは無理な依頼を受けないようにする措置よ。あとランクの昇格は10個の依頼達成と依頼内容で決めるわ。まぁ白級なら直ぐに黒級に上がれるでしょう。ここまで良いかしら」



なるほど、ギルドを通せば金は少なくなるがある程度の信頼がある。そして自分のランクより高い依頼は受けれないと

あと10回連続で失敗する冒険者は早々居ないらしい。白級が10回連続失敗した場合はギルドの除名か一定期間の冒険者資格の停止があるようだ


で予想は出来てるが一様、隣に居るクレンは・・・・やはり寝ている・・・・・・ちくしょー!


「大体分かりました。ありがとうございます」

「お礼は要らないわ冒険者の説明はギルド職員としての義務よ。それと言い忘れたけどギルド依頼と言うのがあるの。この依頼は原則強制よ忘れないで。

まぁ他に分からない事があったら私や他の職員、冒険者に聞くといいわ。それに貸し出しは出来ないけど。冒険者のことやここらのモンスターの事が書いてある本もあるし、本を読みたい時は職員の許可を貰うのよ」


カマーはギルドの禁止事項などが載っている書類をコウタに渡し、後で読むように言った


「それじゃあ登録をするわよ右手を出して」


カマーはハンコの様な物を取り出しコウタの右手の甲にポンっと押した。押した後の右手の甲を見るが何もなくコウタは首を傾げる


「このハンコはその人物の名前やランクが分かるのよ

魔力を右手に集中してオープンと言ってみなさい」


「えーと。右手に集中して・・・・オープン!」


コウタがそう叫ぶと半透明で四角の液晶みたいなのが出てきた


おおっ!名前と冒険者ランクの白級(ホワイト)が出てる


コウタが浮かんだそれに気を取られている内にクレンも手にハンコを押され、2人の冒険者登録が終了した

カマーはこれで今日から貴方達は冒険者よ。


「一つ質問があるんですけど。いいですか?」

「良いわよ」

「魔王は・・・・居るんですか?」


コウタの問いにカマーは直ぐに答えず少しの静寂とクレンのイビキが部屋を支配する


「・・・・魔王ね、昔は居たみたいよ。150年くらい前まで、でも今は居ないわ。でも魔王並の強さを持つと言われてる奴らはいるわ。災魔(カタストロフ)と呼ばれる奴らがね、まぁ出会った時は運が悪かったと思うしかないわね。でもそいつらもここ数十年目撃した情報もないし大丈夫よ。そうね一つ人生の先輩としてアドバイスを送るわ」


カマーは書類を片付けながらコウタの質問に答えるとドアに手を掛けて扉を開ける

あまり長居すると次の人の迷惑になるから終わったら直ぐに出なければならない


コウタは直ぐにクレンを起こして一緒に部屋を出ようとするが、クレンは突然起こされた所為(せい)か騒ぎ出し中々部屋を出ず、再びカマーに怒られたのであった。


――――――――――――――――――――――――









今コウタとクレンは依頼が貼ってある掲示板を見ている。先程とは違いギルドの中にいる冒険者が少ない

どうやら殆どが依頼を受けて出た様だ。

それにしても白級の依頼は見事に採取系しか無いなーまぁ新人だから当たり前か。報酬は・・・1000デル・・・安い。昨日の夜食べた2奴の食分しか無いヤバイな今夜泊まる場所あるのか


「クレンこのままじゃ今日は野宿だ採取系の依頼を片っ端から一気に受けるぞ!」

「何ですって!?碌に道具も無しに野宿なんて嫌よ」

「分かってる。俺嫌だしでもこの街の一泊の値段が今は分からないが一食が500デルなら恐らく3000デルくらいはする筈だ。

そして一番高い採取系で1000デルこの依頼を6個受けて達成しないと・・・急ぐぞ」


「待ってよ〜」


コウタは直ぐ職員の人に聞きこの街で一番安く冒険者が泊まれる宿を聞く


ギルド職員男性のビル

「そうですねー。街の外れにあるスズメ亭ですかね泊まるだけなら2000デルだったかな

風呂はギルドの中にありますよ。まぁまぁ広いですし一回500デルですよ。貴方は今日から冒険者ですから数回の無料券と武器と防具の貸し出しがある筈です

あと保存食を一食分貰えますよ」


思ったより安い・・・いや泊まるだけだで2000デルだと風呂や食事は別料金

今回はギルドの風呂に無理に入れるが券を使ったら次から500デル今日の昼は取り敢えず貰える保存食で過ごして夜飯代を考えたら・・・・2500はいる。

最低5個は受けないと


「クレン最低でも5個受けないと今日は野宿か晩飯抜きだ」

「なっ何ですって!?どう言うことよなの」

「一番安い宿で2000は掛るそして俺達は白級の冒険者は白級の依頼しか受けれない。白級で一番高い報酬が1000デルなんだ。つまりこの依頼を5個達成しないと今日は野宿か夜飯抜きになる。でも明日の朝飯を考えると出来れば6個は達成したい。幸いにも今日の風呂と昼飯はギルドから貰える。分かったか?」


「よく分からないけど取り敢えず依頼を最低5個、出来れば6個ね」


よく分からないと言ったことが時は思わずツッコミそうになったが大まかには理解してるみたいだ


取り敢えず依頼の紙を6枚持って受付に行き依頼を受けたその後防具やナイフを貸してもらって

クレンと一緒に出る







ギルド職員のリンとビル


「凄く急いで、出ましたね」

「そうですね。薬草なんて森に行けばすぐに集まるのに、何であんなに急いでいたんですかね?」






2時間後依頼を達成した2人がギルドの中にいた

1人は硬化のデルを持って機嫌が良さそうにし

もう1人は喜んでいるような落ち込んでるような、何とも言えない表情で保存食を食べていた







最後まで読んで頂きありがとうございます。

更新頻度が安定せず申し訳ないです。

最低でも月に一度は更新出来るようにしたいと考えておりますので、よろしくお願いします。

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