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夏祭りの花火  作者: 甘い思い出
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君との夏祭り

夏祭りずっと好きだった幼なじみを誘いました

暑く賑やかできらびやかな真夏の夜今夜は夏祭り僕湊は、ずっと好きだった幼なじみを夏祭りに誘った

「格好変じゃないよな匂いも大丈夫財布もちゃんとあるしスマホも、待ち合わせより30分前に来て」

ソワソワしながら待ち続ける

「ごめんお待たせ浴衣の着付けに少し時間かかって時間大丈夫だったよね?」

とても綺麗な青と黄色にはなびらの浴衣を着込んだ彼女美月に見とれながらすぐに我に返り

「時間全然大丈夫僕が早く来ただけ!」

やばい変にテンパリすぎたかな引かれてないよね

「それなら良かった湊昔っから約束の時間の30分前に来るもんね」

笑いながら話す君を見ながら僕は君を誘えてよく頑張ったと思い浸っていた

「湊花火まで全然時間あるしお店回ろうよ」

睦月が顔を覗き込みながら言う

「えっ!あっうん行こうかどこから回ろうか」

やばい全然普通に振る舞えない昔はこんなじゃ無かったのに今日はちゃんとリードして最後花火の時に…

「そうだ湊最初私たこ焼き食べたい」

たこ焼き好きなの変わんないんだな昔は何も気にせず振る舞えてたのにどうしてこんなに緊張するんだろ

「いいねあそこベンチもあるし買って食べよう睦月って昔から好きだよねたこ焼き」

こうして過ごせてるだけで幸せだな〜考えたら中学から関わり減ったしやっぱりなんだか上手くできないなー…

「うん!たこ焼き好きその後わたがしとかも食べたい!」

本当に今が幸せだこんなに今気持ちが溢れ出てきそうでどうすればいいんだろ

「美味しいね」

どうしてこんなに上手く話せないんだ僕は上手くできなくて本当に最低だ…

「美味しいね今日誘ってくれてありがとうめちゃくちゃ楽しいね」

睦月の楽しそうな笑顔や仕草その全てに反応してしまう僕が嫌だ余裕が無くて手を繋ぎたいのにどんな強さでどんなタイミングでしたらいいか分からないでもやっぱり睦月のことが…

「本当に楽しいねこうやって2人で来るのも久しぶりだし本当に誘えてよかった」

「考えてみたらそうだね湊と来るの久しぶり中学からあんまり関わり無かったもんねでも本当に嬉しいな2人で来れて」

君のその笑顔も今の言葉も深い意味は無いんだろうけどどうしても強く考えてしまう僕は単純でただただ君のことが好きなんだとわかっていくよ

「もしね高校が別々になってもまた2人で来たいね湊高校離れて私の事忘れたら許さないからね」

楽しそうに笑う君の姿で更に胸が痛いよやっぱり今のままじゃ思いを伝えないと君にもこの思いを移したいよ

「忘れないよこれからもずっと僕は…」

思いを伝える前に花火が打ち上がる

「ねぇねぇ湊見て花火上がったよ!」

遮るように君は花火に話題を変える

「綺麗だね…」

君の花火に見とれる姿を横で見ながら思うよやっぱり君は綺麗だ

「花火も終わっちゃったね…」

「そうだね…」

君はどこかこれ以上言わないでと言う雰囲気を出しながら僕に言うんだ

「今日楽しかったね」

僕は何も言えず一瞬で溶けるわたがしのような甘い思い出を大事にしまおうと決意し

「楽しいね」

それだけを言って僕の恋は終わった

僕湊はずっと好きだった幼なじみ睦月を夏祭りに誘えた中学に上がってから関わりが減ってしまい高校が別々になるから最後に思いを伝えようと睦月を夏祭りに誘ったけど…

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