数秘術占いをやってみよう。(姓名占い 編)
皆さん、どうもこんにちは。
七月 亜里亜です。
数秘術占いをやってみようのコーナー。
本日は、姓名診断の部です。
名前から分かる、あなたの性格を、ズバリ言い当てて見せますよ!
◆前回のおさらい。
本題に移る前に、前回のおさらいからしましょう。
数秘術とは、数字による占い。
数字には、それぞれ「性格」があり、人間もまた、その性格に影響される。
それが、数秘術の基本的な考え方です。
数秘術では基本的に、1から9までの数字と、11、22の数字によって占いを行います。
各数字の特徴は、以下の通りです。
1=男性的な性格。決断力と行動力があり、リーダーシップに秀でる。
2=女性的な性格。柔和で共感力があり、包容力がある。
3=天真爛漫な性格。好奇心旺盛で、ムードメーカー。
4=真面目な性格。忍耐強く、責任感と正義感が強い。
5=自由な性格。カリスマであり、トラブルメーカー。
6=慈愛に満ちた性格。情熱的で優しく、愛され上手。
7=孤高な性格。探求心が強く、自分の世界、自分の道に生きる。
8=精力的な性格。何事にも全力投球。富に愛され、富を掴む人物。
9=博愛主義な性格。自由と愛情に生きる、雲のような存在。
11=超越然とした性格。天性の直感を持ち、洞察と思考に優れる。
22=豪快かつ堅実な性格。損得勘定と人情のバランスに優れ、自益を伴う創造性を持つ。
数秘術には、良い数字も、悪い数字も存在しません。
長所は短所になり得るし、短所は長所になり得ます。
そして、人生とは、好きな事と、得意な事というのが一致しないもの。
占いとは、自分との対話です。
数字を鏡として、自分の中に埋もれた才能、気づけなかった能力。
それらと出会い、今後の人生をより豊かにしていきましょう。
◆名前を数に変換する。
それでは、おさらいも済んだところで、実践編です。
今回ご紹介するのは、姓名数と呼ばれる数字。
その名の通り、名前から導き出される数字のことです。
‥‥これらの呼び名は、占い師によってまちまちですから、正確に覚える必要はありません。
名前ではなく、やり方を覚える方が、重要です。
さて、実践編をするにあたり、今回は例として、時雨 アイさんのお名前をお借りしましょう。
彼女の姓名数は「7」です。
変人で、変態の数字です。
これを、どうやって導いたのか?
それを、順番に説明していきます。
姓名数を導くためにすることは、全部で3ステップ。
〇ステップ1.名前をローマ字に変換する。
まずは、名前をローマ字にしましょう。
時雨 アイさんを例にすると――。
SHIGURE AI
こうなります。
この時、「SHI」や「SI」、「JI」や「ZI」は、自分が普段使っている方で書いてください。
自分が普段使っている物の方が、強く影響を与えていると考えられているからです。
これは、結婚して苗字が変わっても同じです。
苗字が変わり、長く時が経つと、性格が変わると判断します。
〇ステップ2.ローマ字を、対応する数字に変換する。
お次は、文字を数字に変換する工程です。
以下に表を記しますので、ご自分のお名前を、対応する数字に変換してください。
1 2 3 4 5 6 7 8 9
A B C D E F G H I
J K L M N O P Q R
S T U V W X Y Z ・
ちょっと列がズレてしますが、それはご容赦いただいて――。
ローマ字を、対応した数字に変換していきます。
アイさんを例に、やってみましょう。
S H I G U R E A I
1 8 9 7 3 9 5 1 9
ローマ字を数字に変換すれば、これにてステップ2は終了です。
〇ステップ3.足し算をしよう。
いよいよ、さいごのステップ。
ここでは、変換した数字を足し算で計算をしていきます。
この時、苗字と名前は、最初は別々に計算します。
その後で、苗字の数字と、名前の数字を足し合わせます。
では、アイさんの氏名でやってみましょう。
●苗字
S H I G U R E
1 8 9 7 3 9 5
1+8+9+7+3+9+5=42 ⇒ 4+2=6
苗字の数字:6
●名前
A I
1 9
1+9=10 ⇒ 1
名前の数字:1
●姓名数
苗字+名前=6+1=7
姓名数:7
――はい、この通り。
アイさんの名前から、「7」という数字が導かれました。
いかがだったでしょうか?
皆さんのお名前には、どんな数字の力が宿っていましたか?
◆姓名数とは?
結果に移る前に、姓名数の説明について、少し説明を。
姓名数には、年齢を重ねるごとに力を増していく性質があります。
数秘術では、子どもの頃は誕生数(生年月日)の影響を強く受け、大人になると姓名数の影響を強く受けると考えられています。
言うなれば、姓名数とは、経験によって磨かれる個性とも呼べる数字。
そして、誕生数と姓名数を足し合わせた数字は「実現数」と呼ばれ、自らの使命として実現、成就させていく数字となります。
※今回は、紙面の都合で、実現数の紹介は省略します。
名前は、その人の人格を、如実に語ります。
名前から分かることは、姓名数だけではありません。
‥‥というのは、後ろに回しておいて、今は、姓名数で分かる性格や能力について話していきましょう。
と、言いましても、基本は誕生数と同じです。
なので、姓名数の結果を、前回の記事の説明に当てはめて見てください。
アイさんは、姓名数が「7」なので、変人で変態です。
どうでしょう? 皆さんのイメージと、一致しているでしょうか?
ちなみに、彼女の誕生数は「2」です。
この物語の舞台は、2XXX年と伏せられていますが、彼女の生年月日から求められる誕生数は「2」です。
アイさんは今、満5歳なので、生まれた年に5を足した年が、舞台の西暦となります。
誕生数が、女性的な数字の2。
姓名数が、我が道を行く、孤高の7。
よって彼女は、通常の7よりも人当たりが良く、協調性を大切にする傾向が強まります。
ただし、両方とも精神的なストレスを溜めやすい数字で、7のポーカーフェイスも加わって、突然爆発したり、人知れずどこかに行ってしまう危うさがあります。
気負わずに付き合える人物は、彼女にとっては、眩し過ぎるほどに掛け替えのない、宝物のように大切な存在。
大胆不敵でいて、その実、繊細。
その繊細さを理解してくれる、受け入れてくれる人物を、大切にする。
それが、アイさんの誕生日と名前から分かる性格です。
◆内面数と、人格数。
名は体を表す。
良い言葉ですね。
数秘術も、そう言っています。
名前は、個人の人となりを雄弁に語ります。
内面数と、人格数も、名前から読み取れる性格のひとつ。
内面数 (ハート数とも言います)は、自分の奥底にある感情や価値観を知ることができます。
人格数とは、自分が周囲にどんな風に思われているか知ることができます。
自分を、どう思っているのか?
あるいは、自分がどう思っているのか?
人に、どう思われているか?
それらを知ることができます。
やり方は、とっても簡単。
ご自分のお名前の、母音(あいうえお,AIUEO)をすべて足し合わせた数字が、内面数。
子音をすべて足し合わせた数字が、人格数です。
例によって、アイさんの名前でやってみましょう。
S H I G U R E A I
1 8 9 7 3 9 5 1 9
内面数 (母音)
●●I●U●E AI=9+3+5+1+9=27=9
人格数 (子音)
SH●G●R● ●●=1+8+7+9=25=7
内面数:9
人格数:7
――はい。これで内面数と人格数が分かりました。
内面数も人格数も、リーディングの方法は、誕生数と同じ。
数字の基本的な性質は同じで、その与える影響範囲が異なるというだけです。
ですから、1から9の数字と、11、22の数字の性質さえ抑えておけば、あとはその応用です。
内面数は、その人の深層に影響を与えている数字で、人格数は、その人の外側に影響を与えている数字です。
アイさんの場合は、内面数が9で、人格数が7。
外っ面は、ミステリアスで近寄りがたい人物。
だけど、中身は意外と俗っぽく、ミーハー。
独特な感性を持つ不思議ちゃんだが、なぜか人からは愛される。
そのような性格が、分かります。
◆姓名判断の真髄
名は体を表す。
先ほども述べましたが、名前は、個人の人となりを雄弁に語ります。
なにせ、たくさんの数字が混ざり合い、たった1人の個性を作りますから、その色は鮮やかで美しく、この世に2つとありません。
人を占う時には、この数字の混ざり方にも注意を向ける必要があります。
そうすることで、より深く、より鋭く、人の才覚や能力を見ることができるようになります。
時雨アイさん。
誕生数は「2」。姓名数は「7」。
S H I G U R E A I
1 8 9 7 3 9 5 1 9
内面数は「9」。
人格数は「7」。
ここからは、ちょっと占い師の本気を見せていきます。
ズバリ、数字のバランスについて、着目してみましょう。
アイさんの名前は、その他の数字をよく観察してみてください。
すると、孤高の「7」とは食い合わせの良くない数字が頻出していることに気付くはずです。
7とは、孤高の数字、孤独の数字。
にもかかわらず、彼女には「9」の数字が頻出していることに気付きます。
また、誕生数2も、7とは相容れぬ数字。
9のミーハーな感じも、他者と協調する2も、我が道を行く7とは相いれません。
このような場合、どのようにリーディングすれば良いのでしょうか?
そこで用いられるのが、数字のバランスや、混ぜ合わせという考え方。
つまり、アイさんは、9の要素が強い変人ということになります。
9の要素が強い変人とは、どういう事か?
これは、そのままの意味で(?)、9のような開けた性格になるということです。
――つまり、彼女は開けた変人です。(!?)
7のクセに寂しがり屋で、7のクセに協調性があります。
でも、7の変人性は据え置きなので、ミーハーな割に、個性的な人物となります。
黙っていればミステリアスな美女。
口を開けば愉快なお姉さん。
それが、7と9が合体した姿であり、性格です。
7も9も、どちらとも洗練された衣装を好むので、スーツとか、ドレスなど、小奇麗な格好を好みます。
このように、個人が内包する数字は、互いに影響を与えます。
そうすることで、数字が強調されたり、あるいは互いの波長を相殺し合ったりしています。
その人にとって、どの数字が強く現れていて、どの数字が打ち消されているのか?
それに関しては、多くの場合、経験に頼ることになります。
喘息持ちなら、9の影響が強いとか、太りやすい人は8の影響が強いとか――。
経験を積んでいくと、何となく、強く出ている数字が分かるようになってきます。
そうすることで、リーディングの精度を高めることができ、気になるあの子の本性を丸裸にできます。(?)
悪用厳禁、ですよ。
数字の影響力や、相関関係。
そして、居ずまいを見ることによるリーディングができるようになれば、あなたも立派な数秘術マニア。
ちょっとした特技や、隠し芸として、ぜひ使ってみてください。
◆おわりに
以上、今回は名前から性格を紐解く、姓名診断をお届けしました。
数秘術で大切なこと――。
それは、数字に対する理解。
1は男性的、2は女性的――。
などなど、数字の特徴を掴んでおくことが大切です。
それさえ頭に入っておけば、あとは、その応用。
覚えることが少なく、ちょっと勉強すればすぐにできるようになります。
それでいて、的中率も中々で、話題作りにピッタリ。
ぜひ、自分の誕生日や名前で試して、その的中率にビックリしてみてください。
‥‥‥‥今後は、アイさん以外の方にも、数秘術的なリーディングで触れて、あれやこれや有ること無いこと語っていくのも、面白いかも知れませんね。
それでは、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
またの機会まで、ごきげんよう。
 




