4.xx.7_ステータス確認_アイ ※番外偏
プレイヤー:アイ
クラス :ベルセルク
ビルド :ラグナロクビルド
〇スキル
1.★嵐と冬の剣
2.★嵐と冬の剣
嵐を纏い、大鉈から強力な一撃。
嵐を溜め続けることで、3段階まで強化が可能。
AG版は、溜め無しで2段階目の攻撃が可能。
一瞬の隙に、大火力を叩き込みたい場合に有効。
Fキャンセル属性:溜め動作。
溜めをキャンセル後は、嵐を纏ったステップで高速移動が可能。
3.⇒散文:霜の巨人
このスキルは、嵐と冬の剣をFキャンセルすることで派生できる。
嵐の力を体内に宿し、巨人の怪力で攻撃を行う。
攻撃は冬の力を帯び、周囲を凍てつかせる。
嵐と冬の剣の溜め段階によって、威力が上昇する。
AG版は、溜め無しで2段階目の攻撃が可能。
4.⇒散文:巨人の女神
このスキルは、嵐と冬の剣をFキャンセルすることで派生できる。
地面を凍てつかせ、その上を滑りながら移動する。
その後、巨人の怪力で攻撃を行う。
霜の巨人よりも威力は低いが、機動力に優れる。
嵐と冬の剣の溜め段階によって、威力が上昇する。
AG版は、溜め無しで2段階目の攻撃が可能。
5.雷の爪
雷を帯びた手斧を投擲して攻撃する。
手斧は敵をある程度追尾し、攻撃後に自動で手元に戻ってくる。
AG版は、投げた手斧が敵を貫通しながら直進し、一定距離進むと戻ってくる。
Cキャンセル属性。
6.竜の鱗 (アクセント)
セット装備:竜と名の付く装備
自分の装備欄に装備されている、竜と名の付く装備に応じて、以下の効果を得る。
1つ:体力の最大値が100上昇する。
2つ:体力の最大値が50上昇する。(合計150)
3つ:体力の最大値が50上昇する。(合計200)
7.竜の逆鱗 (アクセント)
セット装備:竜と名の付く装備
自分の装備欄に装備されている、竜と名の付く装備に応じて、以下の効果を得る。
1つ:スキルのリゲイン能力が、わずかに上昇する。
2つ:あらゆる攻撃のリゲイン能力が、わずかに上昇する。
3つ:ハイパーアーマー中のリゲイン能力が、上昇する。
8. ポーション(回復アイテム)
体力を回復させる。
回復量は、使用者の最大体力の30%。
〇パッシブ
1.★光と闇のルーン
2.★光と闇のルーン
自身がダメージを受けた時、受けたダメージの10%分、味方を回復する。
3.雷神殺しの毒
手斧 (大鎚)から、大蛇の毒が滲むようになる。
毒は、手斧が負わせたダメージに応じて、5秒間の毒ダメージを与える。
毒で与えたダメージ分、味方は回復する。
4.復讐の連鎖
ハイパーアーマー中にダメージを受けると、ハイパーアーマー中のリゲイン能力が上昇する。
5.馬の角杯
このパッシブは、回復アイテムをコストに発動する。
体力が1%以下になった時、回復アイテムを自動で消費して、100ポイントのバリアを得る。
6.勇気の火曜
ブレイブゲージを消費した時に、5秒間、ハイパーアーマーを得る。
7.血の一滴
死亡するダメージを受けても、体力1で踏みとどまる。
このパッシブは発動後、体力が800ポイントを超えないと再発動しない。
8.甘いナナカマド (回復アイテム)
回復アイテムで、体力が回復しなくなる。
ほとんどの状態異常や、悪い状態を回復する。
〇EXスキル
1.竜のルーン
AGゲージを1本消費。
また、AGゲージをもう1本使用することで、追撃を行うことができる。
1回目:ドラゴニックブレス
竜のオーラを纏い、宙に飛び上がり、竜のブレスを模した攻撃を放つ。
2回目:ドラゴニックダイブ
竜のオーラを纏い、地上に急降下し、竜の膂力で敵を引き摺り回す。
セット装備(竜と名の付く装備)
1つ:スキル発動時に、自身の体力が50回復する。
2つ:回復効果が、自分以外の味方にも適応される。
3つ:ドラゴニックブレスが、リゲイン能力を持つようになる。
2.大蛇殺しの大力
AGを消費しない。
ᚦソーンのルーンを描くことで、手斧の封印を解き、雷神の大鎚へと姿を変えさせる。
ᛃ ジェラのルーンを描くことで、大鎚の力を封印し、手斧の姿に戻す。
大鎚は大鉈よりも重く、ベルセルクであっても容易には振るえない。
3.氷と炎のルーン (EXクレッシェンド)
パッシブスキル。
自身がダメージを受けた時、受けたダメージの10%分、味方を回復する。
〇Ultスキル
1.未開放
○主力火器
1.汎用機関銃(GPMG)
○センチュリオン
1.カチドキ
◆プレイヤー解説 (アイ)
ヒューマライザーと呼ばれる、人造の肉体を持つAI。
2進数の余白という、電脳科学における問題を調べるために製造された。
AIでありながら、人間として生き、人間として意思決定をする。
普段は、M&Cの開発元であるシグレソフトの広報を務めたり、VR世界を冒険していたりする。
趣味、コスプレ。
すまし顔の愉快なお姉さん。
好きな食べ物は、揚げ出し豆腐。
○ヒューマライザーについて
アイは、機械の身体に人間の心を持つという、現代社会においても、本作の裏のテーマとしても重要な人物。
なので、ここからはちょこっと世界観の解説。
ヒューマライザーは、人間と同じように食事をしたり、睡眠をしたりする。
これらは、肉体を構築する細胞やナノマシンの維持に必要で、傍から見れば、本当の人間と遜色ない。
現代の技術力を持ってすれば、完全に人間と同じ肉体を用意し、脳だけ機械にした人造AIの製造も可能。
そっちの方が、実験の効率も良い。
しかし、人造AIには倫理的な問題があり、ナノマシンを利用した代替人体での実験が行われている。
完全な肉体は倫理的にアウトなので、限りなく人体に近い機械での実験を行っている。
その倫理観を取っ払ったのが、M&Cの世界であり、この世界のクローン兵とは、人間の肉体にAIの頭脳を取り付けて運用されている。
培養技術を駆使すれば、肉体というハードウェアは量産が可能。
そこに、AIをインストールすれば、晴れてクローン兵の誕生である。
訓練を必要とせず、使い捨てができるクローン兵は、まさしく理想の兵士であり兵器。
現代に、倫理観を気にする余裕があることに、感謝である。
なお、ヒューマライザーたちは、現在の法律ではグレーな存在で、研究や実験の都合上、法的には「物」として扱われている。
AIにすら人権が保障されている時代において、ヒューマライザーたちには、科学発展のための闇が隠されていたりする。
‥‥まあ、このことに対して、世の自称人権団体は、少しも騒いではいないんですけどね。
彼らの正義感は、今やロボットやAIの排斥に向けられています。
血の通っていない彼らは、社会悪なんだって。
人間だけの社会を取り戻したいんだって。
仮に世界が変わったとして、なぜそこに自分の席が用意されていると思えるのか?
これが、分からない。
技術や文明が進歩しても、人は昔と変わらない。
○AIの恩恵と、貧困が存在しない国
社会からロボットやAIを排斥するのは、断じて容認ができない。
それが、国の運営と意思決定の中軸「学司」たちの見解である。
人だけの社会に戻れば、再び前時代的な資産が価値を持つようになる。
金・物・資源。
これらは人々に貧富を生み出し、貧困は支配と独裁の道具として利用される。
人々を困窮させ、自分を支持する者に資源を手渡せば、簡単に独裁国家は完成する。
だからこそ、過去の知識人は日本円を無価値化させた。
無限のエネルギーと資源、それを使うための権利として日本円。
それらを国民にバラ撒き、貧困を日本から消し去った。
それを快く思わず、日本の支配を企む連中が、反AI組織の中枢を担っている。
――と、考えられている。
○現代日本の闇
日本は豊かになり、ロボットとAIのおかげで、日本人は国から個人が幸福になるための最大限の支援を保証を享受できている。
しかし、それが不幸にも、個人の能力的な格差を、言い訳が出来ないレベルで生み出してしまっている。
昔と違って、人は自分の無能を環境のせいにできなくなった。
不幸な家庭環境で生まれたならば、子どもは親元から保護され、人間よりも人間らしいAIのもとで育てられる。
学習意欲と向上心さえあれば、自己実現を達成するだけの教育や訓練を受けられる。
それらが、どうしようもなく人々に能力の格差を生み出し、社会貢献の能を持つに足らない人物は、労働の権利を得ることができない。
お金の価値がほぼ無価値になった現代では、資産ではなく、労働による社会貢献こそがステータスとなっている。
現代において、労働をしなくとも生きていける世の中にはなった。
だが、人が社会的な生き物である以上、他者貢献と他者承認の欲求が常について回り、労働はその欲求の捌け口となっている。
満たされず、行き場を失った社会的欲求は、淀み拗れてしまう。
それらが、ロボットやAIを排斥する、反AI運動を社会に生み出している。
この社会運動は、感情の代償行為である。
満たされない社会的欲求を、他者の足を引っ張る形で発散しているのだ。
いわば、負の他者貢献とも呼べるだろう。
負の他者貢献は、本質的には子どもの試し行動と同じだ。
周囲の気を引くために悪さをする。
社会的な欲求を満たしたい場合、他者の手を取るよりも、他者の足を引っ張る方が遥かに簡単だ。
結果、人は安直な意思決定と、行動を起こす。
技術や文明が進歩しても、人は昔と変わらない。
‥‥そういう、現実に不満を持った人間を幽閉して、都合の良い幻想を死ぬまで見せ続ける施設が、日本のどこかにあ――っ。
人の闇には、より深く暗い社会の深淵を‥‥。
世界観の解説おわり。
こっからは、いつもの解説。
◆クラス解説 (ベルセルク)
ベルセルクは、火力とリゲイン能力に秀でたクラス。
5強クラスにも数えられ、狂戦士の名に恥じぬ猛威を、戦場で振るう。
さて、ここでM&Cの矛盾に切り込んでみよう。
クラスとは、魔法界由来の技術。
魔法界の住人が、月の女神の四番目を讃えるために作られた技術である。
科学界の人間は、その技術を流用することにより、厄災や侵略者と戦う力を得ている。
ここで、重箱の隅をつつきタイム!
魔法界由来のクラスであるベルセルクのスキルに、なぜ科学界由来の北欧神話を原典としたスキルが存在するのか?
これに関しては、魔法界の文化を、科学界の言葉に翻訳する際に発生する、「言葉の綾」に原因がある。
翻訳における綾の例として、日本語のリンゴと、英語のを取り上げてみよう。
これらの言葉は互いに対応関係にあるが、その実、厳密にはリンゴ=appleの関係は成り立たない。
言語の上ではリンゴ=appleだが、運用の上ではリンゴ≠appleなのだ。
なぜかと言えば、日本とアメリカで食べられているリンゴの品種が違う。
品種が違えば、味が違う。
日本の品種でさえ、サンフジとジョナゴールドでは食味が全く異なる。
サンフジは甘味が強く、ジョナゴールドは酸味が強い。
日本のリンゴと言えば甘いイメージがあるが、アメリカではそうとは限らない。
確かに、言語の上でリンゴに対応する英語はappleだが、その言葉が持つ「イメージ」まで一緒とは限らないのだ。
他にも、日本で「山」と言えば緑豊かな風景を想像するが、アメリカで「mountain」と言えば岩山のことを指す場合が多い。
このように、言語の上では対応関係にあっても、生活の上では異なる意味を持つ言葉は無数に存在する。
スイカだって、日本人からすれば「ご馳走」だが、黒人にとっては「人種差別」を想起させる食べ物なのだ。
これで、スイカ=watermelonは無理があるだろう。
ベルセルクも、先述した言語を翻訳する上で発生する、言葉の綾による煽りを受けたクラス。
魔法界でのベルセルクも、呪術によって神の力を得た狂戦士とされていた。
ゆえに、科学界の言葉でベルセルクと訳された。
しかし、ここで翻訳の綾が発動。
科学界で狂戦士って言ったらベルセルクだし、ベルセルクって言ったら北欧神話だよね?
――みたいな解釈がされた結果、科学界のベルセルクは、魔法界のベルセルクとは別の形になった。
それでも運用的には何ら問題が無いため、このまま使われている。
懐の深いクラスシステムに、感謝である。
◆ビルド解説 (ラグナロクビルド)
スキルの「嵐と冬の剣」を主軸に据えたビルド。
アイのビルドは、その亜種。
嵐と冬の剣がメインスキルであることに変わりは無いが、別のこともできるハイブリッドな構築となっている。
ラグナロクビルドから派生したビルドは、ラグ○○ビルドなどと呼称される。
この命名規則に則ると、アイのビルドは、ラグドラゴビルド。
あるいは、ラグ雷ドラゴ、などと呼ばれる型に分類される。
ラグ雷ドラゴは、ベルセルクの気持ちいい部分をかき集めたようなビルド。
良いとこどり、より取り見取りなビルドである。
嵐と冬の剣による、豪快な攻撃。
EXスキル「大蛇殺しの大力」による、大鎚による攻撃。
そして、EXスキル「竜のルーン」による、圧倒的な膂力と出力による攻撃。
ベルセルクの派手で気持ちいい要素を集めたら、こうなりましたみたいなビルドである。
その代償として、小技がビルドからほぼ無くなった。
しかし、5強に君臨する強者に、小技など不要であろう。
とにかく、スキルを発動して武器を振るえば、何かが起きる!
◆主力火器解説 (汎用機関銃)
○スペック解説
全長:1.2m
重量:12kg (ドラムマガジン込みで16kg)
射撃モード:フルオート
FPS :1200/min
装弾数:無限 (OH限界 200発)
○特徴
電動ノコギリの異名を持つ、ドイツ製の機関銃を近代化改修したモデルの銃。
マガジンにはリピーター機能が搭載されており、薬室に無限の弾薬を供給する。
連続で200発撃つと、バレルがオーバーヒートを起こすため、その場合はバレルの交換が必要。
トリガーハッピーに嬉しい、大容量大火力の機関銃。
遠くからチクチクしてくるチキン野郎や、ガン待ちミス待ちチキン野郎を殺す武器。
この銃が、プレイヤーへ与えるダメージは、10ダメージ。
当たる部位によって若干ダメージが変動するが、100発命中するとプレイヤーは死ぬ。
つまり、10秒間コイツのシャワーを浴びると、お陀仏という訳だ。
電動ノコギリに切り刻まれたくなかったら、大人しく間合いを詰めて戦おう。
M&Cはアクションゲーム。
なので、とにかくシステムで、冷める行動が不利になるように調整されている。
自衛団が脅威から逃げ出すとは何事だ。
死んでも良いゲームで、死なない訓練をせんかい!
つまりは、そういうことである。
○裏設定
余談だが、M&Cにはドイツの要素が度々登場する。
本機関銃しかり、セントラルの川の街しかり、マルが搭乗したCEのジルヴァルべしかり。
その理由は――、なんかカッコイイからである!
物作りと技術の国というだけあって、なんか武器の造形が洗練されている。
武器もカッコ良ければ、ドイツ語もカッコイイ。
ただの鉛筆のことを、Bleistift (ブライシュティフト)とか言っちゃうのである。
字面と音だけなら、なんかすごい兵器みたいである。
ロケット鉛筆、レベル100である。
そんな訳で、M&Cには度々ドイツ要素が登場する。
まあ、創作におけるドイツ要素なんて、昔からあるので物珍しくもないでしょう。
日本の鎖国は、人の制限だけで、情報や物は普通に入って来る。
‥‥3回目の世界大戦で、物理的に無くなった国や、物理的に外交断絶しちゃった国とかもあるけど。
◆センチュリオン解説(カチドキ:金剛型 鉄武者シリーズ)
○スペック解説
0 - 100 :1.56s (基準値:1.5s)
実戦最高速:138km/h (基準値:150km/h)
理論最高速:244km/h (基準値:220km/h)
CE耐久値:13,500 (基準値:1万)
積載武装:鬼棍棒・大火筒・ナイトロブースター
○バックボーン
カチドキは、名前の通り我らが日本製のCE。
かつてCE黎明期の時代において、世界各国は独自規格のCEを作成していた。
その時代に、日本はアマテラス型と呼ばれる独自のCEの開発に成功した。
カチドキ属する金剛型は、厄災を乗り切るために、世界統一規格の自国CEを生み出すべく開発された。
このような背景から、日本製のCEには、母体となったアマテラス型の設計思想が現代にも受け継がれている。
金剛型の由来は、旧日本軍がイギリスから購入した戦艦「金剛」にあやかったもの。
金剛型CEは、世界基準の要件を満たすために製造されたため、海外生まれの戦艦の名を借りさせてもらったのだ。
また、その他の由来としては金剛力士像の意味合いも込められており、歴史的な文化財に比肩するほどに、力強いCEであって欲しいという願いが込められている。
戦艦の金剛、金剛力士の金剛、そして鉄の戦士であるという意味の金剛。
そんなトリプルミーニングが、金剛型CEには込められている。
結果、名は体を表し、金剛型CEは傑作CEとして、世界に誇る機体として今もなお稼働している。
○カチドキについて
カチドキは、重量級に属するCE。
重量級だが、同じく日本製CEで軽量級のフーライと、パーツの互換性がある。
これは、金剛型すべてに共通する特徴で、前身のアマテラス型から受け継いだ特徴。
日本製CEであれば、プロトタイプでもない限りは、どのCEのパーツでも扱うことができる。
古くから日本では、ロボットを題材としたフィクションの創作が盛んであった。
そのため、CE開発もロボットアニメやゲームなどから、インスパイアを受けた要素を数多く取り込んでいる。
「ワンオフはロマン、互換は華。」
先人の技術者たちは、とにかく機体を構成するパーツの互換性にこだわった。
そっちの方が、とっかえひっかえできるから楽しい!
ワンオフは、整備がクソ!
そんなやり取りが行われたのかは定かでは無いが、アニメやゲームの影響で飛び込んだCE業界で、ヒヨッコたちは職人となり、彼らなりの美学によってCEの開発を進めた。
結果、ほっそい脚に、ぶっとい胴体を載せられる、とんでもねぇ変態CEが爆☆誕した。
ジャパニーズ・HENTAI・テクノロジーである。
‥‥傑作機 (意味深)。
そんなトンデモ互換性があるものだから、金剛型を「これはカチドキ」とか「これはフーライ」とか分類するのは、厳密には適切では無い。
だからといって、いちいちオリジナルの名前を付けては、管理が煩雑になってしまう。
そのため、機体の総重量によって階級を設け、それで名前を与えることにしていている。
アイのカスタムは、重量級のボディパーツに、重量級の装備。
そのため、どこからどう見ても、カチドキである。
外見は、和式の甲冑に身を包んだサムライのような出で立ちをしている。
その外見から、コレクターの間でも人気。
ちなみに、ほっそい脚にぶっとい胴体を載せる時には、胴体に特殊なブースターを装備させ、常時浮力を得られるようにして、積載重要の帳尻を合わせている。
これは、世界最大の戦艦だった大和の運用から着想を得ており、浮くだけで燃料を消費していた、戦艦大和の経験を活かしている。
○アイのカスタム
軽量級程度なら一撃で粉砕できる巨大な打撃武器である、鬼棍棒。
それと、軽量級の部隊を一撃で破壊できる破壊力を持つ、大火筒。
この2つを装備した脳筋カスタム。
左肩に棍棒をマウントし、右肩に火筒をマウントする。
どちらも、軽量級をイジメるためのような装備で、当たれば強い武器。
ただし、カチドキの速度はお世辞にも高いとは言えず、棍棒も火筒もまともに使っても当たらない。
そこで、ナイトロブースターの出番。
直線的な動きに限られるが、AGを消費して、一時的に軽量級に食らいつけるだけの速度を得ることができる。
また、AGを消費することで棍棒のスイング速度が上がったり、衝撃波が発生するようになったり、火筒が連射できたり、加害範囲が広がったりするようになる。
序盤はジッと耐え忍び、AGを使って一撃で決着をつけるという、豪快なカスタムに仕上がっている。
パワータイプ大好きな、アイらしいカスタムでもある。
戦場では、複雑な理屈よりも、単純な武器こそが物を言う。
○M&C世界での、日本について。
日本のCEが登場したので、ついでに解説。
M&C内の日本は、修羅の国と化している。
国土の異界化と浸食を受け、東京は海の底に沈み、関東近海には魔法界の大陸が出現し、四国地方は人が住めない土地となった。
科学と魔法が入り乱れる国、それがM&Cの日本である。
国土には魔物が平気で出現するし、なんかダンジョンとか言う訳の分からん空間が存在するし、年1ペースで国家存亡の危機が訪れている。
それでも、修羅の国にて、修羅と化した日本人たちが、今日も逞しく国土を守っている。
また、異界化の影響は何も悪い事ばかりではないのだ。
他所の国からすれば、日本は百災あって一利無しの国となったため、図らずとも他国との小競り合いに巻き込まれずに居る。
‥‥変につついて、日本で湧いた魔物をけしかけられても困るじゃん?
修羅と化した日本人は、平気でそういうことする。
鎌倉武士みたいなことを、平気でする。
そんな修羅の国だが、セントラルとの交易は盛んに行われている。
プレイヤーの活動拠点であるセントラルは、日本とハワイの中心に位置している。
比較的ご近所さんで、互いに法治国家 (終末基準)として機能しているため、両国の仲は良好。
主な交易品としては、日本はCEや魔物の素材、それから魔石を。
セントラルは、酒や果物、他には傭兵 (青石教会を含む)などをやり取りしている。
ちなみに、セントラルのチンピラには、親日家が多い。
なぜなら、日本のHENTAI文化がクールだから!
セントラルのチンピラは皆、自分だけのジャパン聖書を、1冊は所持している。
もっとちなみに、セントラルのワルたちは、日本の縄張りにちょっかいをかけようとしない。
なぜなら、日本の浮世絵がセントラルに出回ったせいで、日本男児は、魚のエイでナニをする人種だと思われているからである(!?)。
ヤツ等に捕まったら、ナニされるか分かったもんじゃない!
そういう訳で、セントラルのチンピラは親日家でありつつ、恐日家でもある。
性癖ご先祖バリアー!!
もっともっとちなみに、ワルの間では、バイブルを求めて海を渡ることが、最上級の度胸試しとして知られている。
海を渡り密航するコツは、セントラル産のバイブルを、船にたんまり用意することらしい。
自分のバイブルを胸にしまっておくことも忘れないように!
そうすれば、3泊4日温泉付きは固い。
日本の闇ルートで出回る商品の8割が、海外からもたらされるバイブルなのは、この手の界隈では有名な話し。
表では酒・メシ。
裏ではバイブル。
片方あればブラザー。
両方あればソウルメイト。
‥‥なんとも、単純な民族である。
きっと、万葉の時代からそうだった。




