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現与党への歌

作者: 武内 修司

現与党への歌(炎の定め)


 盗まれた税を探し続けて 人はさ迷う政党間を

 増税の匂い染み付いてむせる サヨナラは言ったはずだ 別れたはずさ

 そいつを見れば心がざわつく この内閣はもう飽きたのさ

 定めとあれば心を決める どうぞ落選させてくれ

 明日に Ah 繋がる今日だから


2024年10月以来、『103万円の壁』というフレーズについて、ほぼ毎日耳にする様になりました。これが何の事なのか判らない人もいるかもしれませんが、私の解釈している範囲内で少し解説してみようと思います。

あくまで私の解釈なので誤りがあるかもしれませんが、とにかく読んでみて下さい。

この『103万円の壁』とは、基礎控除+給与所得控除の合計額の事です。所得税の計算をする際、基礎控除はどの様な経済活動による所得からでも差し引ける額で、給与所得控除は、その名の通り給与所得、会社員のサラリーやバイト代等から差し引ける金額です。

これが現在103万円なのを178万円まで引き上げよう、という話です。なぜ引き上げるのか?この議論は、簡単に言ってしまえば。

 『納税者の税負担を適正化する措置』をどうするか

という事なのです。この件でやれ、減税になる、財源を示せ、等と宣う輩が散見されるのですが、そういった人々は、私の考えるところ議論の内容が理解出来ていないか、あるいは理解していながら噓をついているかのどちらかなのです。

つまり

 減税するから財源がいる

のではなく

 財源はあるから適正化のため減税する

のです。

 例え話をしましょう。

 ある会社のある部署で、飲み会を行うことにしました(忘年会等、と考えて下さい)。『幹事』は会場を抑え、『参加者』から5000円ずつ徴収しました。

さて、飲み会は楽しく終わり、『幹事』が精算したところ一人当たり4500円で済む事になりました。上司が補助してくれたのかもしれません。

ここで、『幹事』は差額分の500円をどうするべきでしょうか?普通なら『参加者』全員に返金するところでしょうか。あるいは、賛同が得られれば次の飲み会のためにプールするかもしれません。

ところが。この『幹事』は差額を返すどころか知らんぷりを決め込むのです。更に、次の飲み会では「コースが変わった」等と嘯き会費を吊り上げようとするのです。

この様な『幹事』の行動を、許せるものでしょうか?この『幹事』こそ財務省、そしてその意を汲んで働く現与党(野党にもいますが)なのです。『参加者』たる納税者は、差額を返金される権利があるはずです。

さて、その差額についてですが。財務省の想定した税収と、実税収の間には相当の開きがあります。実税収の方が多いのです。更には未執行の予算や、保有している米国債の金利等をも合わせると、余裕で引き上げは可能なのです。

しかしそれを頑なに拒むとは、一体どういう合理的な説明が可能なのでしょうか?


余談

 9月9日、重陽の節句に赤穴惣右衛門は帰って来ました。友との約束を果たすため、監禁場所で自害して果ててまでも。果たして今の国会議事堂内に、これほどの覚悟で言葉を紡いでいる議員がどれほどいるのでしょうか?軽薄で嘘塗れの言葉が、この国の最重要機関に充満しているのではないのでしょうか?

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