第35話 アメリカ本土の旅を振り返って
朝食時同じホテルに宿泊している日本人女性と話をしていて、彼女がヨセミテ国立公園を訪れる事が分かったので、使いそこなってたMerced ➡ Yosemite のバスティケットをプレゼントした。旅の終わりに有効に使って貰える事ができて良かった。
朝食後KAL(大韓航空)の事務所にフライトの予約に行ってみた。初めは英語でスタートしたが、英語が頼りないと解ると、窓口の女性はすぐ日本語に切り替えてきた。多少もたついてもフライトの予約ぐらいできるんだけど…。少し屈辱的ではあったがまあいいか。
L.A. ➡ ホノルル 便は明日の空席は無く、明後日の予約とともに帰国便全ての予約も終えた。
KAL からの帰りにマーケットでメロンを1個買った。一番高いのを選んだのだがそれでも75セントと安く、丁度食べごろで美味しかった。
翌アメリカ本土最後の日、ディズニーランドに行ってみる。大人も楽しめるか否か?
若い日本人グループを大勢見かける。大きな遊園地のようなものだからグループで楽しむのが良いであろう。自分としては十分楽しむ事はできたが、一度で十分であろう。
Space Mountain や Magic Show は特に楽しめた。下降恐怖症を自認する身として、 Space Mountain はかなり勇気が要ったが、乗ってしまえば何とかなるものだ。宇宙の雰囲気を出す為に照明を落としているので不気味でもあった。
アメリカ本土の旅は今日で終わる。
カナダ・バンフを発ってから約3か月。いろんな事があったが終わってしまうとあっという間に感じる。
明日本土を去る前に振り返ってみよう。
3つのテーマを掲げての旅だった。
1.アメリカのnational・パーク(国立公園)
2.大西部の今昔(古き良き時代と今)
3.大草原の小さな家の舞台を訪ねて
アメリカ国立公園は、『ヨセミテ』、『セコイア』、『イェローストーン』、『グランドティートン』、『グランドキャニオン』の5つを訪ねた。
一番楽しかったのはセコイア国立公園だったように思う。初めてセコイアの大木群を見たときは眼をみはった。大男の国に迷い込んだガリバーになったような気分だった。特にシャーマン将軍の樹の幹回り33mには度肝を抜かれた。
一番感動したのは、何と言ってもイェローストーン国立公園だった。日本で何度も写真で見ていた景色であったが生で見るのは流石に迫力十分だった。北縁までの横断はできなかったが谷底での宿泊と谷底トレイルの途中の View Point から俯瞰したコロラド川の景観は眼をみはるものがあった。
大西部の舞台では、『タホ湖』、『セントラルシティ』、『シャイアン』、『フェニックス』、『ツーソン』の5か所を訪ねた。
タホ湖では思いもかけず、ボナンザの舞台を訪ねる事ができて大いに感動した。セントラルシティでは初めてサグアロを目にしたので、西部劇の舞台として新鮮さを感じた。
西部と言えばサグアロだが、何と言ってもフェニックス、ツーソンが圧巻だった。特にツーソンのサグアロが見応え十分だった。
大草原の小さな家の舞台では、『Walnut Grove』、『デ・スメット』、『ペピン湖』、『インディペンデンス』、『マンスフィールド』を訪ねた。
Walnut Grove はTVドラマ『大草原の小さな家』の中でも Laura が子供の頃の一番面白かったシリーズの舞台であり、最初に苦労して訪ねた舞台だった。ここでガイドブックを入手できたのが大きかった。
デ・スメットでは、Ingalls 一家の埋葬されている墓地を訪ねた。墓標は意外と質素だった。
ペピン湖では宿の親切な女性に自転車を借りられ、訪ねる事ができた。
インディペンデンスでは恥ずかしい失敗をしてしまった。ミズーリ州とカンザス州を間違えるとは。
ここで、大草原の小さな家の舞台のオーナー Bill Kurtis さんを紹介された。大草原の舞台では心静かに思いに浸る事ができて良かった。
マンスフィールドは Laura が晩年を過ごした町だ。Laura の家は記念館になっていて、いろんな資料が残されていた。
もしも、もう一度アメリカ本土を訪れる事があるならば、フェニックスのアパッチ街道を歩いてみたい。今回の旅では40度の猛暑で交通機関が昨日してなかった。涼しい季節に訪れたい。
もう一つ。グランドキャニオンを北縁まで縦走してみたい。新たな発見があるはずだ、きっと。