表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/37

第1話 いざ、出発

 海外一人旅は4年ぶり、3度目。カナダ、アメリカは7年ぶり、2度目である。前回の時はカナダがメインであった。今回はアメリカがメインだ。テーマははっきり決めている。


1.ナショナルパーク(国立公園)・・・グランドキャニオンを始めとした壮大なナショナルパーク探訪

2.大西部・・・古き良き時代の大西部の名残りと現在の西部

3.大草原の小さな家・・・前回のカナダ一人旅のバンフ滞在時、TVドラマで熱狂したローラ・インガルスの歩んだその舞台を訪ねる


 アメリカ入国の前に、まず最初にカナダ・バンフを訪れる事をすんなりと決めていた。懐かしさもあり、まずバンフである。


 バンフ滞在は前回も大いに世話になったヒロのマンションにまたまたお世話になる事が既に決まっている。と言うのは、出国数週間前に、ヒロは新婚旅行で日本を訪れていた。彼にとっては10年ぶりの帰国である。


 日本に暫く滞在した後、フィジー経由で戻るそうである。新婦はカナダ人だそうだが、7年前のバンフでの話では結婚するなら絶対日本人と言ってたはずだが、7年の歳月で心変わりしたようだ。まあ美人であれば許そう。



 ヒロとは神戸で再会した。再会直後の互いの感想は『全然変わってないなあ!』だった。カナダ人の新婦も勿論一緒である。ローリー(たぶん、Laurie )と言うそうだ。165cmぐらいで少しふっくらした健康的で明るい女性である。


 予定通り、北野異人館街を案内した。いくつか館内に入ったが、館内での説明はヒロが英語に通訳した。最後にローリーが港を見たいそうなので、何もないメリケン波止場を案内した。



 この再会の時の話では、彼らはバンフに戻るのは5月末だとの事であった。私より3週間近く後である。バンフ到着の後すぐに『北極』のユキを訪ねれば良く、マンションのキーと場所は心配ないとの事であった。


 7年前に訪れた時は海外も英会話も初めてだったので、カナダ・バンクーバーへ入国するティケットはカナダ太平洋航空、アメリカ・ワシントンD.C.から出国するティケットはJALのを購入した。


 今回は多少煩わしくても少しでも安くあげようと考えた。その結果、日本~アメリカL.A.を大韓航空の往復ティケットを購入し、L.A.からカナダ・バンクーバーまではカナダ太平洋航空の片道ティケットを購入している。


 バンクーバーで一泊を余儀なくされた事を考慮すると、果たしてメリットはあったのかいささか疑問が生じないでもないが。まあ、いいか。

(今ならネットで検索して最安値を見つけるのは容易であるが、この頃は旅行代理店任せでバンクーバーでの滞在費の考慮はしてなかった)


 4年ぶりの英語であったが、L.A.の空港に降り立ったらすぐに海外モードに切り替わったようだ。まだ大して英語も上手くないのに何ら不安は感じないから不思議である。

 カナダ太平洋航空でカナダ入り。バンクーバーで一泊した後、カナダ国有鉄道で懐かしのバンフへ。


 その前に、軽い失敗が早くも2つありました。

 ホテルのレストランでの朝食で、前夜から少し喉が渇いていた事もありコーヒーを4杯飲んだ所為か1日中胃の具合が悪く往生した。その所為でもないだろうけど、バンクーバー駅へ向かうバスに乗車時、ドライバーに、

 ”Are you going to Vancouver CPR?” と訊いたところ、”Yes." の返事あり、その後途中でここだと言われ降ろしてもらった。


 ところが、いくら探しても駅が見つからない。20分ぐらい重いバックパックを背負って右往左往してやっと理解した。近くの川の船着き場で ”Sea Bus” の看板を見つけたのである。どうやら例によって発音が悪すぎた上、”CNR”を ”CPR” と発音したようだ。

 “Sea Bu...” と ”CP...” は破裂音の箇所が間違い易いのかも。


 そんなミステークはあったが無事、カナダ国有鉄道(CNR=Canada National Railways)バンフ方面行きに乗車でき一安心である。

 それにしても、バンフに向かう日本人カップルがやたら多い。ハネムーンのようだ。

 そのうちの一組と親しくなって少しバンフの事を教えてあげたが、仲が良すぎて癪に障るので書かない事にします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ