表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/130

三人とサラ

 家に(もど)ってまず、リルとマノンに伝える。


「四人で暮らすぞ」


 だが二人は、()(こつ)に嫌そうな顔をした。


「さすがにドラゴンと一緒に住むのは、ちょっと……どうなのかな」

「余計な敵が一人増えるだけじゃないですか!」

「んなこと言うなって……」


 と言うか、いくらなんでもサラをヒロインに選ぶわけがなかろうに。

 日本にドラゴンなんて現れたら、とんでもないことになる。一体なにを敵に回すことになるやら……。ほどほどの(へい)(おん)を求めているのにそんな展開、嫌すぎる。


「それでは――」


 サラは一言を発して、ボンッと音を鳴らして小さなドラゴンに姿を変えた。

 (きよ)(だい)な状態を小型化しただけではなくて、三頭身のキャラにデフォルメされている。そういやドット絵の頭身ってそんな感じだったな。

 もちろん今はゲーム世界に生きているわけではないから、ドットで表現されるなんてことはない。しっかりした、生々しくも愛らしいペットサイズドラゴンだ。全長は一メートルあるかないか。


「あー。なるほどな。これで四人じゃなくて、三人と一(ぴき)じゃね?」

「女の子をペット(あつか)いって、ハヤトくん、それもちょっと……」

「いやこいつ、本体はドラゴンだから。さっきお前も言っただろ」

「んー……。まあ、私はいいけれど。ご飯は、きのこでいいのよね?」

「ああ。庭に沢山生えてるし、外周に近いここなら森に行くのも簡単だ。なんならサラが直接行ってきてもいいかもしれない」


 とりあえずリルは反対意見を収めてくれて、マノンも――。


「私も、ペットなら構いませんよ。(あい)(がん)動物として見るのなら、割とありだと思います」


 (りよう)(かい)してくれた。


「よかったな、サラ」


 前屈みになって(ひざ)(たけ)ぐらいの頭を()でてやると、二人がムッとした(ふん)()()を放つ。好かれているのはいいけれど、召喚(じゆう)にまで(しつ)()しなくても……。

 ドラゴン化すると(しやべ)ることができないのか、サラは()()って甘えてくる。可愛いのう。うろこも思ったほどゴツゴツしていなくて妙に(やわ)らかいし、まるでマスコットだ。

 日本に残してきた(あい)(びよう)を思い出すよ。

 化けたら可愛くておっぱい大きい女の子だし……。

 実はこいつ、最強かも?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ