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鉄と真鍮でできた指環 《1》 ~学院の賢者~  作者: とり
 【本編】第5幕 賢者
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41.予言(よげん)






 ・前回のあらすじです。

  『魔法まほうのコツをおそわろうとした和泉いずみが、あかねかつを入れられる』


 ・今回の大枠おおわくです。

  『屋敷やしきに客人が来ます』









 和泉(いずみ)賢者邸(けんじゃてい)に入り浸って、半年ほどが過ぎたころだった。後期こうきのテストが終了し、学院(がくいん)は、新学期までの長い休みに入っていた。


 外は、朝から(くも)っていた。


 その日も和泉は、午前から(あかね)の家に来ていた。階の研究室で、彼は四精霊(しせいれい)魔法(まほう)を練習していた。


 玄関げんかんから、カラン、カランと、()(りん)が鳴る。


「出てきます」


 チャコは客人を迎えに行った。少しすると、彼女はひとりでもどってきた。


「ご主人(しゅじん)さま、(さくら)さまがいらしています」


 使(つか)()の声は硬かった。茜は、(ほん)から顔を上げた。


「入ってもらいなよ。ていうか、すごく久しぶりじゃない?」


「そうですね。……いちおう、確認は取ったのですが。『些細(ささい)な用事だから、外でいい』、と」


「せわしないなぁ」


 (あかね)は本を床に()いた。和泉(いずみ)部屋(へや)のまんなかで、補助用の魔法陣(まほうじん)に手をかざしていた。セーターと、綿(めん)の長ズボンが()げている。彼はさっき、()の魔法を失敗したところだった。


(さくら)って、櫻 比奈子(ひなこ)?」


「うん」茜はうなずいた。「和泉いずみと会う……ちょっとくらい前かな。それまで、よく来てくれてたの」


「ふーん。オレと同じクラスの人だ、たぶん。……あんまり、(はな)したことないけど」


 茜は廊下(ろうか)のほうに歩いていった。


「ちょっと行ってくるね。私がいないからって、その辺にあるものくすねたら、キレるよ」


「やるわけないだろ……」


 少女は玄関におりていく。


 むん、と気合いを入れなおして、和泉は魔法の訓練をつづけた。







 んでいただき、ありがとうございました。




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