m-1.本作のジャンルと、要素についてのご説明
・メタ回です。
・mは『メタ(meta)』の、mです。
・今年の初投稿になります。
※『ジャンル』は、この小説の投稿からしばらくあとに、『その他』から『ハイファンタジー』に変更しました。
※注意
・この物語は、作者『とり』による連載小説、『鉄と真鍮でできた指環《1》 ~学院の賢者~』の、説明用ストーリーです。
・進行は、主人公の上司役である魔女・『史貴 葵』(=『ご主人』。以下:葵)と、葵の使い魔のウサ耳少女・『シロ』(以下:ウ(ウサギの『ウ』))です。
(※キャラクターイメージを、損なう恐れがあります)
・文章は、すべて会話体です。
・長文です。
(400字詰め原稿用紙:約13枚分です。)
・物語の最後。および、投稿前のストーリーのネタバレを含みます。
以上の項目のいずれかに抵抗のある方は、読まないか、我慢して読むかをおすすめします。
読まなくても、本編の流れにさしつかえはありません。
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ウ「あけおめです、ご主人」
葵「あけましておめでとう、シロ」
ウ「まぁ、正月っつっても、こーやって洋間に似つかわしくないコタツにもぐってみかん食うばっかで、何もすることなんてないんですが」
葵「ええ、まったく」
ウ「と、言いつつ、ちゃんと仕事もってきてるんですけどね。はい、ご主人。なんでも素人作家の『とり』が、書いた小説の説明するみたいですよ。小説紹介の欄だけでは不足しがちな栄養成分を、ここで補っておこうという腹積もりみたいですね」
葵「『とり』の小説(特に今回)の半分は、杞憂でできています」
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ウ「えっと、それでですね、ご主人。ここでは小説『鉄と真鍮でできた指環』のジャンルとか、あと、ハーレムとかの展開が、今後あるのかとか、そんな感じのことを、お知らせしていくみたいです」
葵「ご説明はさせていただく所存だけれど。でも、そもそも読んで下さってる方って、いらっしゃるのかしら」
ウ「いらっしゃいます。いらっしゃるんです。それで、これから読み始めていただく方もいるのかな~(チラッ。)という、淡い期待を持ったり、持たないフリをして持ったりしているので、ここできっぱり、『ジャンル』と『要素』を提示しておこう。という考えみたいですね」
葵「つまり、どういうことなのかしら」
ウ「読者様の中には、『ハーレム』や『無双』、『チート』という、いわゆる、『なろう小説』と呼ばれるものの中でも、結構目立つ、これらの要素を期待されている方も、いらっしゃるのではないかと。で、ここでそうした要素の有無を明示することで、本作を読み始めたり、読み続けたり、あるいは、ちょっと遠慮こうむったりという選択を、よりし易くできるのではないか。という」
葵「余計なお世話ね。読んでほしいの? ほしくないの?」
ウ「もちろん、読んでほしいです。でも、作者の『とり』も、それから私もそうですが、例えば、『ハーレム』を期待して読んでいたのに、最後まで出てこなかったら、イラッとくる。それに、後ろ髪をひかれる思いで読むのはツライ。なので、ジャンルと要素はハッキリさせて、そのうえで、去る者は追わず。という形をとれたら良いなぁ、と」
葵「そう。とどのつまりは、読者様になるべく早い段階で、入退場の判断をしてもらうおうというわけね。ま、やるんならサクッと終わらせちゃいましょう。せっかくのお正月だものね」
ウ「はい。じゃ、ご主人。そろそろミカンをもぐもぐ食べながら、マンガを読んでゴロゴロするのはやめて下さい。あと指についた汁を、コタツの布団でふかないで下さい」
葵「はいはい。では、まずはジャンルの方からね」(もぐもぐ。ふきふき)
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ウ「はーい。それでは改めて、『とり』の作った小説・『鉄と真鍮でできた指環』ですが、これ、『学園もの』って感じでいいんです?」
葵「舞台や設定で考えれば、そうね。『魔法学校もの』ってところかしら。でも、主人公の境遇を考えたらこれ、『異世界転移もの』って呼ばれるジャンルで良いと思うの。ただ、サイト上の設定で、『異世界転移』っていう項目を選ぼうとしたとき、さらに大枠のカテゴリに、『恋愛』ってあったのね。で、『異世界転移』っていう項目は、『恋愛』の枠組みの中にしかない。本当は、他の場所にもあったのかもしれないけれど、『とり』には見つけられなかった」
ウ「あ、だからサイト上のジャンルでは、この物語、『その他』になってるんですね。って・・・・・・そこまで見てる人はそういないと思うけど・・・・・・でも、まぁ内容的には、『異世界転移もの』ということで」
葵「そうなるわね」
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ウ「この物語のジャンルを一応、異世界転移ものと考えているとすると・・・・・・じゃあ、『チート』とか『無双』とか、『ハーレム』とかの展開も期待していいんですか? 結構、主流ですよね」
葵「そうね。『チート』に関しては、そもそもの言葉の意味から大きく逸れるけれど、『有り』と判定します。というのも、主人公の少年・『和泉』は、【ソロモンの指環】を持つ特権的な立場にあり、なおかつ、十代にして教授に就くだけの才覚に恵まれていて、物語の開始時点から、他より優位な立場にいるからです」
ウ「はい。じゃあ『チート』(もどき)は有り。ということで。この流れで、『無双』や『ハーレム』も有りで良いですかね」
葵「ダメです」
ウ「つまり、どういうことだってばなんですか」
葵「『無双』。これは、主人公が才能や努力、前世での知識や、『異世界』の神的存在から、強力なスキル、アイテムを授かることで、超人的な力を発揮し、他の者たちではたちうちできない強敵を、余裕のよっちゃんで倒したり、一般人が舌を巻く、武芸的技能を披露する展開のことと、この場では定義します。これについては、残念ながら、『無し』です。セリフ長くてごめんなさい」
ウ「え。でも、『和泉』って、一応天才魔術師なんでしょう? かなりの実力が見込まれるんですけど」
葵「はい。主人公の『和泉』は、魔術師の最高峰奥義である、呪文のない魔法は使えませんが、実力は確かです。ハッキリ言って、作中のダンジョン内での魔物は、ゴール地点である六十六層まででしたら、問題なく駆逐できる力を持っているでしょう。――油断さえしなければ」
ウ「あ、じゃあ『和泉』が油断しなくなったら、有りですかね」
葵「彼の場合は、実は油断というより、探索や戦闘に対する不慣れが、勝利を難いものにしていますが、それらを克服したとしても、『無双』はありません。『無し』です。残念ながら」
ウ「え。理由とか訊いてもいいですか」
葵「彼の性格が、なんかそんな感じじゃないので。『無し』です」
ウ「『性格がなんかそんな感じじゃないので』」
葵「そうです。そんな感じじゃないから、無しです。ハイ次」
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ウ「えーと、次は『ハーレム』ですね。まあ、女の子キャラは私たちも含めて結構いるみたいですし、これはフツーに、『有り』ですかね」
葵「『無し』です」
ウ「あ。そっか。すみません。『和泉』はヒロイン一直線ですもんね。まぁ、浮気しそうな顔してますけど。となると、まぁヒロインとのイチャイチャってことになりますよね。で、周りがそれを、生暖かい目で見守る、みたいな」
葵「それも『無し』です」
ウ「え」(困惑)
葵「『ハーレム』もなければ、『和泉』が物語の最終目標であるヒロイン、史貴 茜(←私のテラかわいい妹)とラブコメする未来もありません。イチャイチャなんて、言語道断。つーか個人的にあんなヘナチョコな男に私の大事な妹はやれない」
ウ「私情は抜きでおねがいします」
葵「私情がなくても『無い』ものは、『無い』です。ネタバレになるので、詳しくは言えませんが、『和泉』はヒロインと両想いになることはありません。これだけはこの場を借りて、断言しておきます」
ウ「ちょっとだけ理由を聞かせていただいても? あの、ご主人が邪魔するとか、そんなんじゃないですよね?」(不安)
葵「ちがうわね。まぁ、言ってしまえばヒロインの茜に、まったくその気がないのよ。勉強と遊ぶこと以外にあの子、興味がないの。年齢的な問題じゃなくって、性格ね。好みの問題」
ウ「好みの問題」
葵「ええ。山を登らない人に、アルピニストが『なんで登らないんですか?』って訊いたところで、『え、興味ないからですけど』ってなるでしょ。それと同じ」
ウ「なるほど」
葵「そういうわけで、『ハーレム』および『恋愛』は、『無し』です」
ウ「はい。わかりました。――もう今ので、今後からこの小説は総スカンをくらいそうな気がして気が気じゃありませんが・・・・・・つーか、わざわざ『異世界』くんだりまで来て、なお異性に相手にされないという『和泉』少年の不憫さよ」
葵「前世での行いがよくなかったのでしょう。来・来・来世に期待ね」
ウ「モテないの呪いは次の生でも解けないという。ま、本編終了後に、良い人が見つかることを信じて。はい。じゃ、あー、これ、一応訊いておきますか。『百合』展開はありますか。花の名前ではない方の」
葵「つまり、GLね。これは予定が立っていないので、現段階では、『無し』とします」
ウ「はい。じゃあ『百合』は『無し』という方角で。まぁ、例えば『とり』が手を滑らせまくって、そんな感じのを書いたとしてもサイド・ストーリーになりますかね。本編の方は一切無しっていう感じで」
葵「そうね。作者の『とり』が、奇跡的なタッチミスでも起こさない限り、そんな話は出てこないでしょうけれど、もしあるとしたら、番外の話になるでしょうね。あるとしたら」
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ウ「はい。じゃあ次にいきたいんですけども」
葵「ほかにも質問があるのかしら」
ウ「いえ。あとは投稿済みのストーリーや、設定に関する矛盾点と、それから更新や中断の予定についてのお知らせですね」
葵「じゃ、まずは矛盾点からにしましょう。投稿済みのストーリー、およびその中で出てきた設定等におけるミスについてですが、まことに申し訳ありませんが、一旦本編の方が終了してからの精査を行いたいと思います」
ウ「気をつけて作っているみたいなんですけどね。でも、今の段階ですでに『あっ! やってしもうた!』って部分は、いくつか見つかっているんですよね」
葵「ええ。時系列に関するものと、魔法の原理的な説明が、『とり』の気にかかっているところです。が、いずれも今後の展開で修正可能と判断したため、手は加えていません。ご了承ください」
ウ「若干気にしすぎって感じでもありますけどね。まぁ、気になっちゃったもんは、しょうがないってことで」
葵「矛盾点は、物語の完結後に見直し、『あ、これはもうホントにどーしよーもない』という部分のみ、修正していく予定です。本来の制作の手順に反する流れとなりますが、ご容赦いただけると、幸いです」
ウ「ストーリーに対しての致命的な齟齬が出てこないことを、祈るばかりですね」
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ウ「さて、ご主人」
葵「なにかしらシロ。なんだか長くて、疲れてきたわ」
ウ「あとは更新のお知らせなんですが・・・・・・私が代わりに言いましょうか」
葵「気を遣ってもらえるのは本当にうれしいことだわ。というわけで、もう少し気張るとしましょう」
ウ「はーい、頑張ってくださいご主人。おみかん剥いててあげますんで」
葵「ありがと。えーと、では、更新についてです。更新は不定期です。が、土日は必ず休みます。祝祭日に関しては不明ですが、こちらも基本は、ゴロゴロしたりの休息に使います」
ウ「長期の休載って、ありますかね」
葵「予定はありません。が、投稿ペースの乱れや、長期間にわたる活動の休止も、起こりえます。その際には、今回のような形式をとって、『これぐらい休みます』とお伝えできれば良いな、と考えております。『できたら良いなぁ』と考えているだけなので、できないかもしれません。その時はごめんなさい」
ウ「すみません。休みの連絡については基本、無いものとお考え下さい」
葵「で、最後に中断のお知らせなのですが」
ウ「あー、これですね。やっぱり、ありえますかね。打ち切り」
葵「ありえますね。主に書き手のモチベーションに依る打ち切りです。これについては、まぁ、打ち切りは起こるにしても、その時には無理やりにでも、物語を完結にもっていきます」
ウ「つ、つまり、どういうことなんだってばなんですか」
葵「残念ながら、打ち切り時の終わり方は、正当な形での終わり方にはなりません。私が、『私には行方不明になった妹がいたような気がしたけど、気のせいだった。なんか、家にいた』みたいなことを言ったり、主人公の『和泉』の勇気が、宇宙を救うと信じて的な幕引きになったり、ヒロインが私たちの知らない間に自力で元に戻っちゃったりしてて、大団円。って感じになります。こんな終わり方です」
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ウ「はい。じゃあ最終回のめども立ってるようで、何よりですね。ではご主人、これで今回の説明は終わりなのですが・・・・・・」
葵「ええ。それでは、最後にご挨拶だけ。シロもしゃんとするのよ」
ウ「はいはい」
葵「では。『鉄と真鍮でできた指環』のジャンル、要素等のご説明は、以上で終了です。ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました」
ウ「本当に、ありがとうございます。本編やサイド・ストーリーを読んでくれている方々も、いつもありがとうございます。今回は長文で、大変失礼いたしました」
葵「それでは。皆様にとって、今年も良い一年でありますように」
~おわり~
※いくつかの箇所を、修正しました。
・修正内容→『セリフの前に、キャラクター名を記入』
『話をいくつかに区分』
『セリフの軽微な変更。および、ルビの挿入』
読んでいただき、ありがとうございました。