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鉄と真鍮でできた指環 《1》 ~学院の賢者~  作者: とり
 【本編】第2幕 迷宮
23/205

m-1.本作のジャンルと、要素についてのご説明




・メタ回です。

・mは『メタ(meta)』の、mです。

・今年の初投稿になります。


※『ジャンル』は、この小説の投稿からしばらくあとに、『その他』から『ハイファンタジー』に変更しました。









 ※注意


 ・この物語は、作者『とり』による連載小説、『(てつ)真鍮(しんちゅう)でできた指環(ゆびわ)《1》 ~学院の賢者~』の、説明用ストーリーです。


 ・進行は、主人公の上司役である魔女・『史貴(しき) (あおい)』(=『ご主人(しゅじん)』。以下:葵)と、葵の使い魔のウサ耳少女・『シロ』(以下:ウ(ウサギの『ウ』))です。

  (※キャラクターイメージを、損なう恐れがあります)


 ・文章は、すべて会話体です。


 ・長文です。

  (400字詰め原稿用紙:約13枚分です。)


 ・物語の最後。および、投稿前のストーリーのネタバレを含みます。


 以上の項目のいずれかに抵抗のある方は、読まないか、我慢して読むかをおすすめします。

 読まなくても、本編の流れにさしつかえはありません。


 

 ~~~~~~~~~~~~~~~



 ウ「あけおめです、ご主人(しゅじん)


 葵「あけましておめでとう、シロ」


 ウ「まぁ、正月しょうがつっつっても、こーやって洋間(ようま)に似つかわしくないコタツにもぐってみかん食うばっかで、何もすることなんてないんですが」


 葵「ええ、まったく」


 ウ「と、いつつ、ちゃんと仕事もってきてるんですけどね。はい、ご主人。なんでも素人作家の『とり』が、書いた小説の説明するみたいですよ。小説紹介のらんだけでは不足しがちな栄養成分を、ここでおぎなっておこうという腹積はらづもりみたいですね」


 葵「『とり』の小説(特に今回)の半分はんぶんは、杞憂(きゆう)でできています」



 ~~~~~~~~~~~~~~~



 ウ「えっと、それでですね、ご主人しゅじん。ここでは小説『(てつ)真鍮(しんちゅう)でできた指環(ゆびわ)』のジャンルとか、あと、ハーレムとかの展開が、今後あるのかとか、そんな感じのことを、お知らせしていくみたいです」


 葵「ご説明はさせていただく所存(しょぞん)だけれど。でも、そもそも読んで下さってる(かた)って、いらっしゃるのかしら」


 ウ「いらっしゃいます。いらっしゃるんです。それで、これから読み始めていただくかたもいるのかな~(チラッ。)という、あわい期待を持ったり、持たないフリをして持ったりしているので、ここできっぱり、『ジャンル』と『要素(ようそ)』を提示しておこう。という考えみたいですね」


 葵「つまり、どういうことなのかしら」


 ウ「読者様のなかには、『ハーレム』や『無双(むそう)』、『チート』という、いわゆる、『なろう小説』と呼ばれるものの中でも、結構目立つ、これらの要素を期待されているかたも、いらっしゃるのではないかと。で、ここでそうした要素の有無うむを明示することで、本作を読み始めたり、読み続けたり、あるいは、ちょっと遠慮えんりょこうむったりという選択を、よりしやすくできるのではないか。という」


 葵「余計よけいなお世話ね。読んでほしいの? ほしくないの?」


 ウ「もちろん、読んでほしいです。でも、作者の『とり』も、それから私もそうですが、たとえば、『ハーレム』を期待して読んでいたのに、最後まで出てこなかったら、イラッとくる。それに、(うし)(がみ)をひかれる思いで読むのはツライ。なので、ジャンルと要素はハッキリさせて、そのうえで、去るものわず。という形をとれたら良いなぁ、と」


 葵「そう。とどのつまりは、読者様になるべく早い段階で、入退場の判断をしてもらうおうというわけね。ま、やるんならサクッと終わらせちゃいましょう。せっかくのお正月しょうがつだものね」


 ウ「はい。じゃ、ご主人。そろそろミカンをもぐもぐ食べながら、マンガを読んでゴロゴロするのはやめてください。あと指についた汁を、コタツの布団ふとんでふかないで下さい」


 葵「はいはい。では、まずはジャンルの方からね」(もぐもぐ。ふきふき)



 ~~~~~~~~~~~~~~~



 ウ「はーい。それでは改めて、『とり』の作った小説・『(てつ)真鍮(しんちゅう)でできた指環(ゆびわ)』ですが、これ、『学園(がくえん)もの』って感じでいいんです?」


 葵「舞台(ぶたい)設定(せってい)で考えれば、そうね。『魔法学校(まほうがっこう)もの』ってところかしら。でも、主人公の境遇(きょうぐう)を考えたらこれ、『異世界(いせかい)転移(てんい)もの』って呼ばれるジャンルで良いと思うの。ただ、サイト(じょう)の設定で、『異世界転移』っていう項目を選ぼうとしたとき、さらに大枠おおわくのカテゴリに、『恋愛』ってあったのね。で、『異世界転移』っていう項目は、『恋愛』の枠組わくぐみのなかにしかない。本当は、ほかの場所にもあったのかもしれないけれど、『とり』には見つけられなかった」


 ウ「あ、だからサイト上のジャンルでは、この物語、『その』になってるんですね。って・・・・・・そこまで見てる人はそういないと思うけど・・・・・・でも、まぁ内容的には、『異世界転移もの』ということで」


 葵「そうなるわね」



 ~~~~~~~~~~~~~~~



 ウ「この物語ものがたりのジャンルを一応、異世界転移ものと考えているとすると・・・・・・じゃあ、『チート』とか『無双(むそう)』とか、『ハーレム』とかの展開も期待していいんですか? 結構、主流(しゅりゅう)ですよね」


 葵「そうね。『チート』にかんしては、そもそもの言葉の意味から大きく()れるけれど、『り』と判定はんていします。というのも、主人公の少年・『和泉(いずみ)』は、【ソロモンの指環(ゆびわ)】を持つ特権的な立場にあり、なおかつ、十代にして教授に()くだけの才覚にめぐまれていて、物語の開始時点から、ほかより優位な立場たちばにいるからです」


 ウ「はい。じゃあ『チート』(もどき)は有り。ということで。この流れで、『無双』や『ハーレム』もりでいですかね」


 葵「ダメです」


 ウ「つまり、どういうことだってばなんですか」


 葵「『無双むそう』。これは、主人公が才能さいのう努力どりょく前世(ぜんせ)での知識や、『異世界』の(かみ)(てき)存在から、強力きょうりょくなスキル、アイテムを(さず)かることで、超人的(ちょうじんてき)な力を発揮し、ほかものたちではたちうちできない強敵を、余裕よゆうのよっちゃんで倒したり、一般人いっぱんじんが舌を巻く、武芸的(ぶげいてき)技能を披露(ひろう)する展開のことと、このでは定義(ていぎ)します。これについては、残念ながら、『し』です。セリフながくてごめんなさい」


 ウ「え。でも、『和泉(いずみ)』って、一応天才魔術師(まじゅつし)なんでしょう? かなりの実力が見込みこまれるんですけど」


 葵「はい。主人公しゅじんこうの『和泉』は、魔術師の最高峰(さいこうほう)奥義である、呪文(じゅもん)のない魔法(まほう)は使えませんが、実力はたしかです。ハッキリ言って、作中さくちゅうのダンジョン内での魔物(まもの)は、ゴール地点である六十六層まででしたら、問題なく駆逐できるちからを持っているでしょう。――油断ゆだんさえしなければ」


 ウ「あ、じゃあ『和泉(いずみ)』が油断しなくなったら、有りですかね」


 葵「彼の場合は、じつは油断というより、探索(たんさく)戦闘(せんとう)に対する不慣れが、勝利を(かた)いものにしていますが、それらを克服(こくふく)したとしても、『無双むそう』はありません。『無し』です。残念ざんねんながら」


 ウ「え。理由とか()いてもいいですか」


 葵「彼の性格が、なんかそんな感じじゃないので。『し』です」


 ウ「『性格がなんかそんな感じじゃないので』」


 葵「そうです。そんな感じじゃないから、無しです。ハイつぎ



 ~~~~~~~~~~~~~~~



 ウ「えーと、つぎは『ハーレム』ですね。まあ、女の子キャラは私たちもふくめて結構いるみたいですし、これはフツーに、『り』ですかね」


 葵「『し』です」


 ウ「あ。そっか。すみません。『和泉(いずみ)』はヒロイン一直線ですもんね。まぁ、浮気しそうなかおしてますけど。となると、まぁヒロインとのイチャイチャってことになりますよね。で、周りがそれを、生暖(なまあたた)かい見守みまもる、みたいな」


 葵「それも『し』です」


 ウ「え」(困惑こんわく


 葵「『ハーレム』もなければ、『和泉(いずみ)』が物語ものがたりの最終目標であるヒロイン、史貴(しき) (あかね)(←私のテラかわいいいもうと)とラブコメする未来もありません。イチャイチャなんて、言語道断(ごんごどうだん)。つーか個人的にあんなヘナチョコな男に私の大事だいじいもうとはやれない」


 ウ「私情(しじょう)は抜きでおねがいします」


 葵「私情がなくても『無い』ものは、『無い』です。ネタバレになるので、くわしくは言えませんが、『和泉』はヒロインと両想いになることはありません。これだけはこの場を借りて、断言だんげんしておきます」


 ウ「ちょっとだけ理由をかせていただいても? あの、ご主人が邪魔するとか、そんなんじゃないですよね?」(不安ふあん


 葵「ちがうわね。まぁ、言ってしまえばヒロインの茜に、まったくそのがないのよ。勉強と遊ぶこと以外にあの子、興味きょうみがないの。年齢的な問題じゃなくって、性格ね。このみの問題もんだい


 ウ「好みの問題」


 葵「ええ。やまを登らないひとに、アルピニストが『なんで登らないんですか?』っていたところで、『え、興味きょうみないからですけど』ってなるでしょ。それとおなじ」


 ウ「なるほど」


 葵「そういうわけで、『ハーレム』および『恋愛れんあい』は、『し』です」


 ウ「はい。わかりました。――もう今ので、今後からこの小説は(そう)スカンをくらいそうな気がして気が気じゃありませんが・・・・・・つーか、わざわざ『異世界いせかい』くんだりまで来て、なお異性いせいに相手にされないという『和泉(いずみ)』少年の不憫(ふびん)さよ」


 葵「前世(ぜんせ)での(おこな)いがよくなかったのでしょう。(らい)(らい)来世(らいせ)に期待ね」


 ウ「モテないの(のろ)いはつぎ(せい)でも()けないという。ま、本編終了後に、ひとが見つかることを信じて。はい。じゃ、あー、これ、一応訊いておきますか。『百合(ゆり)』展開はありますか。(はな)の名前ではない(ほう)の」


 葵「つまり、GL(ガールズ・ラブ)ね。これは予定が立っていないので、現段階げんだんかいでは、『し』とします」


 ウ「はい。じゃあ『百合』は『無し』という方角(ほうがく)で。まぁ、例えば『とり』が手を(すべ)らせまくって、そんな感じのを書いたとしてもサイド・ストーリーになりますかね。本編の方は一切(いっさい)無しっていうかんじで」


 葵「そうね。作者の『とり』が、奇跡的(きせきてき)なタッチミスでもこさないかぎり、そんな話はてこないでしょうけれど、もしあるとしたら、番外の話になるでしょうね。あるとしたら」



 ~~~~~~~~~~~~~~~



 ウ「はい。じゃあ次にいきたいんですけども」


 葵「ほかにも質問しつもんがあるのかしら」


 ウ「いえ。あとは投稿済(とうこうず)みのストーリーや、設定(せってい)に関する矛盾点(むじゅんてん)と、それから更新(こうしん)中断(ちゅうだん)の予定についてのおらせですね」


 葵「じゃ、まずは矛盾点からにしましょう。投稿済とうこうずみのストーリー、およびそのなかてきた設定等におけるミスについてですが、まことにもうわけありませんが、一旦(いったん)本編の方が終了してからの精査せいさおこないたいとおもいます」


 ウ「をつけて作っているみたいなんですけどね。でも、今の段階ですでに『あっ! やってしもうた!』って部分は、いくつかつかっているんですよね」


 葵「ええ。時系列(じけいれつ)に関するものと、魔法(まほう)原理的(げんりてき)な説明が、『とり』の気にかかっているところです。が、いずれも今後の展開で修正(しゅうせい)可能と判断したため、手は(くわ)えていません。ご了承(りょうしょう)ください」


 ウ「若干(じゃっかん)気にしすぎって感じでもありますけどね。まぁ、気になっちゃったもんは、しょうがないってことで」


 葵「矛盾点は、物語ものがたりの完結後に見直みなおし、『あ、これはもうホントにどーしよーもない』という部分のみ、修正していく予定よていです。本来の制作(せいさく)の手順に(はん)する流れとなりますが、ご容赦(ようしゃ)いただけると、(さいわ)いです」


 ウ「ストーリーにたいしての致命的な齟齬(そご)が出てこないことを、いのるばかりですね」



 ~~~~~~~~~~~~~~~



 ウ「さて、ご主人しゅじん

 

 葵「なにかしらシロ。なんだか長くて、つかれてきたわ」


 ウ「あとは更新(こうしん)のお知らせなんですが・・・・・・私がわりにいましょうか」


 葵「気を(つか)ってもらえるのは本当にうれしいことだわ。というわけで、もう少し気張(きば)るとしましょう」


 ウ「はーい、頑張(がんば)ってくださいご主人。おみかん()いててあげますんで」


 葵「ありがと。えーと、では、更新についてです。更新は不定期(ふていき)です。が、土日は必ず(やす)みます。祝祭日(しゅくさいじつ)に関しては不明ですが、こちらも基本は、ゴロゴロしたりの休息きゅうそく使つかいます」


 ウ「長期の休載(きゅうさい)って、ありますかね」


 葵「予定よていはありません。が、投稿ペースの(みだ)れや、長期間にわたる活動の休止(きゅうし)も、こりえます。その(さい)には、今回のような形式をとって、『これぐらい休みます』とおつたえできれば良いな、とかんがえております。『できたらいなぁ』と考えているだけなので、できないかもしれません。そのときはごめんなさい」


 ウ「すみません。休みの連絡(れんらく)については基本、いものとお考えください」


 葵「で、最後さいごに中断のおらせなのですが」


 ウ「あー、これですね。やっぱり、ありえますかね。()()り」


 葵「ありえますね。(おも)に書き手のモチベーションに()る打ち切りです。これについては、まぁ、打ち切りはこるにしても、その時には無理むりやりにでも、物語を完結かんけつにもっていきます」


 ウ「つ、つまり、どういうことなんだってばなんですか」


 葵「残念ざんねんながら、打ち切り()の終わりかたは、正当なかたちでの終わりかたにはなりません。私が、『私には行方不明(ゆくえふめい)になったいもうとがいたような気がしたけど、気のせいだった。なんか、いえにいた』みたいなことを言ったり、主人公しゅじんこうの『和泉(いずみ)』の勇気が、宇宙(うちゅう)すくうとしんじて的な幕引(まくひ)きになったり、ヒロインが私たちの知らない(あいだ)自力(じりき)もともどっちゃったりしてて、大団円だいだんえん。って感じになります。こんなわりかたです」



 ~~~~~~~~~~~~~~~



 ウ「はい。じゃあ最終回のめどもってるようで、なによりですね。ではご主人、これで今回の説明はわりなのですが・・・・・・」


 葵「ええ。それでは、最後にご挨拶(あいさつ)だけ。シロもしゃんとするのよ」


 ウ「はいはい」


 葵「では。『(てつ)真鍮(しんちゅう)でできた指環(ゆびわ)』のジャンル、要素(ようそ)(とう)のご説明は、以上で終了(しゅうりょう)です。ここまでお付き合い(くだ)さり、ありがとうございました」


 ウ「本当ほんとうに、ありがとうございます。本編やサイド・ストーリーを読んでくれている方々(かたがた)も、いつもありがとうございます。今回は長文(ちょうぶん)で、大変失礼いたしました」


 葵「それでは。皆様にとって、今年も()一年いちねんでありますように」




 ~おわり~
















 






 ※いくつかの箇所を、修正しました。

  ・修正内容→『セリフの前に、キャラクター名を記入』

        『話をいくつかに区分』

        『セリフの軽微な変更。および、ルビの挿入』



 読んでいただき、ありがとうございました。

















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