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覚めない記憶と幼馴染  作者: 冴橋 春咲
1/5

懐かしの幼馴染み

この小説を読もうと思って

下さった読者の方

ありがとうございます!


もし お時間ございましたら

ぜひ 少しでも読んでいただけたら幸いです。


また とても下手くそです

そこは御容赦ください…。


感想やご意見 ご指摘などお待ちしております。


投稿ペースは遅いのですが

精一杯頑張りますので

応援の程よろしくお願いします。


作者 冴橋 春咲


プロローグ


「三鶴今元気かなぁ…」


とある秋の日の教室 一人考えていた女子生徒

名前は 篠木しのぎ 絢乃あやの

ふとそんなことを呟いてみた。

その独り言を返す人はいなかった。


知らないうちにそんな心配をされた男子生徒

名前は 川森かわもり 三鶴みつる

彼とは小学校 中学校と毎日のように

一緒にいた幼馴染みである。


特に家が近いわけでも

親が昔からの仲良し という訳でもないのだが

中学校を卒業するまでずっと同じクラスで

何故か席もずっと隣だった。


これを腐れ縁やら前世からの恋人やら

絶対に引き裂かれないカップルなどと

ある意味学校の有名人で

クラスメイトや先生にいじられていた。


しかし そんな2人は 別々の高校に

入学し 1ヶ月が経つ頃、三鶴から連絡が途絶え

そこから一切連絡を取らなくなってしまったのだ。



第1節:物足りない日々


夏も終わり風が冷たくなり始めた

秋晴れのある日

「絢乃…元気かなぁ…」と呟いた。


高校2年生の川森かわもり 三鶴みつる

何故か 不意に幼馴染みであった

篠木しのぎ 絢乃あやののことを思い出す。


毎日のように一緒に過ごしてきたはずなのに

別々の高校に入学ししばらくすると

連絡を取らなくなってしまった。


どうしてそんなことになってしまったのか

しばらく考えていた

思い出したのだから連絡の1つでも送ればいい

そう思ったのだが、

「あっ…スマホのデータ 真っ白だった…」

というオチに至り何も出来ないまま

気がついたらもう高校二年生になっていた。


普通の人ならある事を思うだろう

家まで行けばいい 学校で待ち伏せればいい

知り合いから連絡先を教えてもらえばいいと

だがしかし お互いにそれをしなかった。


それには理由があった、

名前は覚えていた、どんな関係だったかも

何をしていたかも 覚えていた。

しかし お互いにお互いの顔を覚えていないのだ。

9年間も一緒にいた幼馴染みであるのに

「…どうして思い出せないのだろう…」

悲しい顔をして三鶴は呟いた。



誰も答える人はいなかった。



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― 新着の感想 ―
[一言] 何故、思い出せないんですかね
2019/11/09 18:53 退会済み
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