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今日から智也と一緒に
登校する。
智也は中学の時から朝が弱く、
毎日と言って良いほど
遅刻の常習犯なの!
だから私が起こしに行ってあげなきゃ!
と朝の準備しながら、
ルンルン気分で登校の準備をしていた。
智也の家の玄関の前に立つと、
なんのうち、智也のお母さんの声が聞こえる。
『智也!いい加減起きなさい。』
ど起こしてる真っ最中だ!
(相変わらず智也、変わってないんだ♪)
と思いながら、インターホンを『ピンポーン♪』
と押すと、智也のお母さんが
『はーい♪ちょっと待っててね』
と明るい声で玄関に向かってくる。
玄関のドアを開け、私を見るそばから
『歩美ちゃ〜ん♪おはよう!バカ息子起こしに来てくれたの?ありがとうね!』
と明るく挨拶をしてきた。
私は
『やっぱり、起きないんですか?』
と聞くといつもの事!!
みたいな表情で苦笑いしていた。
(よぉ〜し、私が起こしてきてやるっ)
と気合いを入れて、
智也の部屋へ向かう。
『お邪魔しまーす♪』
と一声かけて家の中へ
常識は守らないと♪
智也の部屋は二階
部屋へ向かい階段をタッシュで駆け上る
『ドン・ドン・ドン』
さらにスピードをあげた
『ドン・ドン…ドテンッ』
私は調子に乗ってスピードをあげたら、一段踏み外しちゃった
膝から崩れ落ちちょいと痛めたらしい…☆
(智也の家で転けるなんて恥ずかしいなぁ〜)
と思い、何事も無かったように智也の部屋の前に立つ。
ちょっと膝の確認をし
平然を装い、思いっきりドアを開けた。
私は
『いたかった…!もう、ともや〜♪遅刻するぞぉ』
と智也に投げかけていた。
『分かったよ!起きりゃ良いんだろ,起きりゃ』
と言ってきた。
私は心の中で
(凄い〜!私の言葉が効いた♪)
と思いながら、手を腰に当てながら
『分かれば、ヨロシイ♪』
と自慢げに言っちゃった!
その後、階段を降りて
智也のお母さんに
『行ってきます♪』
と言うと
『歩美ちゃん、気を付けて行くんだよ♪』
と優しいお言葉♪
『は〜いっ』
と返事して、門で待っていた。
4月とは言え、まだ寒い。
門で待ちながら、色んな事を
考えていた。
これからの事、智也の事、あの入学届けが誰の仕業なのか等
考え込んでいたら、
玄関のドアが思いっきり、
開き、智也が出てきた。
智也の顔をみて
何故かホッとする私がいた。
『遅いぞぉ』
と自然と口にしていた。
智也は、口にしていたパンを
とり、
『ごめん』
と一言だけ言って、駅へと
歩き始めた。
私も置いてかれないように
後ろをついて行く。
駅まではそんなに遠くないけど朝で智也はテンションが低かった
沈黙で駅へと向かう2人。
私はそんな雰囲気が
嫌だったため、何か話題を探した。
何も思いもつかず、
ありきたりな質問を
『もう友達出来た?』
と言う問い掛けしか出てこなかった。
そしたら、智也が
『まだ2日目だぞ!そんな早く出来るかぁ』
といつものように智也が言ってきた。
それを見て私は
『あっ、それもそうだよね♪』と笑いながら話す。
(なに言ってんだろう?私!でも昨日の事気にしてないようだから良かった♪)
と思いながら、駅に向かった。
駅に着くと、
もう電車が来ていた。
私は心の中で
(ナイスタイミング!)
と叫んでいた。
パッと智也の方をみると、
私をじっと見ている。
(そうか!智也は電車の来る時間把握していて、あの時間まで寝ていたんだ!さすが、智也♪)
と思い、
『智也!さすがピッタリだね♪』
と誉めてみた!
そしたら、
なんかため息を1つ吐いていた
(えっ?智也、把握しているんじゃなかったんだ!まぁ、結果オーライと言う事で♪)
と思い、私は電車の中に入っていく。
智也の方を向くと、まだ何かを考えている。
(なにを考えているんだろう?やっぱり、昨日の事なのかなぁ?大丈夫かぁ、智也♪)
と思っていたら、駅の中に
ある時間をみた。後一分ぐらいで電車が発車する。
(まずいっ?!このままでは、智也が遅刻する!)
と思い、大きな声で
『おぉ〜い、遅刻するよぉ♪』
と言うと
智也が我に返った表情をみせ、慌てて電車に向かってくる。
智也が乗るのを見計らっていたかのように、乗った瞬間
『ジリリリリリィ〜』
と発車の鐘がなる。
息を切らして乗ってきた智也をみて、私は笑みがこぼれながら『ギリギリセーフだったねぇ♪』
と言ったら、智也が一回深呼吸して、ムッとして空いてる席の方へ歩いていく。
(智也、照れてるな!)
と思いながら、私も智也の後をついて行く。




