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(智也と一緒のクラスになれて良かった♪しかもあるい先生だし、高校生活楽しくなりそう!)


と私は思いながら、

帰る支度をしてると、

智也はまだ帰る支度をしてなかった。


(智也の事だから、まだ一緒に帰る人とか居ないんだろうなぁ)


と思い、

私は智也に声を掛けたと言うより、無意識にかけちゃった。


『一緒に帰ろう♪』


嫌がるかなぁ〜と

思っていたんだけど、

『良いよ☆』

と、智也が返事したぁ♪


おぉ!今日は素直に聞いた。中学の時だったら、

『小学生じゃないんだから』『1人で帰れないの?』


と言われたのに!

私は、嬉しくなって

笑顔になっていると


『1年5組 神崎 智也君 大至急職員室に来て下さい。』


と、アナウンスが流れた。


(えぇ〜、滅多に言うこと聞かないのにぃ)


と、私が思っていると智也が

『俺、なんかしちゃったけ』


と聞いてきた。私も分からないから、

首を傾げるぐらいしか出来なかった。


そしたら、智也か一瞬不安そうな顔つきになった気がしたら

急いで、教室を飛び出ていった。


1人ぼっちになってしまって

どうしようと考えていたら、

途方に暮れていった。


待ち続けて

どのくらい経ったのだろう。


1人はつまらないなぁ〜

周りも暗くなってきて

ちょっと、疲れちゃった


意識が朦朧としてきた。


『ごめんなぁ、待たせちまったな』


と声が聞こえた。


(私、いつの間にか寝ちゃっていたんだ)


目を開けてみたら、

そこには智也が立っていた。


凄く嬉しくて即答で

『大丈夫だよ!智也は大丈夫だった?』


と聞いたら、

『あぁ〜!帰ろうか♪』


と、照れくさそうに言ってきた


そんな智也の姿を見て、

(結構可愛いとこあるじゃん♪)

と思って、緊張の糸が切れたみたいに笑っちゃった。


そしたら、智也が何故か照れてるような感じに見える…


気のせいかな?


早く準備しなくちゃ!


よぉーし、準備OK♪帰ろうっとした時、

智也が背中から缶ジュースを

出してきた。


(おぉ〜マジック!!な訳ないかぁエヘッ)


無言で渡してきたが、

ちょっと、照れてるようだった。

私はまた凄く嬉しかったから、満面な笑みで、

『ありがとう♪』

と言う言葉が素直に出ちゃった。

その瞬間、

心地良い風が吹いてきた。


学校から出て、たわいもない話で盛り上がっていたが、

一つ気になることが、

(何、言われたのだろう?)

(笑っているけど、無理してるような感じがする…)


私らは、駅に着くと

智也が

『えーと、18時35分着か』


『35分も待たなくちゃいけないのか…』


と、困った表情をしてる。


私は、

(やっぱり何か凄い事言われたんだ!)

と思って、何か力になりたいと思いすかさず、


『そこのベンチに座って待ってよう』


と言ったら、

『そうだなぁ』と、力無い感じで答えてきた。


私と智也がベンチに腰掛けようとした時に、


『今日は災難だったよ。変な先生が担任だし、猛と一緒のクラスだし、変な入学届が送られてきて怒られるし、』


と智也が小声でグチってきた。

とっさに

(元気つけてあげなくちゃ)


と私は思い、『猛君優しいじゃん!私すきだなぁ♪あ…変な意味じゃないよ』


と言った瞬間、

智也の顔がはっ?みたいな顔をした。


(私なに言ってるんだろう、私のバカ)


と自分を責めいたら、

『分かってるよ』


と智也が言ってきた。


さっきの発言を無かった事にするように

『それに、変な入学届けって何?怒られたの?』


と凄く不安になり聞く。


そしたら、智也が重い口が開いた。


『すげー怒られた訳じゃないけど、異例の事で正直ビックリしたみたいだよ!でも絶対誰にも言うなよ!』

と智也が真剣な顔して

言ってくるから、私もビックリしちゃった。


『智也が嫌がる事はしないから、安心して♪』


とすぐに私の口から出た。


それを聞いた智也は

凄く安堵の表情になったのを

確認できた。


それをみた私も肩の荷が下りたようにホッとした。


それと同時に電車がきて、


『それじゃ、帰ろう』

とリードしてくれた。


いつもの智也に戻って良かったと言うのと、私が智也の支えにならなくちゃと思って、


『うんっ♪』


と答え、智也と私は家へと帰っていった。

この次は、また智也の視点になります。まだまだ続きますので楽しんでください。

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