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迷子

作者: ひいらぎ

集中力が十分切れる。本を読んでようと勉強していようと好きなことをしていようと関係ない。

どんなに夢中で入り浸っていても十分経つと手から力が抜けていき、目線が中を舞い、頭に浮かぶ言葉は行き先を失い、最終的には思考回路が強制シャットダウンされてしまう。

そしてそのあとはしばらくなにも手がつかない。というよりつけれない。

この話を友人にするとだいたいのやつが、不思議だねとか不便だなという言葉が返ってくる。

確かにすごく困るし苦労する。

けど僕は自分のこの性質が少し好きだったりする。目線が中を舞う時の頭を空っぽにしてますよ〜って感じが好きだ。空っぽの状態って自分で狙って行うのは難しい。だから自然とそうなれるのは大きな力だと思う。言葉が迷子になったあと自分で道を見つけて戻ってくる様は何度体験しても楽しい。体も頭もすっからかんにできるのはこの時間だけだ。やるべきことに集中できたご褒美とでも言おうか。これは僕だけにしかない僕の強みだ。

僕は他の人が知らない甘みを知っているのだ。

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