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神宿しと壊れた神  作者: 七神リゥ
2章 四神は天高く笑う
5/6

鬼達の宴。

鬼ーーー。


それは神宿しの失敗作、神宿しの成り果て。


その他もろもろ色んな噂があるが、ほとんどが本当である。


鬼は血と肉しか喰わない。故に、神宿しからも人間からも恐れられてる存在だ。


鬼にも序列はあり、1~15位は鬼氏族。それ以下は鬼下族(キゲゾク)と呼ばれる。


黒鬼(コクキ)様ぁ~。この肉、めずらしく美味しいですよぉ?」


「ふぅーん。珍しいね。クルルが美味しいって言うなんてさー。(ニコ」


「っはは。クルルって美食家だしねェ?黒鬼様が言うのも分かるなァー(ククッ」


黒鬼、クルル。そう呼ばれる者達は当然鬼。


手に持っているものーーー。生肉。



「あーーーー鎮血剤じゃ足りなーい」


「さわぐな、バカが。鬼氏族の名がすたる。」


「....鬼憂(キユウ)兄ぃ、コウカ兄ぃ...喧嘩...めっ。(ギュー」


ウサギの人形を持った少女が涙目で言う。


「「ぬぐっ...!///」」


「すまねぇ...色刃(イロハ)。こりゃー喧嘩じゃねーから安心しろ。(ナデナデ」


「鬼憂兄ぃがそう言うなら...色刃、許す。(ニコッ」


「色刃って可愛すぎて萌えだな...///」


「変態バカがうつる。近寄るな。」


「おっ、みてみてェ~、四神家の奴ら、次々とやられてやんのォー(ククッ」


紫色の髪の少年が言う。


「ほんとぉー?ったく、神宿しの奴らは弱いったらありゃしなぁーい♡ 黒鬼様ぁー、神宿しに下克上でもしますぅー?」


「フン、僕らがそんなことしたら契約に支障がでるだろう。クルル、頭わるいな。僕は色んな魔法書物や種族を見てきたが、頭がこれほど悪いのはクルル以上にいないな。」


「フランったらいつも私の悪口ばーっかりー!女の子のくせに僕って言うし、中二病だしぃー!」


「君に言われるほど、僕は(オト)っていないさ。それに、僕は選ばれた鬼なんでね。」


「...にしても、今日も姿が見えませんねぇ?(カラス)達。」


クルルがフランの言葉を無視し、この空間にある人物がいないことを告げる。


「いつもの事、だろ?あの二人...特に鴉は何するかわかんねぇしな。」


「...だね。色刃、鴉...嫌い。」


「いじめはダメだよー?お前らー?」


勘づいたように黒鬼が鬼達の言葉を制すように言う。


「鴉達も大事な戦力なんだから。手放す分けにはいかないよ?」


「わっ、私もそう思っていましたわぁ!!!」


「ジャバーウォッキーが違う...って...言ってる...クルル...嘘つき。」


「てか眠ぃ...俺、寝るわ。」


「じゃあ僕も。おやすみ、鬼達。」


「ああ、おやすみ。ひとまずね。」



そして鬼達がやがて動きだすーーー。

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