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開幕

ライトが落とされた講堂の空気が、浮ついた空気で満たされている。表向き乗り気でないという態度をとっている生徒も、意識は暗幕の向こうへ引き寄せられていた。

ブーッ、というブザー音が鳴って緞帳が一気に引き上げられると、期待が入り混じったどよめきが駆け抜ける。吹奏楽部によるJPOPの演奏が始まると、自然と手拍子が広がり、調子の良い生徒などが口笛を吹いて囃し立て始めた。


文化祭は二日に渡って開催され、初日は生徒向けの講堂イベント、二日目は校舎を一般に公開して模擬店や展示などを行う。

亮達文研部にとってメインとなるのは二日目の校内展示であり、今日は一日はギャラリーとして楽しむ立場だ。

「みんな今日のために準備してたんだなーー」

高校生の出し物はレベルの高いものも多く、亮は素直に目を見張っていた。


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