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展示
その日の放課後の文研部には、久しぶりに四人が顔を揃えていた。
改まって話があるという夏帆が、座席に腰を下ろす三人の前に立って口火を切る。
「今日はあと一月に迫った文化祭についての説明をするわよ。私達文化研究部は、毎年文化祭でこの教室を使って活動報告をかねて展示を行っているの。今からその作業の分担を行います。ホームページ更新、部誌作成、模造紙作成をしなきゃいけないんだけど、希望するものはある?」
「俺ホームページ作りたいな。割と経験あるし」
「じゃあ仁科がホームページ担当ね。私と唯ちゃんは部誌に載せるイラストと小説を書くから、平野が模造紙担当ってことでいいかしら?」
「オッケー」
全員の了解をとって、夏帆は鷹揚に頷いた。
「では早速取り掛かって頂戴。二人は分からないことはいつでも聞いていいから」
大雑把な夏帆の解説を受けつつ、大輝と亮は自分の担当作業に移る。
年一度の行事に向けた、せわしない空気が流れ始めた。




