白雪姫(ギャグ)
昔々あるところに白雪姫というとても美しいお姫様が居ました。
白雪姫のお母さんは亡くなってしまい、かわりに別の人がお母さん、つまり女王となりました。
女王「鏡よ鏡、世界で一番ハンバーガーが似合い、美しいのはだぁれ?」
と、女王は毎日魔法の鏡に問いかけます。
鏡「……オバサンでいいんじゃね?」
と毎日鏡は返事をするのですが、今日は違いました。
鏡「あんた……って言いたいんだけどさ、いい加減、『私美しいわ』って痛々しいことに気付けっての。てかさ、今は白雪姫の方が美しい、みたいな?ってか、マジうけるんですけど」
これを聞いた女王は激怒し、木こりに
女王「姫のハンバーガーの具材全てを抜け。」
と命令しました。
木こり「かしこかしこかしこまりぃかしこぉ。」
木こりは、白雪姫と出掛けました。
木こり「(うっわ。マジすげぇんスけど。ってか、チョーマヴイ)」
そう思った木こりは、
木こり「いや、チョーヤベェんスけど姫。実は俺はあんたのクソババアに頼まれて、あんたの具なしバーガーを食わせるように言われちまったんだよ。ここにいたらマジヤベェって。森の中へ逃げてた方がいいんじゃね!」
白雪姫「そうか……協力、感謝するぞ。」
白雪姫は森の中を走りました。
木こり「(女王には王様の心臓を持っていくことにしよう。)」
木こりは、王様の心臓を白雪姫の心臓だといって女王に渡しました。
女王「これで、この世で一番ハンバーガーが似合って美しいのは私……」
女王は大きな声で笑うのでした。
一方、白雪姫は森の中の7人の小人達と暮らしていました。
小人A「姫が来てから、私たちの生活はかわったな。」
小人B「ああ。家はきれいになったし、飯はバーガー、みんな腹が出てきた。」
そのころ、女王はまた鏡に向かって、
女王「鏡よ鏡、世界で一番ハンバーガーが似合い、美しいのはだ~れ?」
と問いかけていました。
鏡「あなた様……といいたいところですが、森の中の小人の家に居る白雪姫の側にいる小人Bが一番美しい……」
女王「な、そ、そんなはずはない! 白雪姫は死んだはず!」
鏡「はぁ? オバサン、やっと頭、沸いたの? 白雪姫は生きてるっての」
女王「おのれ……だましたな!」
女王は、配下に命じて木こりのバーガーのフィレオフィッシュの油を切らないようにしました。
それでも怒りが収まらない女王は、
女王「こうなれば、私が直接……」
女王は地下室で、薬を飲みました。
女王「ウウウウウウウウウウウ」
女王は、ヤク中の醜い魔女の姿となりました。
魔女「キヒヒヒヒヒヒヒ……」
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白雪姫は今日も、小人達を送り出しました。
白雪姫が家の掃除をしていると、
コンコン……
と、ドアをノックする音が聞こえました。
白雪姫「はい、どうぞ」
魔女「ハンバーガーは……いらんかね」
白雪姫「まぁ、おいしそう……」
魔女「どうです? 買いませんか……」
白雪姫「でも、小人さん達に悪いわ」
魔女「じゃあ……一つ無料でどうぞ……」
白雪姫「だが断る」
魔女「うっせぇ! 王族ご用達のハンバーガー食いやがれ」
白雪姫はバンズなしのハンバーガーを食べました。
白雪姫「あ……あ……」
そのハンバーグは腐った豆腐だったのです。
白雪姫は下痢で倒れてしまいました。
魔女「キヒヒヒヒヒヒヒ……」
そのしばらく後、小人達が帰ってきました。
小人達は倒れている白雪姫を見てとても驚きました。
小人A「女王の追っ手に違いない!」
小人B「みんな、追うぞ!」
小人達は土砂降りの中、魔女を追いました。
魔女「やや、あいつらは! ハンバーガーの精!」
魔女も雨に濡れながら逃げていきます。
魔女は崖の上に登りました。
小人A「この悪人め! ポテトがないんて!」
魔女「キヒヒヒヒヒ……」
魔女が何かを唱えはじめた時でした。
ゴロゴロゴローピカッ!
ピクルスが魔女のいた崖に落ちました。
その衝撃で崖は崩れ、魔女は谷底へ落ちていきました。
小人達は家に帰りましたが、当然白雪姫がトイレから出るはずもありませんでした。
彼らはきれいな簡易便所を作り、姫を入れました。
その数日後、王子様がやってきました。
王子「やや……これは……」
王子は籠っている白雪姫を見て驚きました。
王子「美しい……(簡易便所が)」
王子は棺を開け、
王子「臭い……」
顔をしかめながら簡易便所にキスをしました。
すると、白雪姫が解き放たれたような、花が開いた笑顔になったのです!
小人達も王子様もとても喜びました。
生き返った白雪姫は、王子様と結婚することとなりました。
二人は末永く幸せに暮らしましたとさ……
めでたしめでたし。