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上手く乗れたのか?

「京都11r、京都記念がそろそろスタートします。馬場状態は良。G1レースの登竜門ともいえるこのレース、今年は11頭でのレースとなりました。去年の天皇賞(春)を制した1番ダミアンマインドが現在単勝2.2倍の一番人気となりその後ダービー2着10番クライスラー、京都大賞典勝利の5番ラインドラフト、昨年大阪杯制覇の3番ハープーンガンと人気が続いていますがダミアンマインドがやはり抜けてるような印象ですが、どうでしょうか板崎さん。」

実況アナウンサーが予想家の板崎に聞いた。

「いやーねぇぇーダミアンマインドがやっぱり能力自体は抜けてるじゃないかなとは思うけど、やっぱりこの馬自体あまりスローペースで好走できてないのが気になるのよねぇ。この前に行きたい馬があまりいない中だとやっぱりペースはスローになるし前々で決着っ事もあり得そうじゃないかなぁ」

嘘か真か分からないような予想を板崎が話した所でスターターがたった。

ファンファーレが高々と鳴り響き各場のゲートに入った。春希は、返し馬で若干テンションの高かったハープーンガンの事を少し気にしていたがポケットに着いてからは落ち着いていた。

「各場のゲートに入っていまスタートを切った、おっと!ダミアンマインド大きく出遅れた。」

一番人気を背負ったダミアンマインドが出遅れ、大きく離された。全騎手が「やりおったであいつ」と思った。ハープーンガンは少し出負けしたが集団の中ごろで、レースがスタートした。

「先頭はセントジョンズ。2番手ラインドラフトその後ろにアカチョウチン、少し離されてマッドマーギーその外めにラインドラフト、クライスラー、と続きます。先団抑えていきました。中団中ごろハープーンガン、ソングオブバーはこの位置。タミヤクラフトは騎手の発言どうり最後のイン差しにかけてこの位置か、その後ナス、そしてこのかなり後ろでダミアンマインドと相模大地となります。」

隊列が決まりレースそれぞれがそれぞれの顔を疑うなか、1000m通過は63.0というドスローとなった。

「ドスローだから、いくか。」

鶴崎は残り800mの下り坂の所で仕掛けた。周りの馬たちはそれに流され少し動いてくれたがあまり動かない。ハープーンガンは仕掛けはじめぐんぐんと前々へと進みついに残り400mで先頭にたった。

「頼む持ってくれ。まだスタミナがあるのは分かっているからこのままいい脚を持たせてゴールまで行ってくれ」そう鶴崎はつぶやき一心不乱に追い続けた

「先頭はハープーンガン。その後ろラインドラフトも差を詰めにかかる、内々を狙ってタミヤクラフトも上がってくる、ナスはその外から。残り200m、まだ先頭ハープーンガン、クライスラーは伸びが苦しい。そしてそして大外からダミアンマインドがものすごい脚だ、先頭ハープーンガン、内からはタミヤクラフト、外々ダミアンマインド、ダミアンマインドが差し切ってがゴールイン。」

外々から恐ろしい末脚で切り裂くようにダミアンマインドが差し切った。ハープーンガンはタミヤクラフトからも差され3着となった。鶴崎は後検量を終わらせ落ち着いて考えていた。「もう少しあとでもよかったかなぁでもあそこで動かないとこの着順取れてたか分からないような気がするし。」そんな事を三上に話した。それに対して三上は、「あのドスローで動かしたのはいい判断だったんじゃない。結果差されたけれどレースと考え自体は悪くなかったし上手く乗ったと自信持ちな」

そうフォローを入れてらった。だが鶴崎自体の最後まで脚が持たなかった、それが過信だったのかもしれないという疑念が晴れなかった。







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