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『Transients』〜異世界で筋肉無双してモテたい!〜  作者: NewSankin
第一章

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【37-4】静寂の決着

「ボーロの奴、やられたか……! 本当に、使えん奴だ!」


相棒の敗北を察知したゼーロスは、舌打ちを一つ。

そして、憎悪に満ちた目でカゲロウを睨んだ。


「こうなったら、さっさと貴様を殺して、俺が磐座護を殺してやる!」


ゼーロスが、魔力の全てを脚力に変え、音速を超えて突っ込む。

カゲロウは動かない。

ただ、鞘に手をかけ、目を閉じている。


「死ねぇぇぇッ!!」


ゼーロスのダガーが、カゲロウの首筋に届く、その刹那。


「……《無明・刹那一閃》」


カゲロウの手が霞んだ。

刀が鞘から放たれる音すら、置き去りにする神速の抜刀。

世界が、一瞬だけ白黒に反転したかのような錯覚。


ゼーロスは、勝利を確信した表情のまま、カゲロウの背後へと駆け抜けた。


数瞬の静寂。


カチャリ


カゲロウが、静かに刀を鞘に納める音が響いた瞬間――。


ズシャァァッ!!


ゼーロスの両腕と首が、鮮血を噴き上げながら宙を舞った。

彼は自分が斬られたことに気づくことすらなく、その場に崩れ落ちた。


「ガハッ……」


カゲロウもまた、限界を超えた集中と毒の影響で、膝から崩れ落ちる。

メルがすぐに駆け寄り、解毒薬を口に含ませた。


満身創痍の勝利。


リチャードは、目の前で繰り広げられた、あまりにも高レベルな戦いに、ただ呆然と立ち尽くしている。

護は、息を整えながら、動かなくなったボーロを見下ろし、己の拳を握りしめた。


魔王軍という、あまりにも巨大な敵の存在。

そして、自分たちの、まだ未熟な力。

彼らの戦いは、まだ、始まったばかりであることを、誰もが痛感していた。

お読みいただきありがとうございます!


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★更新予定 毎日19時に更新します。ストックはあるつもりなので、安心してお付き合いください。

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