【25-3】新たなる船出
出発前夜。
宿屋の一室で、三人はそれぞれ準備を進めていた。
「うおお、海賊の街か!
どんな強ぇ奴がいるか楽しみだぜ!」
護は『岩砕き』を軽々と振り回し、はしゃいでいる。
「呑気なことを言うな。
相手は巨大な犯罪組織だぞ」
メルは新たな錬金術アイテムの開発に没頭しながら言い返す。
「俺たちには、
メルの頭脳と、カゲロウの剣、
そして俺の筋肉がある! 問題ねえだろ!」
「……油断はするな」
カゲロウは『孤月』の手入れをしながら、静かに釘を刺した。
数日後。
三人は小型高速船に乗り込み、トルトゥーガへと出航する。
港を出ると、
様々な帆を掲げた巨大な海賊船団が視界を埋め尽くしていた。
「すげぇ……本物の海賊船だ……!」
「はしゃぐな。船酔いしても知らんぞ」
「……嵐が来なければいいがな」
無法の海域へ。
モルゴーの陰謀の核心へ。
三人を乗せた船は、
希望と危険を抱え、未知なる海原へと滑り出した。
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