幕間(2)
ーー大学から帰宅後
「さて、幻月くん出来るかなー。何だかこのゲームだけは楽しく感じるんだよねえ。不思議だなあ」
アプリを起動…。
「あ、メンテナンス終わったんだ!良かった良かった。幻月くんはまた執務室かなー?」
執務室にて
(あ!また側近の人といる!今お仕事中だ!)
「この予算を通せだなんて言うゴミは燃えるゴミ行きにするように」
「承知しました幻月様。しかし処分が面倒くさいので燃えないゴミの方にしておきます」
「…君は本当にさりげなく私の指示を変えてくるなあ。逆らっているのか?」
「嫌ですね幻月様。私より貴方様に忠誠を誓っている者などおりませんのに。ああ悲し。いと悲し」
「時折そのノリをするが全く私にはウケないどころか殴りたくなってくるから止めろ」
「例え泣き真似だとしても泣いている腹心を粗末にするなんて〜」
「今すぐ出て行かなかったら仕事量増やすぞ」
「鬼!悪魔!人でなし!もう1人で何人分の仕事をこなしていると思っているんですか!流石に病みますよ!」
「……夏彦「はい去ります。はいさようならまた明日。あーあ。最近機嫌が良いと思ったんですがねえ。それでは失礼致します」
バタン!
「はあ…」
(ふっ!ふふふふふ!)