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第一回イベント + ※掲示板



■■■■■■■■■創造世界公式掲示板■■■■■■■■■


【第一回】エリア1イベントまとめvol.2【生産特需】


[名無しさん]

もえパラとか言ってたやつらwwww全員燃えパラしてらm9(^Д^)プギャー


[リズナ]

絶許


[湯田]

狩り禁止協定とか言ってたから罰があたったんだろ。ちなみに犯人は誰だ?


[ovo]

迷惑だったからなぁ。狩りしてると弓撃ってきて「誤射です」とかなめてんのかと

いい気味だな


[田辺先生]

この時期に薬学素材をとれなくしたんじゃ恨まれても仕方ないと思うけど。

スライム液は現状あそこでしか出ないからね


[ミリオライト]

やー・・・みんな焼け死んだねぇ・・・水魔術なんて焼け石に水だったよ。

犯人は見てないんだけど、ちょっと知りたいね。情報屋にたのんでみようかな


[クリオネ]

血祭りにあげましょう


[名無しさん]

無駄なことはやめておけ。もっと生産的なことしろよ


[匿名さん]

カオスやな





[由奈方 加苅]

最終日のイベント会場にアイドルがいるんだけど!?あれ?GMの顔見せだけじゃなかった?


[ハピエナ]

加苅さんイベ会場行ったんだ。追い込みやべえつってなかった?


[名無しさん]

赤GM撮りに行ったら何か始まったな。なんだあれ?公式のマスコットか?かわいい


[無名さん]

赤GMの画像あったら外部に挙げてくれ。あの装備と装甲は良い

イベントどんなんだ?アイドル?


[由奈方 加苅]

かわいい子たちが歌って踊ってる!キラキラでいいんだけど、そのお供にぬいぐるみが踊ってる!


[ハピエナ]

あ、これは期日間に合わないやつ。


[由奈方 加苅]

期日なんて延ばしちまえ!今はこの一瞬しかないんだぞ!


[名無しさん]

何か知らないアイドルグループが会場のっとったらしい。GMたちの前で土下座してる女の子がいたって


[リズナ]

かわいいと聞いて。画像ください@p@


[無名さん]

ぬいぐるみ動くのはいいな。そのうち使えるようになるのかねぇ


[わいずまん]

おそらく自分が作ったやつです。頼まれて呪物作ったので、それを使ったのかと。こういう使い方は予想外でしたが湿った心が浄化されるようでいいですね


[名無しさん]

え?プレイヤーメイドなん?くわしく

おら画像っ [画像] [画像] [動画]


[リズナ]

あびゃああぁぁ 動画だぁ おいちぃいえbbbbbbbbbbbb


[名無しさん]

oiおいキチに餌あげたのどいつだ名前表示しろ責任とれ


[名無しさん]

お前じゃね?


[名無しさん]

何ィ?



オレだったか


[わいずまん]

呪術師のスキルに呪いっていうのがあるんだけど、それでアイテムに呪いを封じ込められるんだよ。頼まれたのはヒトガタの依代を作ってほしいっていうので、3個依代を作ったんだ。たぶんそれを使ってるんだと思うよ


[尚道]

うわーナニコレかわいい。これいいなぁ


[名無しさん]

アイドルと聞いて。いそげば間に合いそうだな。行ってくる


[ハピエナ]

加苅ー。仕事しろ―


[(´・ω・`)]

え?公式じゃないの?動画見てきたんだけど


[名無しさん]

あんなん生産で作れるのか?スキルいくついるよ?


[無名さん]

あ・・・(察し


[湯田]

ボッチが暴き出されたと聞いて。


[名無しさん]

あーこれはかわいいですなー。こころがぴょんぴょんするんじゃぁ


[AAA]

アイテム詳細ハヨ


[名無しさん]

鑑定でわかる範囲でなら。

[画像] [画像] [画像]

とりあえず呪術師に呪ってもらえばいいのか?


[わいずまん]

作ったけど作り方はわからないよ。普通は札1枚で10分しか効果ないからね。あんな特級呪物みたいなアイテム初めて見たよ


[名無しさん]

え?大丈夫?所有者呪われたりしないのか?


[由奈方 加苅]

はー・・・・・・堪能した。GMも見て帰るか


[わいずまん]

たぶん大丈夫じゃないかな。呪いが返されたらやばいかもだけど、この場合誰に返すんだ?・・・え?僕?


[ハピエナ]

おい



■■■■■■■■■■■■■■■■■■



イベントの次の日だ。

わたしはもらった動画などを肴にステータスやスキルの確認をしていた。

なぜかレベルがいくつも上がっている。『綿』集めや生産活動しかしていないのに不思議なことだ。


「欲しかったスキル取っちゃおうかな」


500Gのお布施をしてデスペナも解消したし、スキルも取ってしまおう。


『一発必中』


ふへへ。取ってしまった。5ポイントと高額なスキルだ。きっと強いのだろう。

しかしこのスキルは覚えると、武器スキルの弓のとこに入った。



名前 シィリエ «銀色の月»

種族 ハーフエルフ

職業 狩人

年齢 15


・スキル

弓Lv5 貫通矢 一発必中

弓精霊Lv5 クイック

盾精霊Lv3

火魔術Lv3 火矢

水魔術Lv4 水矢


・スキル

裁縫Lv5 連縫

木工Lv6 線切り


・スキル

遠矢 野駆け 解体 集中 鷹の目 魔素消費減少 精霊の友



弓にはすでにスキルが一つある。『貫通矢』だ。弓スキルのレベルが5になった時に覚えた。その後ろに入る・・・うん?後ろに・・・?うんむ

・・・・・・ポイント使わないでもそのうち覚えられたんじゃないかな?

あー、そうか。スキルの先取りにもポイントが使えるということか。もしくはランダムで覚える弓スキルを、任意で取るためにポイントを使うとかそういうことかな。運任せでも取れるかもしれないけど、確実に欲しければポイントを使ってね、ということだ。


武器スキルにはクールタイムが設定されている。MP消費などはないが連続使用できず、設定された時間が経過しないと同じスキルは使えない。

魔術スキルは逆にMPが設定されている。クールタイムがほとんどないので連続して使えるが、MPがなくなれば代わりにHPを消費しだす。死亡リスクのあるスキルだ。


精霊武器のスキルはそのどちらでもない。パッシブスキル、常時効果のある強化だ。精霊弓を使っている限り、弓にかかわる行動すべてに速度上昇効果が付いている。精霊弓で武器スキルを使うとそのクールタイムも早くなる。要は時間短縮になるということだ。貫通矢30秒ごとなのが27秒ごととかその程度だけど。


生産スキルは特定の条件下において常時効果というところか。裁縫スキルの『連縫』は同じ縫い方をするかぎり、楽に、早く縫える。まるで手がミシンになったようなもの。木工の『線切り』は引いた線に従って的確に切ることができる。斧でもノコギリでも。木材だけではなく布も線の通りに切れるので便利なスキルだ。


最後に『一発必中』を試しに行こうかな、というところで弟から個人チャットが届いた。


『姉ちゃん、ちょっと聞きたいんだけどさ、東の草原で『綿』集めとかした?』

『したした。いっぱいあつまったよ』

『・・・その時にさ、草原が燃えるようなことってしたか?』

『あー。たくさん燃えたねぇ』


枯草でもないのに良い燃えっぷりでした。きっとあれだ。弱点属性だったのだ。草は火に弱いとかそういうやつ。


『・・・・・・うん、いいや。深くは聞かないことにするよ』


そうして。


『それで姉ちゃん、たぶん知らないと思うけど、隠しステータスにカルマ値ってゆうのがあるんだ』

『かるまち』

『そ。悪いことすると貯まっていくパラメーターなんだけどさ』


ん?


『それが貯まると衛兵に目を付けられたり町の人に物を売ってもらえなくなるんだ』


へー。


『姉ちゃんはまだ貯まってないと思うけど、今のうちに免罪しに行こうか』

『失敬な。姉ちゃんはピュアピュアぞ?』


わたしの言うことをいまいち信用しない弟といっしょに町の神殿に来た。いつもデスペナを解除してもらっている場所である。


「免罪ですね。どなたがなさいますか?」

「姉です」

「弟で」

「お姉さん?は免罪料52万4000Gですね。弟さんは2000Gです」

「は?」


姉の免罪料をいそいそと一括で払う弟を捕まえ、くわしいことを聞き出す。カルマ値とは悪いことをすれば貯まり、良いことをすれば増える善行ポイントのことらしい。

どうやら私が『綿』集めで燃やした草原で炎にまかれた人々の分がこれほど貯まっていたらしい。

1カルマ値1000G。524カルマ値。

どこでそんなに貯まったかと不思議なくらい貯まっている。おそらく冒険者だけではなくその使い魔も含む数値じゃないかと言われた。スライムなりふわふわなりをペットにして遊ばせていた層が多かったのではないかと。

あとは加害の方法でもかわるかもしれないとか。


謎が多い数値なので検証待ちなんだそうな。


「ありがとうクロ。姉は大罪人になっちゃうところだったよ」

「いいよ。やっぱりついて来てよかったよ。お金かき集めてよかった」


弟の世話になってしまった。借りっぱなしは心苦しいので何かお礼がしたい。全額返すとかはちょっと無理なので!


「んー、ならスライム液持ってない?ポーションの素材になるからほしいんだけど」

「あるよー。全部あげよう」


遠距離攻撃職は回復薬あまり使わないからね。ノーダメージで倒すか一撃でやられるかだ!

スライム液は結構な数があったが弟への借りを返しきるには至らないだろう。

また何か手伝えることがあれば呼んでね、と話をしていると───わたしの警戒アンテナに何かが引っ掛かった。


「クロ、こっちへ」


弟を引っ張って物陰に隠れる。

二百メートルほどの距離だろうか。高そうな服を着た集団がいる。人数分の馬を連れ、これからどこかに行くのだろう。

槍や剣を帯びた騎士っぽい人が8人くらい、貴族っぽい人が2人くらいのあつまりだ。

順に馬にまたがり貴族っぽい人物の号令で全員がゆっくりと移動を始める。


「───ユエ」


わたしの声掛けにユエが左手に現れる。


「え、シィ姉ちゃん?」

「クロ、パーティー組んで。パーティーなら転移できる」


まだパーティーの組み方はしらないが転移の効果範囲なら知っている。

弟にパーティー編成を任せつつ私は集中する。


スキル 集中 そして遠矢

射撃位置がばれるのが少しでも少ないよう、火矢は使わない。

最後に取ったばかりのスキルだ。

スキル 一発必中


つがえた矢を───放った。


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