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第34話 衝突

 放課後、今日も山名さんを男子自由室で待っていた。男子自由室便利で普段割と埋まってるけど、流石に他に放課後使ってる人は居ないようだ。まあみんな普通は帰るよな。


 そんな感じでゆっくり待ってたんだけど待ち始めてから30分以上山名さんは来なかった。何か用事があったのかもしれないし、とりあえず山名さんのクラスを見に行くことにした。


――――――――――――――――――――――――


 Bクラスから、高笑いと鈍い物音が聞こえてくる。嫌な予感がした俺は急いでBクラスのドアに向かい中を覗いた。


 そこには青痣だらけの山名さんによってたかって暴力を振るう集団、そしてその後ろでそれを見て高笑いを上げ教卓に座る女が―――


 俺は思わず力任せに教室のドアを開ける。横の壁に当たって跳ね返るドアを再度横に叩きつけ教室の中に大きな音を響かせる。


 気づいた集団が動きを止め此方を向く。教卓に座る女が高笑いをやめて此方を見たと思えば、ニタニタとした笑みを浮かべ始めた。


「女1人の為に突っ込んでくる愚かな男の子なんて現実に居るんだ〜w…何?ヒーロー気取ってたりとかwなんてそんなの読まないかw」


 そう笑う女からは視線を外し集団の方を見る。10人、全員Bクラスだろうか、俺を見て青ざめているのを見る限り、圧でやらされてる人も少なく無さそうだ。

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