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第1話 やっと思い出したようです
「…おにい…おにい!」
「…んあ?」
目が覚めるとやや幼げな美少女が心配そうな顔で覗き込んでくる…誰?っていや妹じゃんなんでド忘れしたんだ俺…?
「おはよう。」
「ん。おはよう。ご飯できてる。」
妹が部屋を出てから自分の部屋を見渡す。こんな何もない部屋だったっけ?沢山物があって狭苦しいぐらいだったとってあ…
そこで気がついたんだ、俺は高校入学手前なのにおもいだした記憶は大学生だった事に。
「これは…前世って事になるのかな。」
夢にしては明瞭過ぎるしどんどん思い出してくる。って言うか今までの俺が何してたんだって感じだが今まで感じてたよくわからない違和感がすっきりした。…とりあえず言える事は。
「この世界の男女比壊れすぎだろ!」
…この後、朝食食べに来ないし大声出してるしで妹が心配してきて大変だった。