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第12話 いざ決行

 帰ってきた俺は昼食をとった後どうやってTCGを布教しようかを考えていた。元々は大々的に動いて目立つのもやむなしと考えてたけど、健斗に知られたらややこしくなる可能性があるほか、多少動いたとしても注目が健斗の方に向かって目立たないで済むため考えなおす必要があった。


 妹にそれとなく普通の男の子について聞いてみたらなぜか健斗の事を知っていた。あとやっぱり普通じゃないらしい。


 でも中学まではごく普通だったそうだ。でもなんでそんなことまで知ってるんだろうか?これが女子の間では普通だとか言われたら動きづらくなるから深くは聞かないでおいた。


 それはさておき健斗に知られずにかつ目立たないようにと考えるとどこか空き教室とかに呼び出すとかだろうか、とりあえずは同じ班の人かな。


――――――――――――――――――――――――


 そんな訳で昼休みに呼び出した。みんな二つ返事で受けてくれたけど変に期待させてしまったような気がする。


 空き教室は無かったが万野先生に聞くと男子自由室とやらを使って良いそうだ。男子なら自由に使える上、男子生徒数よりも部屋数が多いと至れり尽くせりな感じがする。


 班員を連れ立って入る。1人で使うにはソファ2つに長机は明らかに広すぎるが、俺の場合は都合が良かった。


「みんなわざわざ手間取らせてごめんね。」

「いっいえ、そんな事は。」

「そんな、手間なんかじゃないです。」

「それで一体、何をするんでしょうか。」

「知り合いからちょっとしたゲームのテストをして欲しいって頼まれててね、そのテスターになって欲しいんだ。」


 用意しておいたそれらしい嘘をつく。まあ明確に嘘なのは知り合いに頼まれたって所だけだけど、これで少しでも忖度なく評価してくれるようになるだろうし。


 みんな引き受けてくれたのでルールの説明をしていった。

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