あの日、魔物と見た星空 —僕らの生きた奇跡の100日—
時は中世。この王国は地中海に浮かぶ小さな島。主人公ハンナは城で働く女中見習いの身分だったが、王子のルカとは特に仲も良く、良き話し相手だった。ある朝、いつものように廊下を1人で歩いていたルカは、女中たちの噂話を耳にする。「城の塀に続く北の塔には、魔物が閉じ込められているらしい」それを聞いたルカは、一緒に北の塔を探検してみないかとハンナに提案する。ハンナは喘息持ちのルカの体調を心配しつつも着いて行くことになり、2人はその日の夜、北の塔を登った。しかし、塔の中にいたのは———自分たちと同じくらいの年の、少年だった。3人の人生をかけた脱出ゲーム、そして恋の行方は如何に!
この城の伝説
2022/02/10 20:11
(改)