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鬼の運命と残酷な人  作者: 冬黒兎&緋月終夜
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第1話 ある家族の崩壊

今回は緋月さん執筆です

「あ……っあ」


少女は焼け焦げた家だったものを眺めながら泣いていた。


「うっ…お兄ちゃん」

「……何?」

「これから……どうするの?」

「決まってんだろ?」


少年はゆっくり立ち上がり、

「ニンゲンに復讐するんだよ」

いつもより低いトーンで話した。


「ちょっとやめなさい!何考えてんの!?」

背の高い少女に少年は押さえつけられる。

「何すんだよ!はな……せ!!」

少年は背の高い少女を突き飛ばす。

「――ったい……ニンゲンに復讐しても何も変わらないじゃない!」

「姉ちゃんは何も思わないのか?俺らの親を奴隷にされ、良いように使われた挙句殺されてっ……!」

少年は手を強く握りしめる。

「何も思わないわけないじゃない…私は殺したいくらい憎いわ」

背の高い少女は殺気立った声で話した。


「だったら!!」

「ケンカはやめて!!」

少女は2人を止めるべく、大声を出す。

「「…………」」

「そうね、『今は』ケンカしたって仕方ないわ」

「そうだな」

「とりあえずどっかに移動しようよ」

「「…………うん」」


どうしてこの『鬼』の家族がバラバラになり始めたのか………

時間は少々遡る……………


―――――――――――――――――――――――

吏佐りさー、早く起きなさーい!」

「んー…今行く」

寝ぼけた少女……吏佐が目を覚ます。




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