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流れる
お昼になった。
ぼっちの僕はいつものように屋上へ向かう。
「はぁ…。」
少しため息をつきお弁当を広げた。
「よくここの鍵貸してもらえたな。」
さっきまでクラスにあった声が隣から聞こえてきた。
「なに?ついてきたの。」
「え?あぁ、そうだよ。」
「ストーカー…」
小さな声で僕は言った。
「ひっどいな、べつにそういうわけじゃないよ。」
少し微笑みながら彼は僕の隣に座り込んだ。
「なんで僕を追ってくるのさ。」
なんでこんな汚れたぼくを君は追ってきてしまうの。
ぼくは君に恋をしてしまったのに。
「なんか、ほっとけないんだよな。」
その笑顔を見せないで。
弁当を食べる間、彼はずっと隣にいたのだ。
この時間。
僕は幸せに満ちていた。
今回も少ないですが書きました。
読みにくくてすいません。
閲覧ありがとうございます、