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固まり
前回の続きです!
作業が始まった。
彼は僕を見張るように作業をしていた。
「…逃げたりしないから普通に作業してくれる?」
そんなに見つめられながら作業されたら心臓がもたないだろうが。
「そっそうだよな。…じゃあ、普通に作業するな!」
彼はそう言って僕から目を離した。
目を離せと言ったのは自分なのだがなんだか少し切ない。
見捨てられたような気分が残った。
でもそんな気持ちは一瞬にして吹き飛んでいった。
目を離した彼は少し顔が赤くなっていた。
「どうかした…?」
「別になんでもねーよ。ほら、手が止まってる。」
僕は笑顔をこぼしながら作業に戻った。
その後も彼は僕を少しずつ見つめてくるのだ。
それに気付いている僕は彼の目を見つめてみる。
目が合い慌てて作業に戻る彼はとても愛らしいんだ。
休み時間になり僕は机に腕を置き顔をうずめ、
顔を隠し自分の気持ちにしっかりと確信を持ってみた。
これから2人を持っも遊ばせたいと思います笑
閲覧ありがとうございました!