第五話 なんとかの逆鱗に触れる
「・・・後は見ての通りさ。本当に情けないよな。」
庭にある桃の木に、寄りかかるようにして言う林山。その目は怒りと悲しみと苛立ちが見え隠れしていた。
「・・・ああ、その使者がな・・・!」
林山の話を黙って聞いていた星影が言った。
「なんてむちゃくちゃなんだ!?信じられない・・・結婚を控えている娘を略奪同然で連れて行くなんて。人のすることじゃない!」
「そりゃそうだ。人ではない・・・なんせ相手は皇帝陛下だぞ。」
「そんな事は聞いていない!!それ以前に、郭勇武という奴の振る舞いが気に食わん!!使者としてあるまじき行為だ!!」
そう言って、林山が寄りかかっている木に拳を打ち込む星影。
「あんまりだ。いくら陛下だからってやっていいことと悪いことの区別もつかないのか!?なにが名君だ!どこからどう見ても昏主じゃない!?」
「星影!!」
林山の戒めるような声に、彼女は下唇をかむ。
「めったなこと言うな。」
「ああ、わかっている・・・・。陛下の批判は不越罪になるからね。」
悔しそうに下を向く。
わかっている・・・陛下を悪く言う事は罪になる。
(ことのほか今上の場合は・・・!!)
現皇帝である劉徹は政治面・外交面共に優れた人物だった。もし欠点があるとすれば、大変気性が激しいことだった。彼の怒りに触れた者は、どんなに優れて人物であっても命はない。匈奴にいる漢人の何人かは、その怒りに触れ、国を追われた者だと言っても過言ではない。
「でもな、お前の言う事は否定しない。」
「林山?」
いつもとは違う口調に思わず星影は彼を見る。
「できることなら奪い返したい。星蓮が他の誰かのものになるなんて考えたくない。」
顔をあげて彼の方を見ると、悔しそうに下唇を噛締める林山の姿があった。その姿を見ているうちに、収まりつつあった星影の怒りもふつふつと煮えたぎり始める。
「私も・・・同感よ!大切な妹を『物同然』に扱われるなんて・・・許せない!!」
そうよ、このまま済ませるものか!!
星蓮を後宮に?ふざけるな!!
絶対にそんなことをさせはしない。
そうなれば考える事は一つ。
(・・・・星蓮を取り戻す・・・・!!)
星影は考えた。目に入れても痛くない、可愛い妹を取り戻すためにどうすればいいか。そのためにはまず、敵の正確な情報を得なければならない。そう思った星影は、うな垂れる林山に尋ねた。
「それで林山、役人達が来たのはいつ頃の話なんだ?」
「もう一刻ほど前だよ。だが・・・追うのは無理だぞ。早馬でさっさと行ってしまったからな・・・。おまけに馬が漢のものじゃなかった。大きさからして西域の駿馬だ。」
「駿馬!?」
早馬を使ったということは、林山が言う通り、今から役人達の後を追っても間に合わない。この時間だったら城門はもう閉まっているだろう。しかも西域の駿馬は漢の馬と違ってかなり早く走る・・・自分の乗っている馬では追いつけないだろう。
「まるで追いかけてくることも計算して・・・・時間を見計らってきたみたいだな。」
「まったくだ・・・。」
どうしたものかと、その場に座り込む星影と林山。
「絶望だ・・・取り返せないのか・・・!」
「林山・・・。」
頭を抱えこんでつぶやく林山を見ながら、星影はさらに考えた。
藍田で取り戻せないとなると残る方法はただ一つ。
一番単純で誰もが思いつく、かなり危険な考えかつ方法―――
「・・・後宮に行けば、星蓮を取り戻せるんじゃないかな!?」
名案だ、と自身万満々に言った星影だったが、
「馬鹿かお前は!?後宮は、俺たち一般人が簡単に入れる場所じゃない。入れるものなら、真っ先に俺が行って、星蓮を取り戻してるぞ!!」
即答のもとに、あっさりと林山に否定される。
「でも、それ以外方法はないぞ!」
「そうかもしれないが・・・・。」
黙り込む二人。
通常の場合、皇帝の妻に選ばれた女性に否定権はない。皇帝陛下の言う事は絶対であり、断ると言う事はすなわち死を意味するということなのだ。今回の場合、陛下の勅命により来た使者が皇帝の代わりであり、その使者の言うことは絶対なのである。極端に言えば、林山が使者を殴っておきながら、袋叩ききにされ、辱めを受けるだけですんだことを、第三者が見た時『命が助かっただけでもありがたい』と、喜ぶべきことであった。それが常識なのだ。それでもなお、なにか良い案は、星蓮を取り戻す方法がないかと考える二人。
「なんとか・・・後宮に入る方法はないのかしら。」
しばらく続いた沈黙を先に破ったのは星影だった。
「無理だな。後宮と言うのは陛下の妻達がいるところだ。出入りできる人間は限られている。基本的に、身分のある女性か美女か女官だけしか入れないんだ。まず、男の俺が後宮に入ることは不可能だ。星影はある程度の条件を満たしているが・・・。」
林山の視線が自分に注がれる。その意味を察して相手を睨みつける。
「そうだな。私のような『女虎傑』の異名を持つじゃじゃ馬が、身分が高くて、品のある、慎ましやかな女性達のいる後宮に入れるわけがないからね。」
嫌味ったらしく言う星影に林山は思わず苦笑する。
「そう気を悪くするな、悪かったよ。まあ、方法があるとすれば・・・いっそのこと、俺が宦官になって後宮に入るしか手はないのかな・・・・。」
「宦官?」
彼の呟きを聞き、星影は不思議そうに林山を見る。
「知らないのか?確かに後宮は男子禁制だ。ただ例外として・・・・宦官・・・男を捨てた者だけは入ることができるんだ。」
「男を捨てる・・・?」
考え込む星影に、バツが悪そうに林山は手探りで教える。
「・・あそこを切るのだよ。」
「なに!?」
途端に真っ赤になる星影。そんな姿を見つつ、やはり彼女も女かと今更ながらに再確認する。
「詳しく話すと、宦官というのは後宮に仕える男の奴隷のことを言うんだ。奴等の仕事は後宮にいる皇帝や皇后、宮女たちの世話をすること。だから、皇帝の妻たちに粗相をしないように男性器を除去されるんだ。宦官が生まれたのは、異民族の捕虜が始まりなんだ。捕らえた異民族を『宮刑』という刑罰に処し、後宮で働かせ始めた名残が今の宦官だ。」
「へえ〜じゃあ、後宮の宦官は今でも異民族の人達なの?」
「いいや。中には異民族もいるだろうけど、多くの場合は漢民族さ。主に罪を犯した連中や自ら進んでなったものと、きっかけはさまざまだけどな。」
「え!?自分で!?物好きもいるんだな。」
「理由は人それぞれさ。一様には言えないがな。」
林山がそういい終わると同時に、星影は黙り込んでしまった。
(・・・やっぱり女の子にこういう話はまずかったかな?アレを切るって言っただけでも初な反応をしていたし。)
林山がそんなことを考えている時だった。
「――――――あっ!!」
それまで静かだった星影が、突然叫び声を上げた。それと同時に彼女は勢いよく立ち上がると林山に向かって言った。
「そうか!!そうだよ!!後宮・・宦官・・・男と女・・その手があった!!」
「せ、星影!?」
その叫び声は狂喜にも似たような声だった。怪訝な顔をする林山を見据えたまま彼女は尋ねた。
「林山、あなたは私の妹の星蓮のことを本当に愛している?」
「ええ!?な、なんだよ!?急に・・・。」
「いいから答えなさい!!愛しているの?愛してないの!?」
真顔で聞かれた林山は、真っ赤になりながら答える。
「あ・・・愛しているに決まっているだろ!!当たり前じゃないか・・・!!」
照れながら言う林山の答えに、星影は満足そうにうなずくと話を続ける。
「いい答えね。あなたと星連が結婚すれば、私はあなたの義姉なるのはわかるわよね?」
「そうだけど・・・?何でそんな当たり前のこと聞くんだ?」
意味ありげな笑みを浮かべる彼女を不振に思うと同時に、林山は背筋に悪寒を感じる。
「じゃあ、星蓮のために義姉である私に協力してくれるわよね?私の妹であり、あなたの妻である星蓮を取り戻すために?」
「それはもちろん協力するけど・・・・。」
(なんだろう・・・一体俺になにをしろと言うんだ。)
「じゃあ決まりね!行きましょう!すぐに支度して!!」
困惑する林山をよそにそう言い終わると、そのまま踵を返して立ち去ろうとする星影。
「ちょっと待て!!行くってどこに!?」
相手の行動がわからない林山。そんな義弟に、星影は不適な笑みを受けべると言った。
「後宮。」
「へ・・・・?」
「後宮へ行くの。方法は簡単よ。私があなたに成りすまして、宦官として後宮に行けばいい!!」
「な、なに――――――――!?」
驚く林山にさらに追い討ちを掛ける。
「だってそうでしょ?私が妻女として後宮に行くのは難しいし、林山が宦官になるになるのはまず無理。それなら、逆にしてしまえばいいのよ。」
「逆・・・・・?」
「私とあなたが入れ替われば万事解決じゃない!」
「・・・・・・・本気か?」
星影のあまりに唐突な発言に林山は唖然とする。
「本気よ!それに宦官だと、動き回れる上に、怪しまれずに星蓮を取り戻せるじゃない!!」
確かに彼女に言う通りだった。
しかし星影の言っている事は、明らかに法に反する犯罪だった。
「つまり・・偽造するわけか?宦官証明書を?」
「もちろんよ!だって考えて御覧なさい?あなたが宦官になって後宮に行って星蓮を連れ戻したとしても、切っちゃったらもともこもないわ!そうかと言って、私が女官として入ったとしても、助けられる確立は少ないでしょ?だったら、途中まで一緒に行って、後は私に任せればいいのよ!!」
なんてとんでもないことを言う女だ・・・。この人が本当に俺の義姉さんになるのか?
「そうと決まれば話が早い!林山、すぐに家に戻って準備をして!私は役所に行って宦官の募集をしているか聞いてくるわ!」
「待てよ!宦官は入れ替わったからといって、簡単になれるものじゃないぞ!医者の証明書が必要――」
「だから偽造しようって、いってるじゃん。」
「だから犯罪だぞ、それ!!?」
「ばれなきゃいいんだって!心当りはあるから・・・特に問題ないよ。」
さらりと言い放つ星影。
(こいつ素で、なんて恐ろしいことを言い放つんだ!?)
「し、しかし、仮に連れ出したとしても、ばれるのは時間の問題だ!その後はどうすればいいんだ!?星影だってただではすまないぞ!?」
「大丈夫!後宮に私達を知る人間はいないんだからばれるはずない。まあ、無事に救出できたら、あなた達は会稽に逃げればいい。あそこには、厳師匠のお父様がいるし、わけを話せば協力してくださるさ。今は山で薬草取りをしているんだって。」
「な!?師匠に頼むのか!?そんなことしたらご迷惑が・・・・・!!」
「なに言ってるんだ!宦官証明書の偽造も頼むんだぞ?一つ迷惑かけて同じ結果なら、二つ迷惑かけた方がいいだろう?」
「おまっ・・・!?師匠に宦官証明書の偽造を頼むつもりだったのか!?」
「当然だろう。師匠は武の道だけでなく、医術の道も究めたお方・・・!これ以上の人物はいない!」
(こいつの頭の中には、師に対する“尊厳”の心がないのだろうか・・・?)
「そんな固い顔するな!」
固まっている林山に星影は言った。
「きっと力を貸してくださるさ。なんせ、女の私に武芸を教えてくださるような方なのだからな!」
真っ直ぐな目で見つめられて、思わずかにたじろぐ林山。
(まるで俺の言ってることの方が、おかしいみたいじゃないか・・・。)
そう思った林山だったが、そんなはずはないと首を振る。
そして強めの口調で星影に言った。
「だが、仮に上手くいったとしても、お前はどうするつもりなのだ!?」
「私のことは心配しないで。最終的には母の知り合いの寺に行って尼になるから。」
「あ、尼!!?」
「さすがの皇帝陛下も、尼僧にまでには手出しはしないでしょう?なんたって風評に響くじゃない。御偉くて、尊くて、大変信心深い皇帝陛下様のね。」
片目だけ閉じて見せながら、あっけらかんと言い放つ星影。思わず目が点になる林山。
なんてとんでもないことを言う女だ・・・。この人が本当に俺の義姉さんになるのか?
「可愛い妹と義弟のためなら、多少の事は平気だからね!」
多少って・・・自分の人生犠牲にしてまでか!?
いや、ダメだ!友としてそんな事はさせられない!!
「ダメだ!危険だぞ!!お前の両親はもとより、俺の親の命にだって関わる―――」
「・・・じゃあ、やめよう。」
林山の言葉に、それまでの明るい声が一転する。
「星影?」
戸惑う林山に、切り捨てるかのような低い声で星影は言った。
「不安があるならやめよう。いくらお前が星連を愛していたとしても、迷いがあるならやめよう。星蓮のこと・・・諦めてくれ。」
「ちょっと待てよ、星影!」
「この計画は、私達どちらかに迷いがあったら出来ないんだ・・・。お前の妻の代わりなら他にいくらでもいる。」
「星影、なに言って―――!」
「でも私の妹の代わりはいない―――。私の妹は星蓮だけだ・・・。」
星影の言葉にハッとする林山。
「母はもう年だから、子供は無理だろう・・・。そうなれば、血を分けた同じ両親から生まれた姉妹は星蓮1人だけだ・・・。」
星影の射抜くような視線に固まる林山。
「私の妹は、劉星蓮1人きりだ。その妹が愛したのは安林山、お前だけだ・・・。見殺しには出来ない。」
そこまで言ったところで、強気だった星影の表情がふいに緩む。
「わかってるさ、林山。お前に迷惑をかけてることぐらい。私の言っていることは、法に当てはめれば違法なことだ。だが、見殺しには出来ないんだ!妹だから・・・!!」
そう言うと、うな垂れるように視線を下に向ける星影。
「そうだよな・・・たった一人の妹だもんな?」
ゆっくりと星影の肩に手を置きながら林山は言った。
「・・・俺よりも、お前の方が辛いよな。いきなり妹が、誘拐同然連れて行かれてさ。悪かったな、気がつかなかったよ。」
すまなそうにわびる林山に星影は言う。
「・・・謝るな林山。だからお前は人が良すぎるんだ。」
軽く笑って見せると、林山の胸に軽く拳を当てる。
「特に、女に勘違いされやすいぞ?」
「馬鹿言え!俺は星蓮一筋だ!!」
「じゃあなんで・・・妙薬寺で桂蓮と会って、い・た・ん・だ・よ!?」
「え!?な、どうしてそれを・・・!?」
途端に顔色を変えてたじろぐ林山。そんな相手に星影は詰め寄る。
「どういうことだよテメー!?なんで別れた女と会ってたんだ!!?」
「お、お前には関係ないだろう!?」
林山の言葉に、思わず相手の胸倉を掴む星影。
「大有りなんだよ!!お前が桂蓮と会っていると言う噂を聞いて、星蓮が心配性になったんだぞ!!それで真相を確かめようと、私と星蓮が入れ替わって、妙薬寺で待ち伏せしてたんだ!!」
「なっ、なんだとぉ〜!!?」
「なのにお前は噂で聞いた逢引場所に来ないどころか、星蓮に会うために劉家に来てたというし・・・一体どういうつもりだ!!?」
「正しいじゃん!俺のしてること!!」
言語道断、と言わんばかりに、自分を掴んでいる星影の手を振り払う林山。
「そんなしょうもない理由で、星蓮をそそのかして連れ出したのかお前は!」
「そそのかしてない!星蓮が是非確かめたいと言ってきたんだ!!」
「星蓮が・・・!?」
「こうなった以上はっきり答えてもらうぞ!お前はどういうつもりで桂蓮と会っていたんだ!?」
星影の問いに、困ったように黙り込む林山。視線を星影から反らし、口をへの字にする。
「黙り込んだって解決しないんだよ!確かにお前をだますようなまねをした事は謝るが、原因を作ったのはお前だ、林山!星蓮は不安だったんだぞ・・・愛情が自分から桂蓮に移ったんじゃないかって・・・。」
肩を掴み、揺さぶりながら星影は話を続ける。
「話せよ、星蓮のことを愛してるなら・・・!ちゃんとした理由があるならきちんと言ってくれよ!これ以上星蓮を不安にさせるな!!」
ここに来てようやく、林山の視線が星影へと戻る。
「わかった・・・。」
「それじゃあ―――!」
静かに、落ち着いた口調で言う林山に星影も安堵する。
「どうして俺が桂蓮に会っていたか、きちんと星蓮に話す。だから星影も・・・これ以上は聞かないでくれ。」
「林山!?」
「俺の口から、直接星蓮に伝えるよ。お前を介さずに、ちゃんと星蓮本人に言う。」
「林山・・・!」
「俺は星蓮の夫になる男だ。俺の妻は星蓮だけさ。」
林山の答えに、星影も納得したように頷く。
「お前がそういう気持ちならその方がいい。林山の口から、直接星蓮に伝えてやってくれ。」
「ああ。そのためにも星影、お前の提案に俺も乗るよ。」
「えっ!?いいのか林山!?」
「当然だろう?俺が星蓮と会わないことには、直接星蓮に伝えられないじゃないか。」
悪戯っぽく笑う林山に、星英もつられて笑う。
「そうと決まれば、さっそく役所で宦官の募集をしているか聞いてくるよ。林山はその間に身支度を整えておいてくれ。戻ったらその足で一緒に、厳師匠の元へ向かおう!」
「わかった。頼んだぞ、星影。」
手際よく言う星影に、林山も答えたのだが―――
「しかし星影、お前は本当にいいのか?」
少し控え目に林山は星影に言う。
「何がだ?」
不思議そうに言う星英に林山は言った。
「俺達のしようとしている事は違法だぞ。俺と星蓮は逃げればいいかもしれないが、お前一人放っておくわけには―――」
心配そうに言う林山。
「私は大丈夫。」
林山の言葉を遮るように、はっきりと星影は答える。
「林山と星蓮が夫婦になって、幸せに慣れればそれで私はいいんだよ。隠れて暮らすようになったとしても、2人がお互いを愛し合い、可愛い子供を作ってくれれば、私はそれだけで十分満足だ。」
「でも―――」
「私はどうせお嫁に行けない。好きな相手だってできるわけがない。恋なんてできない・・・。だからせめて、あなた達だけでも幸せになって欲しいの。」
「星影・・・!?」
「わかってちょうだい、林山・・・。」
一瞬星影が見せた、寂しそうな笑みと優しい口調の女言葉。なにか言いかけた林山を残し、彼女はそのまま庭を後にする。後に残された林山の周りには、桃の花びらがヒラヒラと舞っていた。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!
余談ですが、宦官について、いろいろ勉強したのですが、難しいですね(笑)
意外だったのが、ヨーロッパにも宦官的な人がいたことにびっくりしました!
以上、小話でした(笑)
※誤字・脱字・おかしい文のつなげ方を発見された方!!
こっそり教えてください・・・!!