第十三話 嫌なツケがまわってくる
「おはよう林山。ねえ、聞きましたか?昨日の騒ぎのこと?」
「おは・・・・!さ、騒ぎ・・・・て!?」
朝一番で、空飛からかけられた一言。まだ外が暗いうちから起き、眠い目を擦りながら自分の仕事場に行くと、そこにはすでに張空飛の姿があった。にこやかにいう彼を見ながら昨夜のことが頭をよぎる。
あれから、道に迷いながらもなんとか無事に自分の宿舎までたどり着いた星影。朝方だったこともあり、わずかな睡眠をとって自分の持ち場に来たのだが・・・。なにも知らない空飛を前にしろもどしつつも首を横に振った。
「な、なんかあったの?」
「あれ、知らないの?なんでも昨夜、賊がここに侵入したらしいのだけど・・・・その賊を全員返り討ちにした人がいるらしいんですよ!それも宦官が!!」
(・・・こんなことになるなら、着替えて探せばよかった。うん、今度からは着替えて探そう。)
目を輝かせながら言う空飛を見ながら、心の中で反省会をする星影。
「・・・・すごい宦官がいたもんだね。」
「そうでしょう?それで今ね、その宦官を探し回っているらしいのですよ。」
「・・・・・・・・!?」
その宦官を探し回っている?それってちょっと、いや!かなりまずくない!?もし見つかって、身元を調べられでもしたら偽造していることがばれてしまう。悪くすれば、この計画が暴露するばかりか、下手をすれば劉家・安家共に、一族・・・いや三族皆殺しに・・・・・・!!
そんな事を考えている星影だったが、空飛の意味ありげな視線に気づき目を反らす。
(もしかして・・・疑ってるのかな。)
宦官の正体が、安林山じゃないかだって。
「その話なら私も聞いたぞ。」
視線をそらしたその先に、琥珀が立っていた。
「こ、琥珀・・・。」
「なんでも稲妻のごとく現れ、疾風のごとく去って行ったそうだ。それもたった一人で。」
さわやかに話す琥珀に、星影は笑顔で答えていたが内心複雑だった。
琥珀・・・否、【伯燕】と言った方が正しいかもしれない。星影は昨夜、黒ずくめの怪しい男と密会していた。自分達とこうして呑気に挨拶をするところから考えると、彼は星影がその現場を見ていたことを知らないのだろう。それに星影が朝方戻った時、彼は寝台で休んでいた。
そんな星影の胸の内を知らない空飛は、彼女にとんでもないことを言った。
「ねえ、林山。賊を倒した宦官って、貴方のことじゃないんですか?」
(・・・・・なんでそうなるの・・・・・・!?)
まあ、確かに当たっているけど。でも、ここで話せばきっと・・・いいや絶対に大騒ぎになる。
正直星影は、空飛のことは嫌いではなかった。むしろ好きな方だった。昨夜のこともあり、琥珀に対して不信感は強まっていたが、空飛に対しては、その分好度感が強くなっていた。最も、空飛の優しい性質がそう思わせるのだろう。多くの宦官は、ずる賢いそうだが空飛にはそんな面がなかった。
(まあ、それがなくても空飛はいい奴なのだが。)
「な、なに言っているんだ!?私がそんな事をするわけないだろう!?第一、なんで私なんだ!?」
もちろん星影は否定する。下手なことを言って彼らまで巻き込むわけにはいかない。
「本当に?私はこの話を聞いて、絶対に貴方度と思ったのですが・・・琥珀はどう思いますか?」
「そうだな。腕の立つ宦官といったら・・・・やはり私も空飛と同じ意見だよ、林山。」
星影の返事を待つ二人。核心を突かれて黙り込んでしまう星影。
いくら二人が話の合う相手だといっても、真夜中に宿舎と離れたところに何故いたのか追求される事は目に見えていた。特に琥珀に関しては、今は信用できない。なにより、またあの男に会うのは嫌だった。こんなことになるなら、助けないほうが良かったかもしれない。なんか怪しい人だったし。かとか言って、放っておくわけにもいかなかったしな・・・・。
困っている人を見過ごせない自分が憎い。だが、いつまでも黙っているわけにはいかなかった。
(仕方ない・・・誤魔化せるところまで誤魔化すしかない。)
「あ、あのね・・・。」
彼女が言いかけたその時だった。それまで真剣な面持ちだった二人が、声を立てて笑い始める。状況をつかめない星影は呆気にとられた。
「林山てば、なに真剣に困っているのですか。冗談に決まっているでしょ?」
「本気にするなんて君らしくないな。」
彼らの笑う姿に確信する。どうやら自分はからかわれたみたいだった。安堵した星影だったが次第に腹が立ってきた。
「二人共!悪ふざけが過ぎるぞ!なんだよ、二人して・・・。」
ぶつくさ言う彼女に二人は悪びれた様子もなく言った。
「ああ、すまない。あんまり君が慌てるからつい。」
「でも、さすがに賊を追い払うことなんて私達には無理です。なんせ皇居に侵入するぐらいの賊ですよ。宦官の私達には到底太刀打ちできません。」
説得力のある空飛の話に琥珀も頷く。そんな二人の姿に星影は安堵する。どうやら二人には、バレなかったようだった。このまま話の流れに沿っていったほうが身の為ね。余計なことは言わないようにしよう。危機を回避した星影は、彼らに合わせるように相づちを打つ。
「当たり前だよ!宦官が賊に敵うわけがないさ!きっと武官の人だったんじゃないかな。」
「しかし、ご本人は宦官だったとおっしゃっていましたよ。」
「もしかしたら、見間違えたのかもしれないな。暗闇で襲われたそうだからね。」
琥珀の言葉に頷く空飛を見て星影は内心喜んだ。
これでもう、私が本人だと思うこともないだろう。探すにしても、この広い後宮にいる何千の宦官を調べて見つけるなんてできるわけがない。きっと途中で疲れて諦めてしまうに違いない。
安心した星影だったが、ここで一つの疑問が残った。
あの襲われていた男は一体何者だろう・・・?男の自分(!?)を口説いてきた身分の高そうな人物。おそらく身分の高い人であろうが、あんな人がいるなんて世も末ね・・。どっちにせよ、もう自分には関係ない人だけど。
「そうですよね、林山?」
突然の空飛の声。どうやら自分に何か意見を求めたらしいが、話を聞いていなかった彼女は適当に話を合わせる。
「え、ああ。そうだよね。なあ、琥珀?」
ここは琥珀に話を振って内容を聞きだそう。しかし琥珀は、星影の問いに笑いながら、そうだね、と頷くだけだった。そうしているうちに再び空飛がしゃべりだす。
「でも本当にすごいですね、その人。」
「ああ。名も告げずに去っていくとは・・・まさに漢だな。」
「きっと、武芸の達人なんでしょうね!」
どうやら、自分の活躍について語っていたらしい。あんまり関わりたくないけど・・・仕方ない、話に付き合うか。
(黙り込んでいて、疑われるのもいやだし。)
「今時いるんだね〜名前も告げずに去るなんてさ!」
「それだけじゃないんですよ、林山!その人、ご褒美まで断ったそうですよ!」
「その話なら、私も聞いたぞ。『褒美目当てで、人助けをしたのではありません。』と、申したそうだ。」
「なにそれ!?」
(私そんなこと言ってないよ!?なんか、噂話に尾ひれがついてない!?)
「驚きですよね〜『あなた様をお助けするために、天より参りました。』とか言ったそうですし!」
「なんなのそれ!?」
(私は、星蓮を助けるために後宮に来ただけであって、変態を助けるために来たわけじゃない!!)
「世の中・・・いろんな人がいるんですね。」
「そうだな。その人みたいな、奇特な人もいるようだね。」
「・・・・なんとも言えない。」
(開いた口が、ふさがらないよ・・・。)
たった半日で、これほどまでに話が大きくなっていることに、驚きと呆れを感じる星影。
「とにかく、今朝からこの話題で持ちきりなんですよ!」
「他に話すことはないの?」
「ないから、話題になるんですよ。ここは後宮ですからね〜どんな些細なことでも、すぐに広まるんですよ。」
「空飛の言う通りだ。一部を除いては、ここは完全に隔離された場所。池の水面に石を落とした時の波紋のごとく、伝わっていくんだよ。その石が大きければ大きいほど、その波紋も大きく広がっていくのさ。」
静かな口調で言う琥珀の視線は、星影へと向けられていた。
「そういうわけだから林山、君は特に気をつけた方がいいぞ。」
「どういう意味だ・・・琥珀?」
「池には、花もあれば、飾りの石もある。それにあたれば、波紋は形を変える。形を変えて、届かないはずの場所に、意外な形で伝わったりもするんだよ。」
「・・・つまり、真実が正しく伝わらないこともあると?」
「正解。」
短くいうと、にっこりと笑う琥珀。そして視線を、星影から空飛に向ける。
「しかし、普段から話題が少ないと、こういった話はどうしても気になるね。空飛もなかなか、おしゃべりが好きなんじゃないかい?」
「え!いや・・・私はそんな〜」
「実は私も好きなんだよ。ワクワクしないかい?同じ宦官で、あれだけの偉業をやってのける宦官のことを?」
「え!?琥珀もそう思います!?」
「ちょっと、二人共・・・!」
「どんな人でしょうね〜賊を倒した宦官!」
「ああ、一目会ってみたいね。」
そう言って、楽しそうに話し始める空飛と琥珀。二人の耳に、星影の言葉が届くことはなかった。それどころか、
「林山もそう思いますよね!かっこいいと思いませんか!?」
同意を求められる始末。
「・・・・うん、そうだね。」
面倒くさくなった星影は、乾いた笑みを浮かべる。正直、二人の言葉に、一喜一憂しているのが馬鹿馬鹿しくなったのだ。
(なんか馬鹿らしい・・・。適当に相づちをうてばいいか。)
そう結論付けると、盛り上がっている二人の会話の輪に加わる星影。
「一人で、数十人の賊を倒してお救いするなんて・・・武官顔負けですね!」
「しかも、見返りを要求するどころか断るとは・・・よほどの御仁だろうな。」
「そうそう!私達には真似できない、立派な人じゃないか〜!?」
「立派な方ですよ!皇帝陛下をお助けしたんですから!」
「ああ、見事に皇帝陛下をお助けしたのだからな。」
「そうそう!皇帝陛下をお助けするなん・・・・・・」
投げやりで言っていた星影の言葉が止まる。否、空飛と琥珀が言ったことと自分が言った言葉によって、声が出なくなったと言うほうが正しいだろう。
・・・こうていへいか?
へいか?ヘイカ?平価?兵科?幣か?兵か?塀か?丙か?兵家?兵火?陛下?・・・・・
陛下―――――――!?
「ちょ、ちょっと!陛下って、まさか・・・皇帝陛下の―――!!」
星影が声を上げたのと、扉が音を立てて開いたのはほぼ同時だった。三人が扉に目をやると、そこには、昨夜星影が助けた男が立っていた。
「げっ!?あの時のぉ!!?」
「おお!やっと見つけたぞぉ!!」
男は嬉しそうに星影に近づいてきた。肩で息をしているところを見ると走ってきたのが良くわかる。
「お、お待ちください!!」
その後から、同じく息を切らせながら現上司である黄藩や楊律明、呂文京といった他の宦官達が現れた。大半は見慣れない宦官だったが、服装からして高級宦官であることはわかる。皆、肩で息をしていることから、やはり彼らも走ってきたのだろう。その様子に混乱する星影一同。男はそんな星影達の様子に気づきもせず、黄藩達に星影を見せびらかすようにその肩を抱きながら言った。
「間違いない!この者だ!朕を助けた宦官は!!」
「えええええ!!!」
星影を含めた全員が、大きな叫び声を上げる。いっせいに、その場にいる者達の視線が星影一人にふり注ぐ。その視線を目の当たりにして、彼女自身も混乱する。
何故?どうして私の居場所がわかったの!?何千にもいる宦官の中から、どうやって私を探し当てたの!?それも下っ端の宦官をたった一日・・・いや、半日で?ていうか、この人いったい・・?
(自分のことを“朕”なんて言って・・・。)
戸惑いつつも、なんとなく横目で琥珀と名乗る郭伯と空飛の方を見る。星影が見た彼らの表情からは、驚愕とも畏怖とも狂喜とも取れるなんともいえない顔をしていた。しかし自分達を見るその目は生き生きとしていた。
「安林山。」
突然、甲高い声で今の自分の名を呼ばれて星影は我に返る。声の主は上司である宦官の黄藩だった。
「お前に、尋ねたいことがあります。もう知っているとは思いますが、昨夜東の庭にて、陛下のお命を狙う逆賊が侵入しました。その話はあなたも聞いていますね?」
はい、と星影は返事をする。
やはり昨日の男たちは賊だったのね。あれだけの強固な後宮の警備をかいくぐって忍び込んだのだから、まさかとは思っていたのだけど。
いや、それよりも―――
「あ、あの・・・『陛下』って・・・?」
自分が助けたのは、目の前にいる男。昨夜とは打って変わって身なりを整えている男。しかもよくよく見れば、その服装はこの国でただ1人しか出来ない立派な姿をしていた。龍の絵柄が施された衣装、唾のついた見事な帽子、豪華な金細工を施した剣、質の良い玉・・・。
(まさか―――!?)
星影の中で認めたく会い事実がまとまる。
私が助けたのは目の前にいる男だけど・・・!
「幸い陛下に大事はありませんでしたが、率直に言います。陛下をお助けしたのはお前ですね?」
ヘイカヲオタスケシタノハオマエデスネ?
「え・・・?」
私が助けたのはここにいる怪しい趣味を持つ、皇族らしいこの男なんですけど。口ごもる星影に黄藩は話を続ける。
「陛下がおっしゃるには、自分を助けたのはお前だと申しておられるのですぞ。」
「そんな!なにかのお間違いでしょう!?」
そう、自分が助けたのは、ここにいる変な男。間違っても漢帝国の皇帝があんな変態なわけがない。いや、皇帝陛下であってほしくない!
「馬鹿を申せ!その方、朕が嘘をついていると申すのか?」
途端に、耳元で怒鳴りつけられた。男が不機嫌そうに自分を睨んでいた。ただでさえわけがわからない状況のなか、耳元で怒鳴られた星影は苛立ちのため自然と口調が荒くなる。
「な、いきなり耳元で大声を出すな!!第一、どうしてあなたにそんな事を言われなければならないのですか?関係ないでしょう!?」
言った瞬間、罵声とも悲鳴とも近い声が響く。すかさず裾を黄藩に引っ張られる。
「安林山!!なんと言う恐れ多いことを!この無礼者が!!まったくお主と言うやつは!喧嘩はするわ、言葉遣いは汚いわ、目上を敬わないわ、挙句の果てには夜中に無断で後宮を徘徊するわ、本当に宦官にあるまじきことばかりして!!自重しなさい!!!」
真っ赤な顔をして怒る黄藩。それに星影が反論しようとした矢先、今度は後ろに引っ張られる。
「琥珀!?空飛!?」
見るとそこには、顔色を変えた琥珀と空飛の姿があった。顔を引きつらせいた琥珀と顔面蒼白の空飛がいた。
「林山!なんて失礼なことを!!君は自分がなにを言っているのがわかっているのか!?」
「そうですよ!林山、なんてことを言っているんですか!不謹慎です!早く謝ってください!!」
何故か中腰の状態で必死に訴えてくる二人。彼らだけではない。
「早く謝りなさいよ!!ぐずぐずしない!!」
「そうよ!この無神経男!!」
「いくら朝だからって寝ぼけすぎだわ!!」
周りの者たちも必死に訴える・・・というよりは、口々に非難し始めた。
(一体どうなっているの!?何故私が、怒られなきゃいけないの!?)
ますます混乱する星影に追い討ちをかけたのは。例の男の一言だった。
「皆の者落ち着け!朕は怒ってはおらん。仮にも朕の恩人であるぞ。」
「だから、あんた一体なんなんだよ!?偉そうなことばっかり言って!何様のつもりだ・・・?」
「な・・お主朕が誰か知らんのか!?」
半場混乱したような声をだす男。半場怒りぎみに答える星影。
「ああ知らないよ!!琥珀!空飛!いったい誰なのんだ?このおっさんは!?」
「おっ、おっさん!!?」
「り、林山!?ほ、ほほほほ本当にわからないの!?」
「知るか!こんな怪しいおっさん!!」
彼女の一言に、とうとう黄藩が切れた。ツカツカと、大またで星影の前まで来る。そして男に一礼すると、思いっきり星影の耳をつねあげた。
「痛ったぁ!!ちょ、黄藩様!?」
「林山!!!分からないと言うなら教えてあげましょう!!!ここにいらっしゃるお方こそ、漢王朝第七代皇帝陛下、劉徹様にあらせられるぞ!!!!控えなさぁ――――――い!!!!この無礼者がぁぁぁ!!!!!!」
この罵声に近い声に、全員が息を呑む。
・・・へいか?ヘイカ?平価?兵科?幣か?兵か?塀か?丙か?兵家?兵火?陛下?・・・・・
陛下―――――――!?
「えええ!?あ、あなた様が皇帝陛下ぁぁぁ―――――!!?」
今度は部屋に星影の叫び声が響き渡った。
「・・・・知らなかったのか?」
小声で尋ねる琥珀に星影は、うん、と答える。
「なんということだ・・・。」
「今ごろ気づいたの?林山・・・。」
思わず呆れる琥珀と空飛。
「あ、あなたって人は・・・。」
星影の耳をつねあげていた黄藩の手が離れる。そのまま尻餅をつく。呆れかえったのは彼らだけではなかった。それは周りもみんな呆気にとられて固まっていた。
最も本人は半場放心状態だったのだが。まさか自分が助けた変な男こそ、漢帝国始まって以来の名君・劉徹様、皇帝陛下だったとは・・・!!目だけで相手を見ると、彼もまた呆れた表情で彼女を見ていた。
【陛下に対する無礼は不越罪】=つまり、三族皆殺し。
頭の中にその言葉が浮かぶ。自分が言った言葉は間違いなく陛下を怒らせたであろう。
・・・星蓮ごめんなさい。お姉ちゃん、あなたを後宮から助けられないかもしれない。
林山ごめんなさい。貴方のふりをしたことをご両親に説明することができなさそうにないわ。どうやら私、正体がばれるよりも先に寿命が尽きるみたいです。短気で有名な皇帝に無礼を働きました。心残りは貴方たち2人を引き合わせることができなかったこと。
(・・ゴメンナサイ。そして、さようなら・・・・!!)
ただ一人星影だけが、心の中で懺悔していた。
「あ!」
小さな音が響く。
「何もしていないのに割れた・・・?」
割れたのは玉けつだった。それも最近買ったばかりの新品。婚約の記念にと星影が贈ってくれたものの1つだった。林山の脳裏に不安がよぎる。
「星影の奴・・なにか問題起こしてないといいけどな。」
皇居がある方向を見ながら本物の林山は大きくため息をついた。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!
オリジナルで書いてる点も多いので、ご了承ください(大汗)
※小説を読んでいて、誤字・脱字・文章のつなげ方がおかしいよ、という箇所を見つけられた方!
こっそり教えてください(苦笑)
ヘタレで、すみません。。。