【side.B】夏白菊の愛を贈る
世界の片隅で、悲運に分かたれた物語。
政府軍。革命軍。護る者。壊す者。
かつて一番近くに居たふたりは、どうしようもなく道を違えてしまっていた。
望みは、小さくてささやかで瑣末で、―――それでも、それまでを何もかも手放しても構わなかった。
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遺されたのは、君の笑顔の記憶だけだった。
諦められずに、いつまでも姿を探して、幻影を追って。
それでもいいと、思っていた。
他に欲しいものなんて、何もないと思っていた。
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「フタツノ花、言葉」【side.B】夏白菊の愛を贈る
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―――あなたは今、どこに生きていますか?
政府軍。革命軍。護る者。壊す者。
かつて一番近くに居たふたりは、どうしようもなく道を違えてしまっていた。
望みは、小さくてささやかで瑣末で、―――それでも、それまでを何もかも手放しても構わなかった。
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遺されたのは、君の笑顔の記憶だけだった。
諦められずに、いつまでも姿を探して、幻影を追って。
それでもいいと、思っていた。
他に欲しいものなんて、何もないと思っていた。
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「フタツノ花、言葉」【side.B】夏白菊の愛を贈る
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―――あなたは今、どこに生きていますか?
それでも、変わらない蒼穹の向こう
2013/10/09 23:07