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少年サッカー 第4話 短編版

作者: 岩田 ヒロ
掲載日:2026/05/16

 ユースケに「コーチはみんなトレ・シューだよ」と言われ、形から入ってアディダスのトレシューとウェアを買った。村上コーチから借りた公式ルールブックも読み始めたが、4級審判資格が必要と知り、急にプレッシャーが増す。

 直接FKと間接FKの違いをユースケに出題すると即答され、「知らなかったの?」と笑われた。


 金曜夜のコーチ会では、明日の練習メニューの説明が進む中、6年担当の高橋コーチが「ユーキの母親に、なぜ試合に出れないのか聞かれた」と困った顔をする。

 吉田代表は「たまにいますよ。ポジションや起用に口を出す親御さん」と苦笑した。


 高学年になると実力差がはっきりし、ポジションも固定される。

 村上コーチは「ナオヤは後半の切り札。リュージも途中出場させますよ。存在感だけで相手が焦ります」と話し、山下コーチも頷く。


 一方ユーキは特徴が薄く、起用すると他の選手が疑問を持つ可能性があるという。

「勝つためのベストメンバーで決めています」と答えた高橋コーチに、吉田代表は「理念に沿っています。親御さんへの説明は私がします」と支えた。


 ――コーチは大変だ。練習、試合、選手、親。無償で続ける精神力に頭が下がる。

 それでも、こうして話せる仲間がいることが少し心を軽くした。


 翌朝、新横の河川敷でピッチ作り。石灰で白線を引く作業は想像以上に難しい。

 選手たちも手伝い、なんとか9時に完成した。

 ――これは慣れるまで大変だ。

本編はこちらから

https://ncode.syosetu.com/n0828ls/4

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