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ARASHIのSNS

深夜、ARASHIはベッドの上でスマホを構えた。

画面に映るのは、公式アカウントではなく、自らが更新してきた“ナイトエッジの顔”としてのSNSページ。

彼は指先を走らせながら、悪戯っぽい笑みを浮かべた。


――投稿完了。


その瞬間、世界中のファンが目を覚ますことになる。


> 春LIVE開催決定

今回は特別に駄犬共、お前らの願いを聞き入れてやったぞ。

嬉しいだろ?

オレ様が自ら動いてやったんだから、泣いて喜べ。


今回のライブでは特別に公式グッズ“リストバンド”を販売する。

しかも2種類だ。


リストバンドARASHIカラー(黒)


リストバンドユウクカラー(白)

それぞれ限定100個ずつ。



言っておくが、当たり前だけどネット販売なんかで買おうとか甘い考えはするなよ?

ナイトエッジのファンならライブ会場で並んで買え、駄犬共。

もちろん、オレ様に会いたいだろ?


#さぁ祭りの始まりだ

#最高に楽しい夢を

#ナイトエッジと見ようぜ

#駄犬共


またな♡

さぁ、眠れない夜を過ごしてよ。




投稿を読み返したARASHIは、満足そうにスマホを伏せる。

「……これで奴らは狂喜乱舞だな」


横で雑誌を閉じていたユウクが、半眼で彼を見ていた。

「なぁ、ARASHI……お前さぁ、ほんとファン煽るの好きだよな」

「事実を言っただけだよ。ボクが動いたから、あいつらの願いが叶った。それに――」


ARASHIはわざとらしく唇の端を上げる。

「駄犬共は、こうやって首輪をチラつかせてやらなきゃ大人しく待てないんだ」


ユウクは思わず吹き出した。

「悪い顔してるぞ……いや、でもまぁ、これでファンは大喜びだろうな」

「でしょ?」


窓の外には、月明かりが差し込んでいた。

その下で、二人だけが知る“特別仕様”のリストバンドが、密かに準備されていく。


ファンはまだ知らない。

次のライブが、ただのライブではなく、“お祭り”になることを。

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